アロマ(aroma)とは

ラベンダーアロマ
アロマ(aroma)とは、芳香、香りを意味する言葉です。
一般的にアロマとして想像されやすいのは、アロマオイルや精油(エッセンシャルオイル)など香りを楽しむアイテムではないでしょうか。
アロマオイルやエッセンシャルオイルは、ディフューザーを使って部屋に香り付けしたり、衣類に垂らして香ったりと、いくつもの楽しみ方があります。
寝る前のリラックスタイムに合う香りや、気分転換のタイミングに合う香りなど、香りの種類もさまざま。ぜひ自分に合った香りを見つけて楽しんでみてください。

アロマオイルと香水、エッセンシャルオイルの違い

ここではアロマオイルと香水、エッセンシャルオイルの違いについて詳しく紹介していきます。

アロマオイルと香水の違い

白い背景に石板に白いラベルの付いた透明な香水のボトル
アロマオイルと香水の違いは、原料にあります。
アロマオイルは、精油(エッセンシャルオイル)をアルコールで希釈したものや合成香料などの科学的に作られた香りの種類を指します。
一方で香水は、天然香料と合成香料の混合物で作られた香りの化粧品です。(種類によっては天然香料のみ、あるいは合成香料のみで作られたものもあります。)
アロマオイルは香水と同様に、空気中に揮発する性質をもちます。それぞれの精油の揮発性によって異なりますが、アロマオイルの持続時間は2時間〜半日程度です。
香水はオーデコロン、オードトワレ、オードパルファム、パルファムの4種類が代表的で、それぞれ持続時間が異なります。最も濃度の濃いパルファムで5時間〜7時間ほどです。

アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違い

有機エッセンシャルオイルの品揃え,ハーブエキスとメディカルフラワーハーブのガラスボトル
アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の大きな違いは、原料が合成香料か天然香料かという点です。
前述のとおり、アロマオイルは、天然香料にアルコール、無水エタノールなどを添加して作られた合成の芳香成分もしくは科学的に作られた合成香料を指します。
一方で精油(エッセンシャルオイル)は葉や根、樹皮、種子など植物から抽出された天然の芳香成分です。
アロマオイルが天然香料+添加物であるのに対し、精油(エッセンシャルオイル)は、植物由来100%で作られているため、アロマオイルと比較して価格はやや高価です。
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アロマのおすすめの使い方

ここではアロマのおすすめの使い方を紹介します。お家で簡単にできる方法を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

芳香浴法(ほうこうよく)

テーブル上のアロマディフューザー
アロマを楽しむ方法として最も典型的な方法が芳香浴法(ほうこうよく)です。精油(エッセンシャルオイル)やアロマオイルを拡散させる専用アイテムで香りを広げて楽しみます。
拡散させる方法にはリードディフューザーやアロマ加湿器、アロマストーンやアロマポットなどの香りを拡散させる専用アイテムを使うほか、ティシュペーパーやハンカチーフに1~2滴ほど垂らして香りを拡散させる方法があります。

沐浴法(もくよくほう)

スタブが白く、熱帯植物がモンステラに満ちた、現代の浴室内。
沐浴法(もくよくほう)は精油(エッセンシャルオイル)を無水エタノールで希釈したものを湯舟に入れ、全身または体の一部を付けて香りを楽しむ方法です。
身体の一部を浸す部分浴では桶などを使用する方法もあります。沐浴法は、温かいお湯に浸かるため、血行促進や体内の老廃物の排出を促すことが期待できます。
※沐浴法を行う場合には、使用する精油(エッセンシャルオイル)が身体への使用目的が記載がされているか(または化粧品に該当する記載がある)、また体に触れて良い成分なのかどうかを確認することが必要です。
※肌に刺激を感じた場合は直ちに洗い流してください。

蒸気吸入法(じょうききゅうにゅうほう)

背景にカバーが積み重なったベッドの上に、柔らかい白いニットの毛布の上に熱い湯気の立つコーヒ
蒸気吸入法(じょうききゅうにゅうほう)はお湯にエッセンシャルオイル(精油)やアロマオイルを落とし、芳香成分を含む蒸気を鼻などから呼吸器から取り入れる方法です。
マグカップや桶にお湯をはり、お好みのエッセンシャルオイル(精油)やアロマオイルを数的垂らし、蒸気を鼻などから吸い込みます。気分転換やリラックスタイムにおすすめの方法です。
※使用したお湯は飲まないようにしてください。
※精油成分が粘膜を刺激することもあるため、長時間の吸入は避けましょう。

流布法(るふほう)

専門家が、男の背中に熱いタオルを塗る。熱いタオルの湿布
流布法(るふほう)とは、お湯で温めた(水で冷やした)タオルなどの布を身体の一部にあてる方法です。方法としてはお湯(また水)を用意し、精油(エッセンシャルオイル)を1~3滴垂らします。
タオルなどの布を折り、お湯(または水)をすくい取るように優しくタオルに染み込ませましょう。精油(エッセンシャルオイル)を含む面が内側になるように折り畳んで軽く絞り、優しく流布する部位にあてます。
※精油は、皮膚に直接触れないよう注意し、長時間を流布することは避けましょう。
※目の周りなど刺激に弱い部位や皮膚の薄い部分への使用は控えてください。

アロマを使用する時の注意点

アロマオイルや精油(エッセンシャルオイル)を使用する際には下記の条項に注意する必要があります。
【ポイント】
▢原液を皮膚につけない

▢光毒性のある精油(エッセンシャルオイル)に注意する

▢保存場所や使用期限に注意する

▢火元に気を付ける
1.原液を皮膚につけない
NGが書かれた画像
精油やアロマオイルは高度の植物エキスを抽出した成分を元に作られているため、直接皮膚につけた場合、炎症を起こす可能性があります。
エッセンシャルオイルを肌に付けるときには原液のまま使用せず、かならず記載されている使用方法に沿って希釈してから使いましょう。

2.光毒性のある精油(エッセンシャルオイル)に注意する

光毒性とは、日光にあたることで炎症や色素沈着(シミ)などの皮膚トラブルを引き起こす成分です。光毒性は、ベルガモット、グレープフルーツ、レモン、オレンジなどの柑橘類(シトラス)やバーベナやアンジェリカなどの精油に含まれています。
光毒性を持つ精油は日中の使用は避け、夜間に使用することがおすすめです。
3.保存場所や使用期限に注意する
木のテーブルの上に白いラブルを持つ、黒い琥珀色の化粧品の瓶
アロマオイルの使用期限は一般的に、開封後1年と言われています。(柑橘類のオイルについては開封後半年)。
使用期限が切れると品質、成分が劣化し、身体に影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。
また高温多湿の場所にアロマオイルを置くと品質を悪化させる場合があります。遮光ビン等に入れて、冷暗所などの紫外線を避けられる場所で保管しましょう。
4.火元に気を付ける

精油(エッセンシャルオイル)やアロマオイルは、引火するリスクがあります。
キッチンなどの火元がある場所での使用は避けましょう。

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シーン別のおすすめの香り

アロマオイルや精油(エッセンシャルオイル)の香りの分類には、フローラル系や柑橘系、ハーブ系など幅広い種類があります。ここでは各シーン別に適したおすすめの香りをご紹介します。

リックスタイムを楽しみたいときにおすすめの香り

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寝る前などのリラックスタイムにおすすめの香りが、エキゾチック、オリエンタル、ウッディ系の香りです。
【エキゾチック(オリエンタル)】
イランイラン、パルマローザ、ベチバー、サンダルウッド、パチュリ

【ウッディ(樹木系)】
サイプレス、シダーウッド、ジュニパー、ティートリー、ヒノキ、
ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス

【樹脂系】
フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
エキゾチックは、東南アジアの植物から抽出された香り。異国を思わせる甘い香りや、個性的な重厚感ある香りが特徴的です。
ウッディ(樹木系)は、木の枝、葉、幹などから抽出された香り。木々や森林を思わせるゆったりとした穏やかな印象があります。
樹脂系は、木の樹脂から抽出された香りで、温かみを感じる重厚さが特徴です。
このほかローラル系に含まれるラベンダーの香りもおすすめ!親しみやすい優しいラベンダーの香りがゆったりとした穏やかな空間を作り出してくれます。

リフレッシュ/気分転換におすすめの香り

若いアジア人女性の美のコンセプト
リフレッシュや気分転換をしたい際におすすめな香りが柑橘類(シトラス)、ハーブ(ハーバル)、スパイス系の香りです。
【柑橘類(シトラス)】
スイートオレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス、
メリッサ(レモンバーム)、マンダリン、ライム、ゆず

【ハーブ(ハーバル)】
クラリセージ、ローズマリー、スペアミント、ペパーミント、セージ、タイム、マジョラムスイート

【スパイス】
カルダモン、シナモンリーフ、ジンジャー、ブラックペッパー、クローブ、コリアンダー
柑橘類(シトラス)は、レモンやオレンジなどの果実や皮から抽出された香り。爽やかでさっぱりとした印象をもちます。
ハーブ(ハーバル)は植物の葉(ハーブ)から抽出された香り。植物の青々としたすっきりとした香りが特徴的です。
スパイスは種や果実などから抽出された香り。ピリリとした刺激的な香りや、香辛料のような香りが楽しめます。

上品さや親しみやすさを空間に演出したい際におすすめの香り

金属製のランプの下のテーブルで椅子とリビングルームのインテリアにクッションとソファの上に白い壁に絵画  images
リビングや玄関などにおすすめなのが、フローラルの香りです。家に迎えたお客さんに対して、上品さや親しみやすさを印象付けることができます。
【フローラル】
ラベンダー、ゼラニウム、カモミール、ジャスミン、ローズ
フローラルの香りは植物の花から抽出された香り。柔らかく優しい香りが多く、親しみやすい香りとして人気が高いです。
ラベンダー、ゼラニウム、カモミールは、とくに人気の高い香りで「リラックスできる和やかな香り」として高い支持を得ています。
柑橘系(シトラス)のアロマもまた、清潔感のある爽やかな香りとして人気の高い香り。「フローラルよりも甘さが控えめの香りにしたい」という方は柑橘系(シトラス)のアロマがおすすめです!

おすすめのアロマアイテム

ここではアロマや精油(エッセンシャルオイル)の活用方法におすすめのアロマアイテムを8つ紹介します。
名前 特徴
1.リードフューザー ・リードの本数で香りを調節する
2.アロマストーン ・ストーンに芳香液(アロマオイルまたは精油)を直接つける
3.アロマミスト ・芳香液(アロマオイルまたは精油)をミスト状にする
4.アロマ加湿器 ・加湿しつつ香りを広げる・電気を使用する
5.アロマポット ・ポットを加熱して芳香液(アロマオイルまたは精油)を気化させる・火または電気を使用する
6.アロマペンダント ・ペンダントに芳香液(アロマまたは精油)を垂らす
7.アロマランプ ・熱で芳香液(アロマまたは精油)をあたためて香りを拡散させる・電気を使用する
8.アロマキャンドル ・香りづけされたキャンドルを火で温める・火を使用する
アロマ加湿器は「気化式」「スチーム式」「超音波式」「ハイブリット式」の4種類があり、アロマランプには「コンセント式」と「コード式」、「充電式」の3種類があります。
広い空間を香りで満たしたい方はリードディフューザーやアロマ加湿器がおすすめ!好みの香りで空間を満たしてくれるぴったりのアイテムです。
アロマランプやアロマポット、アロマキャンドルは明かりを灯しながら香りを楽しめるので、お部屋の雰囲気作りに適したアイテムです。
アロマポットやアロマストーン、アロマペンダントは穏やかに香るため、控えめに香りを楽しみたいという方におすすめです!
アロマミストは香りの調節が簡単なアイテムなので、日用雑貨などに香りを調節して付けたいシーンへの使用に適しています。

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監修: カラリア編集部

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当メディアの記事はInstagramのフォロワー様に答えていただいたアンケート結果や口コミ、カラリア 香りの定期便でのランキングや口コミなどのデータをもとに作成しております。

注意事項

※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

※ 入浴剤にダイエットやデトックス効果が認められている商品はありません。

※ 「美白」は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを防ぐことを指します。

※ 「日焼け防止」とはメラニンの生成を抑え、日やけによるしみ・そばかすを防ぐことを指します。

※ 「エイジングケア」とは、老化防止のことではなく年齢に応じたケアのことで、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。(ボディクリーム等の記事に導入)

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