日焼け後の肌サイクルを知って早く対処しよう
そして炎症がおさまったあとは、肌に色素が沈着し、黒っぽい肌になってしまう症状が数か月続きます。
それぞれの症状が紫外線を浴びてから、どのくらいで発生し、どのくらいでおさまるのかは以下の表の通りです。
肌が赤くなり、炎症や皮むけがおきる | 約8時間後~72時間後 |
肌が黒くなり、色素沈着がおきる | 約3日後~数か月 |
素早く対処しないと、水ぶくれを発症したり、痛みがひどくなったり、悪化してしまうことも。
日頃の紫外線対策はもちろん、うっかり日焼けしてしまった場合は、素早いアフターケアが必須なのです。
参考:日焼けから肌を守りましょう|今月の健康コラム|一般社団法人 千葉市医師会
赤みがおさまるのは何日後?
サンバーンが起こるのは、紫外線を浴びてから8時間~24時間がたったころからです。
そして紫外線を浴びてから約2~3日後に、症状がおさまると言われています。
黒くなるのは何日後?
肌が黒くなってしまった場合、数週間〜数か月で黒っぽさが消えると言われています。
「サンタン」は紫外線を浴びたことで、メラニンが増加して起きる現象です。
肌を黒くする原因のメラニンが、肌に定着し始めるのが、紫外線を浴びてから約3日後。
3日以内に、日焼けによるダメージをいかに鎮めるかが大切です。
肌が元に戻るのは何日後?
通常、肌の細胞が生まれ変わるのに必要な期間は、約4週間。
しかし紫外線を浴びてしまった場合は、肌が受けたダメージの修復に時間がかかってしまうのです。
紫外線によってダメージを受けた肌を、スキンケアで回復してあげましょう。
日焼け後すぐのアフターケア方法
大切なのは、冷やして、保湿することです。
詳しくステップを説明するので、実践してみてくださいね。
1.冷やす
やけどしたときに患部を冷やすのと同じように、ほてりや赤みがある部分の熱を下げましょう。
当てるのは、保冷剤や、氷と水を入れた袋をタオルにくるんだものがおすすめ。
からだ全体が火照っている場合は、冷たいシャワーを当てて冷やしてもいいでしょう。
2.保湿する
肌の赤みや火照りがおさまってきたら、しっかり保湿して、水分を補給しましょう。化粧水などスキンケア製品を使うときは、強く叩き込まず、やさしく浸みこませるように使うのがおすすめ。
炎症や痛みが続いている肌にとっては、普段使っているスキンケアが刺激になることも。
スキンケア製品を使って、普段と違うと感じたり、しみたりする場合は使用を控えてください。
炎症がおさまるまで冷やして、敏感肌向けのアイテムで保湿するのがおすすめです。
アフターケアをしないとどうなる?
・「サンバーン」が長引いて痛む
・メラニンが蓄積してシミになる
・乾燥によるシワが増える
・肌のハリがなくなり、たるむ
紫外線を浴びたあとすぐのアフターケアを怠ると、「サンバーン」が長引いたり悪化したりしてしまいます。
日焼けした部分が腫れたり、水ぶくれになったり、赤みがひどくなったりすることも。
また「サンタン」のもとになるメラニンが、排出されずに沈着してしまうと、シミに繋がることがあります。
日焼けをして水分が蒸発し乾燥した肌には、シミだけでなく、シワができやすくなってしまうのです。
紫外線には、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊する作用があります。コラーゲンやエラスチンが正常に作用しなくなると、たるみやシワに繋がってしまうのです。
日焼け後に避けたい対処法
・皮をむく
・熱い湯船に入る
・新しいスキンケアを試す
詳しく説明するので、参考にしてみてくださいね。
皮をむく
無理に皮を引き離してしまうと、刺激に弱い未熟な肌が出てきてしまいます。未熟な肌は紫外線の影響を受けやすく、シミやシワになりやすいのが特徴。
皮がむけかけていたら、未熟な肌組織をまもるために、肌を保湿しましょう。
熱い湯船に入る
40度以上のお湯は、肌の皮脂を溶かしてしまい、乾燥に繋がってしまうのです。体温と同じ37度くらいのシャワーがおすすめ。
またシャワーの水圧が強いと、肌への物理的な刺激になってしまうことがあります。
37度くらいで、弱めの水圧のシャワーを使いましょう。
参考:お肌のバリア機能を傷つけない生活って?|明治薬科大学セルフメディケーション学研究室
新しいスキンケアを試す
紫外線を浴びてダメージを受けている肌は、普段より敏感になっています。敏感な肌に新しいスキンケアをあれこれ試すと、刺激になってしまうことも。
できるだけ使い慣れた普段のスキンケアを使って、保湿するようにしましょう。
普段のスキンケアがしみたり、合わないと感じる場合は、敏感肌向けのスキンケアを使うようにしてみてください。
うっかり日焼けのよくある原因
対策はきちんとしていたはずなのに、日焼けしてしまった原因はなんだったのでしょうか。
うっかり日焼けの原因は、日焼けしやすい肌タイプ、日焼け止めの塗りムラや塗り忘れかもしれません。
日焼けしやすい肌タイプ
紫外線を浴びてから肌が黒くなるまでは、平均的に約3日ほどと言われています。それよりも早く黒くなり始めるという人は、日焼けしやすい肌タイプかもしれません。
なんらかの原因で、紫外線の刺激に敏感になり、肌を黒くするメラニン色素が多く生成されてしまうのです。
また乾燥肌や敏感肌の人も日焼けしやすく、紫外線に弱いという特徴があります。
乾燥肌・敏感肌の人は、日頃から紫外線対策だけでなく、肌が乾燥しないように保湿をしっかり行うことも大切。
「日焼けしやすく紫外線に弱い肌タイプかもしれない」と思い当たる人は、これまで以上に入念に紫外線対策を行いましょう。
日焼け止めの塗りムラ・塗り忘れ
塗りムラや塗り忘れを防ぐために意識してほしいポイントを紹介します。
・ケチらず適正量かそれ以上の量を塗る
・均等に伸ばすために、点置きする
・洋服を着る前に塗る
・手足の甲、うなじ、耳など、忘れがちな部分に注意
・2~3時間おきに塗りなおす
日焼け止めは、思っているより多くの量を使用するのが推奨されています。
たとえば顔に液状の日焼け止めを塗る場合、1円玉2枚分が適正量です。
最大の紫外線防止効果を得るには、適性量をムラができないように、全体に均等に伸ばす必要があります。ムラにならないようにするには、点置きしてから塗り広げるのがおすすめ。
洋服のすき間から差し込む紫外線にも注意が必要です。あらかじめ洋服を着る前に、広い範囲に塗り広げておくといいでしょう。
塗り忘れが多い手足の甲やうなじ、耳には要注意です。忘れずに塗るクセをつけられるとベター。
また日焼け止めはこまめな塗りなおしがもっとも大切です。衣服との摩擦や汗で簡単に落ちてしまうので、2~3時間おきに塗りなおすようにしましょう。
日焼け後におすすめの日常的なケア方法
ビタミンをとる
紫外線を浴びた後には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEをとるようにしましょう。
抗酸化作用があり、シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成をおさえる効果があります。
ビタミンは食べ物から摂取したり、サプリメントからとるのがおすすめです。
ビタミンA、C、Eが含まれているおもな食品を以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
ビタミンA | レバー、春菊、人参、ほうれん草など |
---|---|
ビタミンC | 赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、アセロラ、キウイ、レモン、パプリカなど |
ビタミンE | アーモンド、アボカド、鮭、植物油など |
睡眠を充分にとる
睡眠中は肌の代謝がもっとも活発に起こり、肌のターンオーバーが促進されます。睡眠が不十分だと、肌の代謝のサイクルが遅くなって、肌荒れの原因になることも。
また紫外線をたくさん浴びると、全身の疲労につながることがあります。
睡眠をたっぷりとって、身体を休ませてあげることが大切です。
紫外線対策をする
・紫外線が強い時間(10~14時ごろ)の外出を避ける
・日焼け止めを塗る
・日傘をさす
・帽子をかぶる
・UVカット機能がついた服を選ぶ
紫外線によってダメージを受けた肌は、外からの刺激に弱い状態になっているので、さらなる紫外線のダメージを受けないようにすることが大切。
もっとも理想的なのは、紫外線が強い時間帯と言われている10~14時ごろの外出を避けることです。
外出せざるを得ない場合は、しっかりUVカット対策をして外出しましょう。
日焼け止めをしっかり塗ることはもちろん、日傘や帽子をつかった紫外線対策もおすすめ。
UVカット機能つきのパーカーやアームカバーも活用してみてくださいね。
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