金木犀の香りはいつがピーク?
香りのピークは9月下旬から10月上旬のあいだで、わずかな期間しか楽しむことができません。
1年に1度、2~3週間しか香らないからこそ、金木犀の香りの虜になっている人も多いのではないでしょうか。
フレグランス業界でも金木犀の香りは人気で、香水やボディクリームなどを中心に、様々なアイテムが販売されています。
そのままの香りを楽しむにはポプリがおすすめ
ポプリとは、ドライフラワーを使ったフレグランスアイテム。花やフルーツ、アロマオイルがあれば簡単に作れるので、手作りされることも多いです。
ドライポプリよりモイストポプリ
一般的にポプリというと、花を乾燥させて作るドライポプリを指すことが多いです。ドライポプリは雑貨屋などで販売されることも多いので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
金木犀のポプリを楽しむなら、ドライポプリよりモイストポプリがおすすめ。金木犀は乾燥させると香りが飛んでしまうので、ドライポプリには向きません。
モイストポプリは、生乾きの花やフルーツを、塩と一緒に熟成させて、塩に素材の香りを移して楽しむポプリです。
金木犀の香りを閉じ込めることができます。
バスソルトとしても使える
ものによってはエッセンシャルオイルなども含まれますが、花びらと塩などのシンプルな材料しか使われていないので、お風呂でも楽しめますよ。
バスソルトとして使うときは、花びらが散らないように、不織布の袋や網目の細かいネットに入れるのがおすすめ。配管に影響してしまう場合があります。
100円ショップなどで販売されているお茶パック用の袋や、家にあるガーゼハンカチでも代用可能です。
バスタブの材質によっては傷んでしまうこともあるので、必ず使えるかどうかチェックしてから使用してみてくださいね。
金木犀のポプリが手に入るおすすめサイト
ハンドメイドは、手ごろなお値段で、手作りならではの可愛らしさを楽しめるのが魅力。
金木犀のポプリが手に入るおすすめのサイトを紹介します。
minne(ミンネ)
家具や服から、アクセサリーや雑貨まで、幅広いアイテムに出会うことができます。
2024年8月現在、ミンネでの「金木犀 ポプリ」の検索結果はなんと67点。ポプリを中心に、金木犀の香りを楽しめるたくさんのアイテムに出会うことができそう。
Creema(クリーマ)
クリーマでも、アクセサリーをはじめとして、服飾雑貨からインテリア、キッズ用品やキッチンアイテムまで、様々なジャンルの作品を購入することができます。
クリーマでも「金木犀 ポプリ」と検索したところ、結果は85点。(2024年8月現在)
自分好みの金木犀ポプリを探すことができます。
金木犀のモイストポプリは簡単に作れる
金木犀の花と、塩、容器があれば、2~3時間で完成させることができるのです。秋の散歩ついでに、モイストポプリを作ってみてはいかがでしょうか。
必要な材料
・金木犀の花
・塩
・容器
金木犀の花は、使うビンの3分の2ほど集めましょう。花屋さんや、農産物を取り扱う施設で販売していることもあります。
モイストポプリに使う塩は、料理に使うあら塩や岩塩で問題ありません。
保存に使う容器は、密閉性の高い透明なビンがおすすめ。素材を奥まで入れやすいように、口の広いビンを選んでください。
そのほか、金木犀の花をのせるバットやトレー、新聞紙やキッチンペーパーなどがあると作業がしやすいです。ご家庭にあれば用意してみてください。
作り方
2.金木犀の花の茎部分とゴミを取り除く
3.花を生乾き程度に干す
4.ビンに花→塩の順に交互に入れる
5.密封して1か月ほど冷暗所で熟成させる
下準備として、ビンの煮沸消毒をしておくと安心です。時間がないときは、消毒用エタノ―ルでの消毒も効果的。ポプリは食用ではないので、消毒の過程は省いても大きな問題はありません。
まずは金木犀の花から、茎とゴミを取り除きましょう。
分類ができたら、金木犀の花をトレーやペーパーの上に広げて生乾きにします。香りを飛ばしすぎないために、1時間から1時間半ほどで十分です。
生乾き状態になったら、容器に花と塩を交互に入れていきます。平らにならすようにいれると層になってキレイですよ。層になっていなくても香りは出るので、適当に入れても問題ありません。
蓋をしめてしっかり密封したら、1か月ほど、直射日光を避けた涼しい場所で保管してください。熟成が進むと、花が茶色になって、水分が塩に吸収されていきます。
モイストポプリ作りのポイント
・フタが金属製のビンは避ける
・分類作業はキッチンペーパーの上がおすすめ
粒が細かい塩だと、花びらの隙間に入り込んでしまうので、キレイな層になりづらいです。できるだけ粗い塩を選ぶのがおすすめ。岩塩でも作ることができます。
塩分が反応してサビやすくなってしまうので、蓋が金属製のビンは避けるのがベター。木製や樹脂製のフタのビンを選びましょう。
金属製の花と茎を分ける作業は、キッチンペーパーなどの白い紙の上でおこなうのがおすすめです。茎やゴミが見つけやすくなります。
ポプリ以外で金木犀の香りを楽しめるアイテムの作り方
モイストポプリのほかに、香水やシロップでも手軽に金木犀の香りを楽しめます。簡単に作ることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
香水
作り方は以下の通りです。
1.茎やゴミを取り除いた金木犀の花を、煮沸消毒したビンに入れる
2.無水エタノールをビンの8分目くらいまで注ぐ
3.密閉し、周りをアルミホイルで覆う
4.冷暗所で2か月ほど寝かせる
モイストポプリよりも作るのに時間がかかりますが、香水なら香りを身にまとうことができます。
シロップ
食べることができるので、ヨーグルトのソースをはじめ、スイーツやホットケーキなど、様々な使い道があるのが嬉しいポイント。
簡単に作ることができるので、以下の手順を参考にしてみてくださいね。
1.金木犀の花(100g)から茎やゴミを取り除く
2.桂花陳酒(100ml)と水の混合液で軽く洗うのを2回繰り返す
3.ざるに移し、30分ほど置いて水を切る
4.水(600ml)と上白糖(600g)を入れて加熱した鍋に水を切った花びらを加える
5.ふつふつしたら弱火で5分煮て、火を止めて人肌くらいまで冷ます
6.冷ましたら再び火にかけ、ふつふつしたら火を止める
7.煮沸消毒したビンに注いで完成
桂花陳酒が用意できない場合は、オレンジリキュールでも風味を出すことができます。
シロップは食用なので、雑菌を繫殖させないために熱湯消毒を徹底して行いましょう。
このほか、レシピサイトにも詳しいレシピが記載されているので、参考にしてみてくださいね。
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