フレグランスとは?
一般的には香水などの「香り製品全般」のこと
フレグランス=香水と思いがちですが、フレグランスは広い範囲の香りを示す用語で、香水はフレグランスの一種というカテゴリです。
ただし日本では香水のことを「フレグランス」と呼ぶのが一般的です。
心地よい香りを身にまとったり空間を香らせたりできるフレグランスは、気分転換したいときやリラックスタイムを演出したいときにもぴったり。
フレグランスの香りを日常的に使い分けると、人とのコミュニケーションを円滑にしたり、自分に自信を与える効果も期待できます。
香料業界では「香料」のこと
香料は天然由来の成分や合成された化学物質から作られ、さまざまな製品に香りを与えます。
天然香料として使用されるのは、植物の花や葉、果実やスパイスなど。例えばバラやレモン、ハーブといったさまざまな植物から抽出され、オーガニックの柔軟剤やアロマテラピーなどで使用されます。
人工的に作られた合成香料は天然香料よりも品質にムラがなく、安定した香りを供給できるのが特徴。芳香剤やルームフレグランスなどに使用されることが多い香料です。
また食品に使用する香料もありますが、食品の場合はフレグランスではなく「フレーバー」と呼び、食品が持つ香りや風味を再現するために使われます。
「フレグランス」と「香水」は違うの?
「フレグランス」は香り製品全般を指す用語として幅広く使用されています。一方で「香水」は、フレグランスのなかでもとくに香りの濃度が高いものを指すからです。
ただ、日常会話や商品の表示などでは、「フレグランス」も「香水」もほぼ同じ意味で使われるため、特に区別する必要はないでしょう。どちらも香りを楽しむための製品や、香りそのものを指す用語として認識されています。
フレグランスが与える2つのメリット
・コミュニケーション
・自身の楽しみ
1つ目のメリットは、フレグランスを身につける人の魅力を高め、周りによい印象を与えられること。ファッションとして香りを身にまとうことで、個人のスタイルや個性を表現する手段としても使われます。
万人受けする香りを身にまとうと、社交的な場で相手と交流を円滑にできるのがポイント。すてきな香りが周囲の人々とのコミュニケーションを促進し、華やかな印象を与えます。
2つ目は、フレグランスをまとうことで、幸せな雰囲気に包まれること。心地よい香りは、自分だけの癒し時間やゆったりとした安心感をもたらします。1日の終わりを締めくくるリラックスタイムにもおすすめです。
フレグランス初心者におすすめのフレグランス
香水
最も濃度が高いのがパルファム、低いのがオーデコロンです。濃度が高いほど香りが強いため、初心者の人にはカジュアルに使えるオードトワレがぴったり。ふんわりと優しい香りが広がり、オフィスでも使いやすいのが特徴です。
ただし香りの持続時間は3〜4時間ほどと長くはないため、1日中香らせたい人はアトマイザーなどを持ち歩くのがおすすめ。まずはオードトワレを試し、もう少し強い香りが欲しいならオードパルファムを、ライトな香りが好きならオーデコロンを選ぶとよいでしょう。
フレグランスミスト(フレグランススプレー)
香水との大きな違いは、保湿効果のある美容成分が入っている点。香水よりも薄めの濃度で作られているため、やわらかく爽やかな印象を与えます。
強い香りが苦手な人にも、ライトな香りのフレグランスミストはぴったり。シュッと吹きかけるだけでナチュラルにふわっと香るので、日常使いにおすすめです。
ミストタイプのフレグランスの中には、以下のような髪や布製品用のアイテムもあります。
・ヘアミスト:髪を保湿して香り付けするヘアケアアイテム
・ファブリックミスト:布製品に香りをつけるスプレー
フレグランスミストを髪や服にスプレーすると、髪が傷んだり服がシミになったりする可能性があるため、用途に合わせて使い分けるのがベストです。
ルームフレグランス
ルームフレグランスには、アロマディフューザーやアロマキャンドルなどがあります。
アロマディフューザーは、アロマオイルを加えた水を蒸気にして拡散させるアイテムです。気分に合わせて、好みの香りに使い分けできるのがメリット。香りを広げるだけでなく加湿もできるので、季節の変わり目など、うるおいを求める人にもおすすめです。
アロマキャンドルは、火を灯すことでやわらかなアロマの香りを感じられるアイテム。インテリアとしてもおしゃれな印象で、数種類のキャンドルを集めて香りを満喫するのもおすすめです。
ラベンダーやユーカリなど、リフレッシュタイムに役立つ香りを揃えて楽しむのもよいでしょう。
ボディアイテム
シャンプーやボディソープなどバスタイムに使用できるアイテムなら、やさしい香りに包まれて癒しのお風呂タイムを演出できます。
髪からふわっとよい香りを漂わせたい人は、気に入った香りのシャンプーやトリートメントをライン使いするのもよいでしょう。
香りに加えて保湿力のあるボディソープを選べば、すべすべの肌を保ちながらもすてきな香りをまとえます。
さらにボディミルクやハンドクリームも、香りが重要なポイント。使うたびに幸せいっぱいの香りが広がり、毎日の保湿ケアが安らぎ感にあふれます。
よい香りのボディアイテムは、強い香りが苦手な人にもおすすめ。配合成分や使用感にも考慮して、ぴったりのボディアイテムを選びましょう。
「香水」について詳しく解説
フレグランス(香水)の種類
濃度 | 持続時間 | 特徴 | |
---|---|---|---|
パルファム | 15〜30% | 5〜7時間 | 香料の濃度・持続性が高い 普段使いには向かない
|
オードパルファム | 10〜15% | 4〜5時間 | 香りは強めで使いやすい濃度 |
オードトワレ | 5〜10% | 3〜4時間 | スタンダードなタイプ 初心者にもおすすめ
|
オーデコロン | 3〜5% | 1〜2時間 | カジュアルな香りが多い |
パルファムよりも軽い香りでありながら、持続時間が長いのがオードパルファム。フォーマルなシーンなどで、香水らしい香りを長時間楽しみたい人におすすめです。
オードトワレは強すぎない香りが魅力のスタンダードな香水。初心者でも気軽に使いやすく、シーンを選ばず利用できます。
最も濃度が低く、持続時間も短めなのがオーデコロン。ライトな香りで、頻繁につけ直しが必要なため、時間によって違う香りを楽しみたい人にぴったりです。
それぞれの香水の持つ特徴を考慮して、用途に合わせてチョイスしましょう。
フレグランス(香水)の変化する香りを楽しもう
・トップノート:香水を最初に嗅いだ瞬間に感じる香り。軽く爽やかな香りで長持ちしません。シトラスやフルーティな香り、ハーブやグリーンノートなどがよく使われます。
・ミドルノート:トップノートが落ち着いた後に現れる香りで、香水の中心的な香り。トップノートよりも持続性があり、数時間続きます。フローラルやスパイシー、フルーティーな香りが一般的です。
・ラストノート:ミドルノートのあとほのかに長く続く香り。ウッディやアンバー、ムスクなどが使用され、香りの持続性を高めます。
ラストノートはつける人の肌によっても香りが異なるため、その人のイメージとして印象づけられるのが特徴。それぞれのノートは香り全体の個性や特徴を決定します。
3段階の香りの変化が大きくドラマティックに進むものは、デイユースよりは特別なシーン向き。
日常使いしやすい香りが欲しいなら、ラストまで爽やかな印象のまま、あまり変化がなく香るタイプがぴったりです。使いたいシーンによって、使い分けるのもよいでしょう。
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