ムスクとは?
ジャコウジカの雄の香嚢(コウノウ)の分泌物を原料とするのですが、匂いはアンモニア臭や獣臭がかなり強めです。そのため分泌物を乾燥させてから香料として利用されてきました。
しかし動物保護を目的とするワシントン条約などの規制により、現在はジャコウジカの香嚢(コウノウ)を用いた動物性のムスクの香りはほぼ存在しません。
一般的に香水や柔軟剤などに使われているムスクの香りは人工的に作られた合成香料がほとんどだそうです。
ムスクはどんな香り?
とはいえムスクの香りは、組み合わされる香りによって印象が大きく変わります。
例えば渋みや奥行きのある香りが印象的なウッディ×ムスクと、温かみのあるパウダリー調のホワイトムスクの香りとでは、タイプやイメージが大きく変わってきますよね。
このように香りの組み合わせやタイプによって香りのイメージや印象が変わってくるため、つけるシーンは香りの組み合わせの特徴をおさえて決めるのがおすすめです!
ムスクの香りがおすすめのシーンやシーズンは?
春夏の使用がタブーというわけではないのですが、春や夏は軽めの香りや爽やかな香りが好ましい印象があります。香りの季節感が気になるという方は冬や秋に利用するのがおすすめです。
ムスクとホワイトムスクの違いは?
ムスクは動物性の天然香料を用いた香りであるのに対し、ホワイトムスクは人工的に作られた合成香料で再現されたムスクの香り。
ただ現在のムスクは合成香料で作られた香りがほとんど。つまり一般的に流通している「ムスク」は、厳密にいえばほとんどが「ホワイトムスク」なのです。
ちなみに「ホワイトムスク」という名称は公式で名づけられた正式名称というわけではなく、通称でよばれる名前だそうです。
周囲ウケの良い香りなのでプライベートシーンだけでなく、オフィス―シーンで使っている方も多いようです。
男女どちらからも人気が高いのですが、とくに女性からの人気が高い印象。温かみのある親しみやすい香りや、周囲ウケの良い香りを探している方におすすめの香りです。
一方でホワイトムスク特有の粉っぽさ(パウダリーな香調)が苦手と感じる方もいる様子。たしかにナチュラルな香りというよりは、少し人工的な香りが否めない香りではあります。
化粧品のような高級感ある石けんの香りが苦手な方は、もしかしたら好みでないと感じる方もいるかもしれません。
ムスクの香りと相性の良いおすすめの組み合わせ5選
香調は組み合わせによって香りの印象やつけやすいシーンが変わってくるので、是非チェックしてみてくださいね!
①ウッディ×ムスク
ウッディが木々や森のような落ち着いた印象を与えつつ、ムスクがさりげなく上品な甘みを演出します。
奥行きや重厚感だけでなく、エキゾチックやオリエンタルといった少しアクセントの効いた香りの側面もあわせもつ香りです。香水ではウッディ×ムスクの香りはメンズ向けのフレグランスとして発売されていることが多いので、男性にとくにおすすめできそう。
“知的”“落ち着いた”“大人らしい”といった印象のある香りなので、ビジネスシーンにも利用できる香りです。プライベートシーンではリラックスタイムに利用するのが良さそうですね!
②フローラル×ムスク
フローラルノートは軸となる花の香りで印象が大きく変わってきます。例えばミュゲなどを用いた香りは透明感ある柔らかい印象になりやすいですし、ローズなどを軸にした香りは華やかで上品な印象を残しそうですよね。
全体的には親しみやすい香りが多い印象なので、万人ウケを狙いやすい方におすすめ。軽やかな香りも多くそろう組み合わせなので、春の使用も良さそうです!
玄関やリビングにルームフレグランスとして利用すれば、出迎えるお客様に好感を抱いてもらえそうですね!
シーンを分けずに使いやすい香りなので、柔軟剤やボディミストやヘアミストにもおすすめの組み合わせです。
③ベリー×ムスク
どちらかというと万人ウケしやすい香りというよりは、個性的な香りが多めの印象。そのためプライベートシーンで身に着けるハンドクリームやボディクリーム、フレグランスなどを中心に利用するのが良さそう。
可愛らしいお菓子のような香りから少し大人びた奥行きのある香りなど印象もさまざま。重ための香りが多いので秋、冬に使うのがおすすめの香りです。
④シトラス×ムスク
女性ウケの良い爽やかな香りとしてメンズアイテムとして使われることの多い印象。ふんわり香らせたい方はワックスや制汗剤、ボディミストなどで香りづけするのも良さそう!
爽やかさが前面にでているシトラス×ムスクの香りは、シーンを選ばない親しみやすい香りなので周囲ウケが気になる方にとくにおすすめです。
⑤スパイシー×ムスク
ユニセックス系の香りが多いため、性別を問わず使うことができそう。好き嫌いの分かれやすい香りなので、プライベートシーンに使うのがおすすめです。
アイテム別でみるムスクの香りの印象
ムスクの香水を使ったときの印象
【ムスクの香水のポイント】 ・ムスクの香水は濃厚な香りになりやすい
→重ための香水は秋や冬につけるのがおすすめ!
・ホワイトムスクの香水は清潔感のある香水が多い
→軽やかで親しみやすい香りが多いので、シーン問わず使える香水が欲しい方はおすすめ!
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濃厚な香りは1プッシュでもかなり印象を残します。そのためつける量には注意が必要。オードパルファムやオーデトワレといった濃度の香水は1〜2プッシュほどを腰などの下半身につけるのが良さそう。
ムスクの香りを一様にシーン分けすることは難しいです。
例えば、ウッディ×ムスクのような重厚感ある香りはビジネスシーン向け、華やかさメインのパウダリー調ムスクの香水はプライベートシーン向けなど、香りの組み合わせによっておすすめのシーンが変わってきそうですよね。
そのためムスクの香りと合わさる香りの印象を考えてシーン分けするのがおすすめです。
ホワイトムスクを基調とする香水は親しみやすい清楚感ある香水が多いので、シーン分けせずに使える香水が欲しい方はホワイトムスクがメインの香水がおすすめです!
濃度 | オードパルファム |
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トップノート | グリーンライラック |
ミドルノート | ピーチブロッサム、レッドピオニー、グリーンティー |
ラストノート | ホワイトシダー、ムスク、アンバー |
“くどくない上品な香り”“甘さ控えめの香り”を探している方には、まさにぴったりの香水!
オールシーズンつけるような柔らかで清潔感のある香りなので、シーン・シーズン問わずつける香水を探している方におすすめの一本です!
ムスクの香りのボディミストorヘアミストを使ったときの印象
【ムスクの香りのボディミストorヘアミストのポイント】 ・香水よりも軽やかに身に着けられる
・保湿成分を含むアイテムが多いので、肌や髪のケアを同時にしたい方におすすめ!
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そのため“周囲の反応が気になる”“香りを誇張しすぎず、あくまで近くに来たときにわかるくらいでまといたい”という方にはぴったりのアイテム!
加えてヘアミストやボディミストには美容成分を含んでいるアイテムも多いので、髪のケアや肌のケアも同時に行うことができます。
外出先でさっとつけたいという方にもおすすめできそうです。
種類別名称 | 化粧品 |
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トップノート | ベルガモット、ブラックカラント、グリーン |
ミドルノート | リリー、ジャスミン、ローズ、マグノリア |
ラストノート | アンバー、サンダルウッド、ムスク |
ごめ昆布*1とゆず*2といった保湿成分も入っているので髪をキューティクルにしたい方にもおすすめ!
髪から10cmほど離して、適量つけるだけ!香りの持続力は高めのアイテムなので、少なめにスプレーしても良さそうです。
*1 ガゴメエキス *2 ユズ果実エキス、ユズ果皮水
ムスクの香りのルームフレグランスに使った時の印象
【ムスクの香りのルームフレグランスのポイント】 ・清潔感や親しみやすさを空間に演出したい方におすすめ
・必ずしも万人ウケするわけではないので、ベットや自分の部屋などプライベートルームにおいても良さそう
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玄関やトイレ、リビングといった来客をする部屋に置けば、清潔感で印象アップにもつながりますし、ベッドルームに置けばリラックスタイムの香りとして使うこともできそうですね!
一方でムスクの香りは“粉っぽくて苦手”“化粧室みたいな匂いがして苦手”といった声もあるので、必ずしも万人受けしやすいというわけでもなさそうです。周囲ウケが気になる方はベッドルームや自分の部屋などプライベートルームを中心に置いても良さそう。
同じような清潔感・親しみやすさを演出する香りとしてシトラス系やフローラル系の香りがおすすめなので、こちらも試してみるのも良さそうです!
種類別名称 | 雑品 |
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香調 | ホワイトムスク |
口コミでは“とても良い香り”“女の子らしい香り”という声もあったので、女性の方にとくにおすすめが出来そう!
置く場所は寝室やプライベートルームなどある程度広さがある場所に置くのがおすすめ。玄関やトイレなど狭いスペースに置く場合には、リードディフューザーの本数で調節して使うと良いでしょう。
華やかさもプラスして演出したい方には同シリーズの「ムスクジャスミン」がおすすめです!
ムスクの香りの柔軟剤を使ったときの印象
【ムスクの香りの柔軟剤のポイント】
・柔軟剤のムスクの香りは、ホワイトムスクの香りがほぼ主流
・清潔感や上品さを洋服に演出したい方にはおすすめの香り
・柔軟剤は香りの強弱のラインナップが豊富なので、芳香力を自分で決めやすい
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柔軟剤は香りの強さのラインナップも豊富なため、芳香力を自分で決めることもできやすいイメージ。“印象に残るほど強い香りをまといたくない”“すれ違った時に良いにおいがする程度がよい”という方は柔軟剤に力を入れるのも良さそうです。
種類別名称 | 雑品 |
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トップノート | リーフィーグリーン、ベルガモット |
ミドルノート | ミュゲ、ピオニー、ジャスミン |
ラストノート | ムスク、シダーウッド、サンダルウッド |
植物由来の柔軟成分配合をしているので、赤ちゃん用衣類にも使えます。少し癖のある香りという印象をもつので、爽やかなアクセントのある香りが好きな方におすすめ。
見た目もおしゃれなデザインなので、ボトルから高級感を楽しめそうです!
ムスクの香りのハンドクリームorボディクリームを使ったときの印象
【ムスクの香りのハンドクリームorボディクリームのポイント】 ・フレグランスやボディミスト、ヘアミストよりも淡い香りづけができる
・手先のかさつきが気になる方、肌の乾燥のケアをしたい方にもおすすめのアイテム
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芳香力や持続力はそこまでないので、あくまで香りづけを楽しむイメージ。フレグランスやボディミストよりも、淡い香りづけをしたい方にぴったりのアイテムです。
乾燥やかさつきが気になる冬にとくにおすすめのアイテムです。
種類別名称 | 化粧品 |
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香調 | フレッシュフルーティムスク |
瑞々しいフルーツ&グリーン調の香りと透明感のあるフローラル・ムスクの香りが混ざり合い、心地よいスッキリとした優しい香りを創り出します。
べたつきを抑えたさらさらとしたテクスチャーなので、シーンを問わずさっと塗りたいときに塗ることができます。シアバター由来の保湿成分3種・ワセリン・植物由来の成分を3種配合しているので、保湿力にも期待できそう!
親しみやすい香りに加えて、見た目も非常に可愛らしいのでプレゼントにもおすすめです!
ムスクの香りのカーフレグランス(車用芳香剤)を使ったときの印象
【ムスクの香りのカーフレグランス(車用芳香剤)のポイント】 ・甘さ控えめの上品な香りが多いので、“清潔感”や“上品さ”を演出したい方におすすめ
→とくにデートなどプライベートシーンで女性ウケの良い香りを探す男性の方から人気がある印象
・香りを弱めで楽しみたい方は「固形」タイプがおすすめ
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ただ車用芳香剤をつける際には、香りの強さに注意することが必要。強すぎる香りは車酔いに繋がりかねませんし、車内の印象を下げてしまうことに繋がりかねません。
カーフレグランス(車用芳香剤)のタイプは大きく分けて「固形」「ゲル」「液体」の3タイプ。「液体」のタイプが芳香力としては一番強いので、弱めに楽しみたい方は「固形」タイプを買うのがおすすめです。
種類別名称 | 雑品 |
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トップノート | ラズベリー、グリーンアップル |
ミドルノート | ミュゲ、ローズ、ジャスミン |
ラストノート | アンバー、ムスク、サンダルウッド |
洗練されたホワイトフローラルを基調した香りを、上品で落ち着きのあるムスクの香りが包み込むように優しくアクセントとアクセントととなっているので、香りにあきることもなさそう!
誰からも好印象をもたれるような優しく親しみやすい香りなので、万人ウケを狙いたい方にはぴったりのアイテム!固形タイプなのでこぼれる心配なく、強すぎないふんわりとした香りを楽しめます。
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