においを感じる仕組み|器官ごとの役割を紹介
【においを感じる仕組み】 STEP1. 鼻からにおい物質が入る
STEP2. 嗅粘膜にある粘液に溶け込む
STEP3. 嗅細胞が興奮し電気的な信号が発生
STEP4. においの感覚が発生
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風邪などで鼻が詰まっていたり、マスクで鼻を覆っていたりするとにおいを感じにくくなります。人によってにおいの感じ方が異なるのも、鼻の健康状態により認識できる物質が変わることが原因の1つです。
嗅粘膜とは「におい物質を感知するセンサー」の役割がある器官です。切手1枚分の大きさで、約1000万個ほどの嗅細胞を含んでいます。
その信号は「におい分子受容体」と呼ばれる物質を受け入れる器官へと伝わり、その情報が脳へと伝わる仕組みです。受容体は約1,000種類あると言われており、免疫系の受容体の次に多いとされています。
嗅覚の役割|身を守るための感覚
危険を察知するための役割
たとえば食べ物が腐っているか判断する時、においを嗅いで異常があるか確認しませんか。腐った食べ物を摂取すると体調不良に繋がる可能性があるので、嗅覚で安全性を判断して、身を守っています。
嗅覚がなければガスや煙など危険物質があったとしても、においの異変に気付けず火災に繋がるかもしれません。このような日常生活に潜む身の危険を察知するために嗅覚が備わっています。
情報伝達の役割
たとえばミント系の香りを嗅ぐと、嗅覚が「涼しい」という情報を伝達します。その影響で脳が寒さを認識し、他の神経にはたらきかけるようになるのです。
ふとした時に嗅いだにおいを懐かしく感じることはありませんか。これも嗅覚が脳に情報を伝達し、蓄積された記憶と同じ情報か判断しているためです。
嗅覚の特徴|においの感じ方には個人差がある
【嗅覚の特徴】 ・においに順応する
・においの好き嫌いがある
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においに順応する
普段から着てる服を自分では無臭に感じても、周りの人から「良いにおいがする」と言われた経験はありませんか。これもにおいの順応によるもので、自分では無臭に感じても周りの人はにおいを感じるという例です。
においの順応は「香害」という香りの健康被害にも繋がっています。電車内で香水の匂いがキツくて体調が悪くなったことありませんか。これも香水を使っている人が香りに慣れてしまい、必要以上に香水を付けてしまうことが原因です。
香りがする商品を使う時は、嗅覚の特徴を理解して周囲への影響に注意しましょう。
においの好き嫌いがある
においの好みは幼少期の経験に基づくとされており、人それぞれ感じ方が異なります。とくに食生活とにおいの好みは関係性が強く、育ってきた環境によって好みが分かれるのが特徴です。
自分では良いにおいだと思っても、友人が嫌いに感じるにおいがあるのは嗅覚の特徴が影響しています。
においに敏感な人の特徴
【においに敏感な人の特徴】 ・香水のにおいが強く感じる
・人の体臭が気になってしまう
・タバコのにおいで気分が悪くなる
・他の人が気付かないにおいが気になる
・人混みが多い場所のにおいを苦手に感じる
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しかし人それぞれにおいの感じ方は異なり、日々の体調によっても感じ方は違います。においの好みも分かれているので、周りの人より敏感でも気にしすぎないようにしましょう。
風邪を引いたら匂いを感じにくくなる?
風邪の原因となったウイルスは、匂いを感じるための「嗅粘膜」という器官を破壊してダメージを残すこともあります。風邪が治った後でも嗅覚障害が残ることに注意しましょう。
2020年に新型コロナウイルスが猛威をふるって以降、感染の後遺症として嗅覚障害を起こす事例が報告されています。一時的な後遺症とも言われているので、病院を受診し薬を貰うことで症状の回復を待ちましょう。
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