日焼け止めで肌荒れするのはなぜ?

肌の健康のために日焼け止めを塗っているはずなのに、なぜか肌荒れを起こしてしまうという人もいるのではないでしょうか。

日焼け止めで肌荒れを起こしてしまったときに考えられる原因は、以下の5つです。

・肌に合わない成分が入っている
・SPF/PAが強すぎるから
・保湿が足りていないから
・洗顔で日焼け止めを落としきれていないから
・去年の日焼け止めを使っているから

それぞれについて詳しく説明するので、参考にしてみてくださいね。

肌に合わない成分が入っているから

日焼け止め
多くの日焼け止めには「紫外線吸収剤」が入っています。

紫外線吸収剤とは、紫外線を吸収し、化学的にエネルギーに変換して放出してくれる成分のことで、日焼け防止効果が高いのが特徴です。

じつはこの「紫外線吸収剤」は、皮脂や汗も吸収してしまうので、敏感肌や乾燥肌の人には合わないことがあるのです。

ほかにも日焼け止めを長持ちさせるために入っている「防腐剤」や「着色料」も、肌に合わない可能性がある成分です。

参考:紫外線吸収剤(しがいせんきゅうしゅうざい) 特徴・使用用途|一般社団法人 日本スキンケア協会

SPF/PAが強すぎるから

SPFとPAは、UVBとUVAそれぞれを防御する効果の度合いを示す指標です。

SPFとPAの数値が高い日焼け止めは、より紫外線の防止効果が高いと言えます。しかしその分肌への負担も大きくなるのが特徴。

SPFとPAは日焼け止めのパッケージに記載されています。

肌荒れが気になる人はSPFやPAの値が低い日焼け止めを選び、こまめに塗り直すようにしましょう。

日常生活で日焼け止めを使用する場合は、SPF30、PA++程度で十分だといわれています。

生活に適した紫外線防止効果の日焼け止めを使うようにしましょう。

参考:紫外線防止の基本|日本化粧品工業会

保湿が足りていないから

日焼け止め 肌 保湿
肌の乾燥は肌荒れを起こす大きな原因のひとつです。

もともと肌に保湿が足りていない状態で日焼け止めを塗ると、さらに乾燥してしまい、肌荒れの原因になりかねません。

メイクをする前に化粧水や乳液で保湿をするのと同じように、日焼け止めを塗る前にもしっかり保湿することが大切です

肌をしっかり保湿しておくことで、肌と日焼け止めとの密着度を高めることもできます。

とくに乾燥肌の人や敏感肌の人は、保湿成分が配合された日焼け止めを選ぶようにしましょう。

洗顔で日焼け止めを落とし切れていないから

洗顔をする女性
洗顔で日焼け止めを落とし切れていないことも、肌荒れの要因のひとつです。

髪の生え際や首元まで日焼け止めを塗る人も多いのではないでしょうか。

じつは首元や耳元、髪の毛の生え際は、意外と洗顔で洗い残しやすい部分です。

日焼け止めが残っていると毛穴に詰まり、肌荒れやニキビの原因にもなってしまいます。しっかり洗顔して洗い残しがないようにしましょう。

また日焼け止めの種類によっては石けんで落とせるタイプもありますが、一般的な日焼け止めはクレンジングを使ってしっかり落とすようにしましょう。

石けんで落とせるタイプを使用していても、上からメイクをしている場合はクレンジングを使ってくださいね。

去年の日焼け止めを使っているから

開封から時間が経って劣化した日焼け止めは、肌荒れの原因になります。

劣化した日焼け止めは雑菌が繁殖していることが多いです。

雑菌だらけの日焼け止めを塗ることで、肌に負担がかかり、乾燥やかゆみなどを起こしてしまうことがあるので注意が必要です。

日焼け止めとしての効果も薄れてしまうので、古い日焼け止めは買い替えるようにしましょう。

日焼け止めの使用期限は、製造日から3年以内が一般的。しかし封を開けたらなるべく早めに使い切ってください。

「去年の夏に使いきれなかった日焼け止めを今年の夏にまた使う」のは避けましょう。基本的に封を開けたらそのシーズン内に使い切るのがベストです。
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日焼け止めで肌荒れしたときの対処法は?

実際に日焼け止めで肌が荒れてしまったら、どうしたら良いのでしょうか。

まずはしっかり洗い残してよく保湿するようにしましょう。

日焼け止めを洗い流してよく保湿する

日焼け止め 洗い流す
肌荒れをしてしまったら日焼け止めを洗い流し、よく保湿することが大切です。

肌に合わない成分が皮膚に残っていると刺激になり、肌荒れが悪化してしまいます。なるべく擦らないように、やさしく洗い流しましょう。

また肌の乾燥によるバリア機能の低下も、肌荒れの原因のひとつです。

乾燥した肌は日焼けもしやすくなってしまうので、日焼け止めを洗い流したあとは、ていねいに保湿するようにしましょう。

肌荒れしてるときは日焼け止めを塗る?

肌荒れが起きた場合は、治療を優先することが大切です。日焼け止めを塗るのはやめましょう。

肌が荒れた状態で日焼け止めを使い続けると、肌荒れが悪化してしまう可能性があります。すぐに使用を中止するようにしましょう。

ただし日焼け止めを塗らずに外出すると、紫外線によるダメージでさらに肌荒れしてしまう恐れがあります。

日傘やサングラス、アームカバーなどを使って、紫外線から肌を守りましょう。

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肌荒れしにくい日焼け止めの選び方

日焼け止め
日焼け止めによる肌荒れが落ち着いたら、肌にやさしい日焼け止めを探しましょう。コンビニや薬局で手に入るものもあるので、ぜひチェックしてみてください。

成分が自身の肌に合っていない場合や、とくに肌が弱っている場合は、低刺激な日焼け止めでも肌荒れしてしまうことも。

少しでも肌に違和感があれば、すぐに洗い流すようにしましょう。

深刻な肌荒れの場合は皮膚科を受診してくださいね。

「紫外線吸収剤不使用」を選ぶ

日焼け止めに含まれている紫外線カット成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。

肌荒れが気になる人におすすめなのは、「紫外線散乱剤」を使用している日焼け止め。

パッケージに「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」「紫外線吸収剤不使用」と書いてあることが多いので、注目してみましょう。

「アルコールフリー」「無添加」タイプを選ぶ

パッケージに「アルコールフリー」や「無添加タイプ」という表記のある日焼け止めも、肌荒れをしやすい人におすすめです。

アルコールや添加物は肌への刺激になりやすい
ので、肌荒れしやすい人は避けたほうがいいでしょう。

赤ちゃんが使えることをうたっている商品を選ぶのもおすすめです。

保湿成分が豊富な日焼け止めを選ぶ

日焼け止め よく伸びるテクスチャー
「日焼け止めを塗ると乾燥を感じる」という方も多いのではないでしょうか。

肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が低下すると肌トラブルを起こしやすくなってしまうので、うるおいを保持する成分が配合されている日焼け止めを選びましょう。

「ヒアルロン酸」や「セラミド」、植物エキスなど、パッケージや商品ページに保湿成分の記載があるかチェックしてみてくださいね。

日焼け止めを塗る前に保湿するのも忘れないようにしましょう。

石けんオフできる日焼け止めを選ぶ

石けんで落とせる日焼け止めは、肌に優しい成分で作られていることが多いので、肌荒れをしやすい方にもおすすめです。

石けんで落とせる日焼け止めを使っていれば、メイクをしていない日は、化粧落とし(クレンジング)を使用する必要がありません。

石けんオフの表記がない日焼け止めの場合、ノーメイクでもクレンジングを使って落とさなければならず、肌へのダメージが増えてしまいます。

肌荒れしやすい方には石けんで落とせる日焼け止めを選ぶことをおすすめします。

よく伸びる軽いテクスチャーを選ぶ

よく伸びるテクスチャーの日焼け止めは、塗るとき肌との摩擦が少ないので、肌への刺激も抑えられます。

とくにおすすめなのは、ローションタイプやジェルタイプ。水分が多く含まれているので、肌が乾燥しづらくなります。

塗るときに直接肌に触れないという点で、スプレータイプもいいでしょう。

ただし水分の多い日焼け止めは落ちやすいという欠点があります。こまめに塗り直すようにしましょう。

ベタっとしていて伸びにくい日焼け止めは肌への密着度が高く、落ちづらいのが魅力です。

しかしその分日焼け止めが毛穴に残りやすく、しっかり落とさないと肌荒れに繋がる恐れがあります。

肌が荒れやすい人は、伸びのよいテクスチャーの日焼け止めがおすすめ。

肌荒れしにくい日焼け止めの塗り方

日焼け止め 塗る女性
最後に日焼け止めを塗るときの注意点と、正しい塗り方を解説します。良い日焼け止めを効果的に使って、肌荒れと日焼けから大切な肌を守りましょう。

使う前にテストする

日焼け止めで肌荒れしてしまう人のなかには、もともと肌が弱いという人も多いのではないでしょうか。

とくに敏感肌のひとは、日焼け止めを広範囲に塗る前に、試し塗りするようにしましょう。

反応が起きやすいのは皮膚のやわらかい部分なので、二の腕で試すのがおすすめ。

30分後、24時間後、48時間後の肌の状態を確認して、異常がなければ使用してもよいでしょう。

少しでもかゆみや赤みが出た場合は、その日焼け止めは使用しないほうがよさそうです。

皮膚科でパッチテストを受けることもできるので、アレルギーの原因物質を知りたい人は受診してみるといいかもしれません。

参考:かぶれ Q8-皮膚科Q&A|公益社団法人日本皮膚科学会

ムラにならないようやさしく塗る

日焼け止めは日焼けを防ぐために塗るものなので、塗りムラができてはいけません。

まず額、両頬、鼻先、あごの5点に日焼け止めを置きます。指全体で顔の内側から外側に向かって伸ばすように塗りましょう。

指に力が入ると摩擦が起きて、肌に刺激を与えてしまいます。なるべく肌にやさしく触れることが大切です。

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肌荒れしやすい人におすすめの日焼け止め

1.dプログラム「アレルバリア エッセンスN」

種別名称 化粧品
SPF/PA SPF50+
PA++++
紫外線吸収剤 不使用
タイプ ミルク・ローションタイプ
成分 エリスリトール(うるおい保湿)
キシリトール(うるおい保湿)
トレハロース(うるおい保湿)
グリセリン(うるおい保湿)
アセチルヒアルロン酸(保湿)
特徴 乳幼児にも使える
石けんオフできる
パラベン(防腐剤)フリー
アルコールフリー
鉱物油フリー
無香料・無着色
「アレルバリア エッセンス N」は、資生堂が展開する敏感肌向けのスキンケアブランド「dプログラム」の商品です。

高いSPFとPAの値で紫外線を防御するほか、花粉やちり、ほこりなどの微粒子から肌を守る機能もあります。

敏感肌向けのブランドの商品なので、紫外線吸収剤不使用、パラベンフリーやアルコールフリーが叶っているのがポイント。

敏感肌の方によるパッチテストやスティンギングテスト済み※です。

紫外線をしっかり防御できる日中用の美容液を探している人におすすめ。

※すべての方にアレルギーや皮ふ刺激がおきないわけではありません。

2.ミノン「UVマイルドミルク」

種別名称 医薬部外品
販売名 DSUVマイルドミルク
SPF/PA SPF50+
PA++++
紫外線吸収剤 不使用
タイプ ミルクタイプ
成分 【有効成分】
グリチルリチン酸2K
特徴 赤ちゃんにも使える
石けんオフできる
パラベン(防腐剤)フリー
アルコールフリー
無香料・無着色
ミノン「UVマイルドミルク」は、敏感肌の人に向けた医薬部外品の日焼け止めです。

肌荒れを防ぐ有効成分である、グリチルリチン酸2Kが配合されているのが特徴。紫外線はもちろん、肌荒れも防いでくれます。

アレルギーテスト、パッチテスト、スティンギングテスト済み※。

洗顔料でオフできますが、落ちにくい場合はクレンジングを使用してしっかり落とすことが推奨されています。

さらっとしていてベタつきの少ないミルクタイプ。敏感な肌にもやさしくなじませることができますよ。

※すべての方にアレルギーや皮膚刺激がおこらないというわけではありません。

3.キュレル「潤浸保湿 UVローション」

種別名称 医薬部外品
販売名 CurélUVローションF
SPF/PA SPF50+
PA+++
紫外線吸収剤 不使用
タイプ ローション(乳液)タイプ
成分 【有効成分】
消炎剤(グリチルリチン酸ステアリル)

【その他の成分】
セラミド機能成分※2(保湿成分)
ユーカリエキス(保湿成分)
アスナロエキス(保湿成分)
特徴 赤ちゃんにも使える
アルコールフリー
無香料・無着色
キュレル「潤浸保湿 UVローション」は、乾燥肌の人におすすめのセラミドケア※1できる日焼け止め。

セラミド機能成分※2を含む3つの保湿成分配合で、うるおいを保ってくれます。

肌荒れの原因になりやすい花粉やほこり、ちりの付着も防いでくれるのが嬉しいポイント。

赤ちゃんのデリケートな肌にも使えるので、日焼け止めで肌が荒れがちな人でも使いやすいのではないでしょうか。

顔に塗った日焼け止めを落とすときには、クレンジングを使用してしっかり落としましょう。

※1 セラミドの働きを補い潤いを与える

※2 ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド

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※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

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