夏こそ保湿ケアが大切!
じつはジメジメする夏でも、ほかの季節と同じようにしっかり保湿ケアをする必要があります。
なぜなら夏でも冬と同じように肌が乾燥したり、荒れたりしてしまうからです。
この記事では、夏の肌荒れ・乾燥の原因や、正しいスキンケアのポイントを紹介します。
暑い夏でもきちんと保湿ケアをして、トラブル知らずの肌を目指しましょう。
夏の乾燥・肌荒れの原因
そのおもな原因が、以下の4つといわれています。
・汗
・皮脂
・エアコン
・紫外線
夏は乾燥と無縁だと思っていた人、夏に肌トラブルを起こしやすい人は必見です。
参考:「気になる汗の悩み」⑤ ~汗から肌を守る!|NHKラジオらじる★らじる
①汗
皮膚の角質細胞にある保湿成分が、大量にかいた汗と一緒に流れ出てしまったり、汗が蒸発して乾くとき、肌の水分も一緒に奪ってしまったりすると言われています。
体温調節機能がある汗ですが、分泌量が多い場合や、拭き取らずにそのまま放置している場合は、かえって乾燥などの肌トラブルの原因になってしまいます。
夏によくみられる「あせも」も汗によるトラブル。
汗の出口が角栓などによってふさがってしまった状態で汗が分泌されると、周りの細胞に汗が漏れることで発生します。
乾燥やあせもなどの肌トラブルを回避するために、汗を大量にかく夏には、汗をそのまま放置しないことが大切です。
シャワーで洗い流したり、タオル、できれば濡れたものでこまめに拭うようにしましょう。
参考:ご用心、夏の肌トラブル!|名古屋薬業健康保険組合
②皮脂
夏は、汗とともに皮脂量も多くなってしまいます。夏は肌がベタつきやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
肌がベタつくからといって、保湿を控えめにしたり、必要以上の洗顔をして皮脂を除去しすぎたりするのはNG。
肌が乾燥している状態と錯覚して、皮脂の分泌を促進してしまい、さらにベタついてしまうかもしれません。
また過剰に分泌された皮脂が紫外線の影響を受けると、酸化して、過酸化脂質の増加に繋がってしまうことがあります。
過酸化脂質が増加すると、肌の老化、かゆみ、かぶれなどに繋がってしまうことがあるので、注意が必要です。
参考:過酸化脂質の増加を防ぐとはどういうことですか? |第一三共ヘルスケア
③エアコン
エアコンは、冷房モード・除湿モードともに、湿度を下げる役割を持っています。湿度が低い部屋は、冬の乾燥した空気と同じような環境になってしまうのです。
また汗をかいたまま冷房の効いた部屋で涼むことの多い夏は、エアコンの湿度を下げる機能によって汗と一緒に肌の水分が奪われてしまいます。
エアコンを使用する場合は、どの季節でも加湿器を併用するのがおすすめです。
外出したあとにエアコンのきいた部屋で過ごすときは、すぐに汗を拭き取って、できるだけエアコンの風が肌に直接当たらないようにしましょう。
④紫外線
1年のうちで降り注ぐ紫外線の量がもっとも多いと言われているのが、6~8月の夏の時期。
紫外線は肌にさまざまな悪影響を及ぼします。そもそも日焼けはやけどの1種であり、肌の乾燥に繋がります。
そのほかに皮脂の酸化を起こしたり、肌のバリア機能を低下させたりして、夏の肌に悪影響を及ぼすのです。
夏の紫外線の影響に耐えるために、日頃から保湿ケアをしっかりとおこなって、ダメージに備える必要があります。
保湿成分が配合されている日焼け止めクリームを使った対策がおすすめです。
参考:いますぐ注意!夏の健康“落とし穴”「紫外線 しみ・しわを防ぐ鉄則」|NHK
夏の保湿スキンケア
1.優しく洗顔
2.水分を補給して保湿
3.油分でフタをする
4.日焼け止めを塗る
5.冷房で乾燥を感じたら保湿
6.インナーケアをする
正しいスキンケアをおこなって、夏の乾燥やダメージに負けない強い肌を目指しましょう。
1.優しく洗顔
以下のポイントを押さえた洗顔を意識してみてください。
・きめ細かく洗顔料を泡立てる
・肌を直接こすらない
・ぬるま湯(32~34°C)ですすぐ
どの季節でも肌がデリケートであることに変わりはありません。夏でも冬でも、きめ細かく泡立てた洗顔料で、手のひらで直接こすらないように優しく洗いましょう。
ゴシゴシ手のひらでこすってしまうと、摩擦で肌が傷ついてしまいます。触れただけで汚れを吸い取ることができるきめ細かい泡で洗うのがポイント。
泡を洗い流すときは、温度が高すぎず低すぎないぬるま湯を使うことが重要です。
高すぎる温度だと、皮脂が過剰に洗い流されてしまいます。冷たすぎる水だと細胞同士の繋がりがゆるんで、乾燥のもとになると言われています。
参考:洗顔のトリセツ-あしたが変わるトリセツショー|NHK
2.水分を補給して保湿
洗顔後は、まず1番に水分や水溶性の保湿成分が含まれている化粧水を使いましょう。
暑い夏には、簡単にできるコットンパックもおすすめです。
化粧水をコットンにしみこませてパッティングしたあと、肌の上に5~10分おきましょう。ひんやりとして気持ちいいだけでなく、角質層までしっかりと水分を届けることができます。
市販のフェイスパックを使うのもおすすめ。ベタつきが気になる人は、鎮静ケアがメインのパックを選ぶといいかもしれません。
鎮静ケアのパックは、おもにさっぱりした成分が配合されていることが多いのです。
3.油分でフタをする
ベタつきが気になる夏は、乳液を使ったケアがおすすめ。
夏でも乾燥しがちな人やうるおいを重視する人は、乳液にプラスしてクリームを使うのも効果的です。
保湿ケアにとくにおすすめの配合成分は「セラミド」。
セラミドは、角質層を構成する細胞のすき間をうめている細胞間脂質の、約50%を占めています。肌のバリア機能として活躍する重要な成分なのです。
乳液やクリームで、セラミドを中心とする不溶性の保湿成分を補給しながら、化粧水で補った水分をしっかり閉じ込めましょう。
参考:セラミド|一般財団法人 脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院
4.日焼け止めを塗る
夏はスキンケアの一環として日焼け止めを塗る癖をつけ、ルーティン化してしまうのがおすすめ。
乳液やクリームで水分のフタをしたら、次に日焼け止めを塗るようにしましょう。
日焼け止めは衣服との擦れなどですぐに落ちてしまうので、朝の外出前のスキンケアに組み込むのが効果的です。
5.冷房で乾燥を感じたら保湿
気づかないうちに冷房によって肌が乾燥していることがあるので、こまめに保湿するのがベスト。
とはいえ、「メイクをしているときにスキンケア?」と考える人も多いのではないでしょうか。
そんな人には、メイクの上からでも使える保湿ミストがおすすめ。
エアコンが効いている空間で乾燥を感じるときに、サッと肌を保湿してみてください。
6.インナーケアをする
夏にできるインナーケアはおもに以下の3つです。
・水をたくさん飲む
・たっぷり睡眠をとる
・バランスよく栄養素を摂取する
人間の身体は普通に生活するだけでも、1日に1.2リットルの飲み水が必要だと言われています。さらに夏は体温調節のために汗をたくさんかく季節なので、1.2リットル以上が必要になりそうです。
夏は脱水症状を防ぐのはもちろん、お肌の乾燥を防ぐために、こまめに水を飲むように意識しましょう。
規則正しい生活を送り、きちんと睡眠時間を確保することも大切です。
睡眠には、お肌のターンオーバーを促進し、肌の老化を防ぐ役割があります。
また肌への効果以外にも、自律神経の調整や疲労回復などさまざまな利点があることは、知っている人も多いのではないでしょうか。
バランスよく栄養を摂ることも重要です。
たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは乾燥肌によい栄養素とされています。これらの栄養素を積極的に摂取することを意識しながら、バランスのよい食事を心掛けましょう。
参考:栄養科通信vol.103「乾燥肌対策は食べ物にもご注意を!」 | 倉敷平成病院だより
参考:しっかり眠って心身をメンテナンス ストレスに負けない体をつくる睡眠|公立学校共済組合
【乾燥肌】保湿ケアのポイント
冬と同じ保湿ケアをする
そのため、スキンケアも冬と同じ程度でおこなうのがおすすめです。秋冬にクリームを使って保湿している人は、夏も継続して使いましょう。
「夏は化粧水だけで済ませている」という人は、今日からでも乳液や美容液を取り入れてみてください。
1日に2回の洗顔
乾燥肌の人のなかには、「肌がつっぱるし、朝は水だけで洗顔している」という人もいるのではないでしょうか。
しかし水だけの洗顔は、肌のダメージに繋がるのでNG。
顔の皮脂は、約6時間で酸化してしまいます。皮脂が酸化すると、肌細胞まで酸化してしまい、肌に負担がかかってしまうのです。
一方で乾燥肌の人は、顔の皮脂を取り除きすぎてしまうと、乾燥に拍車がかかってしまうことも。
顔の皮脂を酸化させずに適量を保つために最適なのが、1日2回の泡洗顔なのです。
【普通~脂性肌】保湿ケアのポイント
さっぱりタイプのスキンケアアイテムを使う
普段から皮脂が分泌されやすい夏は、保湿ケアをするとさらにベタつきが気になりますよね。
だからといって夏のスキンケアを怠ると、肌が乾燥してしまい、さらに皮脂が分泌されることも。過剰に分泌された皮脂が、ニキビや炎症のもとになる場合もあります。
そのため夏こそ、しっかりと保湿ケアをする必要があり、ベタつきをおさえながら保湿してくれるさっぱりタイプが活躍します。
スタンダードの製品と保湿成分そのものに違いはない場合が多く、きちんと保湿の役割を果たしてくれるのです。
過度な洗顔はNG
最低限必要な皮脂まで無くなってしまうからです。
どうしてもベタつきが気になって気持ち悪いという場合は、水だけで軽く洗い流したり、拭き取り化粧水を使ったりするのがおすすめ。
夏の保湿におすすめのアイテム
保湿ができる日焼け止め
身体だけでなく顔にも使用できるので、夏のUVケアに使ってみてくださいね。
種別名称 | 化粧品 |
---|---|
SPF・PA | SPF50+PA++++ |
美容液成分(保湿)として、金銀花エキス、真珠タンパク抽出液、ダマスクバラ花水、BGが配合されていて、保湿ケアもバッチリできます。
せっけんで落とせる処方で、皮膚に負担をかけずに使えるのも、乾燥肌のひとにおすすめのポイント。
汗に強いスーパーウォータープルーフなので、夏のレジャーにも使えます。
種別名称 | 医薬部外品 |
---|---|
販売名 | DSUVマイルドミルク |
SPF・PA | SPF50+PA++++ |
有効成分グリチルリチン酸2Kが配合されていて、肌荒れや皮膚の乾燥、にきびを防ぎ、皮膚にうるおいを与えてくれます。
低刺激性、無着色、無香料で生後6か月から使用できるのが特徴。肌のバリア機能を守りながらも、日焼けを防いでくれる日焼け止めです。
さっぱりタイプの化粧水・乳液
しっかり保湿ケアをして、乾燥と無縁の夏を過ごしましょう。
種別名称 | 医薬部外品 |
---|---|
販売名 | 雪肌精 化粧水 |
有効成分W-グリチルリチン酸ステアリルが、肌荒れ防止・美白にはたらきかけ、透明感のある肌にリードしてくれます。
みずみずしいテクスチャーで、ベタつかずに角層の深くまでうるおいが浸透。さっぱりした使い心地で、夏のスキンケアも楽しくなりそうですね。
種別名称 | 医薬部外品 |
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販売名 | イプサ ザ・タイムR アクア |
独自の保湿成分である「アクアプレゼンターⅢ」が、うるおいで満たされた状態の肌を持続させてくれます。
有効成分として、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムの2つが配合されており、肌荒れや大人ニキビを防いでくれる処方です。
種別名称 | 医薬部外品 |
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販売名 | Curél乳液C |
潤い成分としてセラミド機能成分やユーカリエキスが配合されており、ふっくらうるおった肌に。
有効成分である消炎剤(アラントイン)配合で、肌荒れを防いでくれる医薬部外品です。
保湿力に優れていて、使用後はしっとりするのにも関わらず、ベタつかないのが嬉しいポイント。
種別名称 | 医薬部外品 |
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販売名 | ソフィーナ UV乳液Na |
SPF・PA | SPF50+PA++++ |
日焼け止め効果に優れているので、化粧下地としても使用できるのが優秀なポイント。
紫外線をカットしながら、乾燥からも肌を守り、1日中うるおいを守ってくれます。
美白有効成分としてカモミラETが配合されており、メラニンの生成を抑えてしみやそばかすを防止してくれる処方なのも◎
メイクの上から使える保湿ミスト
夏はもちろん、1年を通して使うことができるので、試してみて損はなさそう。
種別名称 | 医薬部外品 |
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販売名 | CurélディープモイスチャースプレーA |
もちろんメイクの上からでも使うことができます。
肌のバリア機能に関わる「セラミド」機能成分※を微細化した設計で、角層までしっかり浸透。
有効成分である消炎剤配合で、肌荒れが気になるデリケートな肌にも使えます。
持ち運びしやすい3サイズ展開で、250g、150g、60gの3つから用途に合わせて選べるのもポイント。
※ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
種別名称 | 化粧品 |
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製品の抗酸化成分ホワイトトリュフと保湿成分のトコフェロールを、ダルバ独自の黄金比率で配合した「トリュフェロール™」がポイント。
保湿しながらも、肌の抗酸化に活躍する美容液ミストです。
「ホワイトトリュフ」シリーズの中でも「ファースト スプレーセラム」は乾燥肌の人向け。
さっぱりした使い心地で、脂性肌の人におすすめの「バイタルスプレーセラム」も販売されています。
夏の紫外線対策
紫外線を浴びることで、肌の乾燥や皮脂の酸化、バリア機能の低下に繋がってしまいます。
日焼け止めや日傘などを利用して、日焼けを防止しましょう。
適切な日焼け止めを選ぶ
じつはちょっとした外出や散歩なら、紫外線防止効果(SPF/PA)はそれほど高くなくても十分だそう。
使うシーンに合わせた日焼け止めを選ぶことで、肌に余計な負担をかけずに紫外線対策をすることができますよ。
日焼け止めを選ぶときは以下を目安にしてみてください。
SPF | PA | |
---|---|---|
数分間の散歩や日常生活上の移動 | SPF1~20 | PA+~++ |
軽めのレジャー・運動 | SPF20~40 | PA++~+++ |
海上スポーツ、炎天下でのレジャー | SPF35~50 | PA++~++++ |
とくに紫外線が強いところ | SPF50+ | PA++++ |
日傘や帽子を活用する
布製品は、紫外線保護指数(UPF)や、紫外線遮蔽率(しゃへいりつ)が高い製品を選ぶようにしましょう。
UPFは、製品を身につけていない場合と比べて何倍の保護能力があるかを示しています。
紫外線遮蔽率は文字どおり、紫外線をどのくらい遮蔽できるかを示しています。
この2つの数字を意識して日焼け防止アイテムを選べば、より効果的な紫外線対策ができそうです。
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