エルメス「モンスーンの庭」の香りを徹底レビュー!
エルメスの人気シリーズ「庭園のフレグランス」(「庭」シリーズ)の3番目の香りとして誕生しました。
調香師はジャン=クロード・エレナ。エルメスの初代専属調香師として「ナイルの庭」「地中海の庭」など多くの香りを手がけた人物です。
「モンスーンの庭」の舞台はインドのケララ州。乾いた大地にモンスーン(季節風)が吹き、自然がみずみずしくよみがえっていく様子を表現した香水です。
「モンスーンの庭」はどんな香り?
ウォーターノート、ジンジャー、ジンジャーリリー、ペッパー、カルダモン、ベチバー
「モンスーンの庭」はスパイシー&フローラルの香り。さらにアクアティック、スパイシー、ウッディといった要素もあわせ持つ、複雑な印象の香りです。
ベースとなるのはキュウリやスイカに似た、瓜(ウリ)を思わせるアクアノート。
グリーン調のフローラルノートであるジンジャーリリーとあわせて、青々しい自然な甘みを感じられます。
そこにカルダモンやジンジャーの乾いたスパイスの香りが合流。インドらしいエキゾチックな印象をもたらします。
モンスーンが去った後の、生命力あふれるみずみずしい世界が目に浮かぶ香り。
ラストはベチバーのウッディノートがゆったりと漂います。
香りの移り変わりが少ないシングルノートの香水ですが、つけた瞬間と比べると徐々に香りが落ち着いていく印象です。
エルメスの「庭」シリーズとは?
正式名称は「庭園のフレグランス」シリーズです。
2023年までに発売された香水は「地中海の庭」「ナイルの庭」「モンスーンの庭」「屋根の上の庭」「李氏の庭」「ラグーナの庭」の6種類。
世界各地の庭園をモチーフにした香水は、年齢や性別を問わず使いやすいのが特徴。香水初心者の人にも挑戦しやすい香りがそろっています。
エルメスとは?
創業者はティエリー・エルメス。パリのバス=デュ=ルンパール通りに馬具の専門店を開いたことがはじまりです。
1900年以降、自動車の普及により馬具の需要が低下。それをきっかけに女性向けファッションアイテムの販売を開始しました。
エルメスはもともと鞍(くら/馬の背に人を載せるための器具)を入れるためのカバンを製作していたこともあり、丈夫な革製品を作ることに定評がありました。
職人の丁寧な仕事で作られたバッグや財布はたちまち大人気に。パリの女性だけにとどまらず、世界中のセレブたちに愛用されるようになりました。
1947年には香水部門を設立。「庭」シリーズのほかにも「エルメッセンス」や「カデナ」など、多くの人気シリーズを生み出しています。
「モンスーンの庭」の口コミは?
「モンスーンの庭」を気に入った人の口コミ
「個性的な香りがくせになる」
「じめじめした日の気分転換に使いたい香り」
口コミをまとめると「アクアティックとスパイシーの個性的なかけあわせが好き」「雨の日に使う香水を探している」という人にぴったりの香水といえそうです。
男女問わず使えますが、どちらかというと「メンズっぽい香り」という口コミが多く見られました。
すっきりとした香りを好む男性や、甘ったるい香りが苦手な女性におすすめしたい香りです。
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「モンスーンの庭」が合わなかった人の口コミ
「不思議な香りでいつ使えばいいかわからない」
口コミをまとめると「瓜系の香りが苦手」「万人受けする香りが欲しい」という人には合わない可能性があります。
使いやすい香りがそろっている「庭」シリーズですが、「モンスーンの庭」は比較的クセの強い香りかもしれません。
香水初心者の人は定番人気の「ナイルの庭」から試してみるのもおすすめです。
エルメス「モンスーンの庭」と似ている香水は?
1.フローリス「ネロリボヤージュ」
マリン✕スパイシーな香調が「モンスーンの庭」と似ています。
インドの雨や風を思わせる「モンスーンの庭」に対し、「ネロリボヤージュ」は西洋の海をイメージした香り。香りを比べて雰囲気の違いを楽しむのもいいですね。
2.ジョー マローン ロンドン「アールグレー&キューカンバー コロン」
キューカンバー(キュウリ)が印象的に使われているので、瓜系の香りが好きな人にぴったりです。
ラストはパウダリー感のあるバニラの香り。「モンスーンの庭」よりも甘い香りを求める人におすすめです。
3.クリーン「クリーン リザーブ レイン」
みずみずしいベルガモットとキューカンバー、湿り気を感じるベチバーやパチョリで、アマゾンの熱帯雨林に降る雨を表現しています。
クリーンの香水は石鹸のような清潔感のある香りが特徴的。周りに好印象を与えたいときに選びたい1本です。
【まとめ】エルメス「モンスーンの庭」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「モンスーンの庭」をおすすめしたいシチュエーション
2.雨の日や梅雨のシーズン
3.夏の夜の散歩
「モンスーンの庭」は大人の男性も使いやすい、ハンサムな雰囲気の香り。白シャツやスールスタイルにもよく似合うので、キリッとした印象に見せたい仕事の日に重宝しそうです。
雨の日や梅雨の時期には、すっきりとしたアクアノートの香水がぴったり。「モンスーンの庭」はしつこい甘さや重たさがないので、湿度が高くじめじめした日にも使いやすいでしょう。
もちろん雨の日以外の使用もOK。気持ちのいい風を感じられる夏の夜に、「モンスーンの庭」をまとって散歩に出かけてみてはいかがでしょう。
「モンスーンの庭」をおすすめしたい人
2.ハーブやスパイスの香りが好きな人
3.インドのエスニックな雰囲気に惹かれる人
「モンスーンの庭」はキュウリやスイカ、メロンを思わせる瓜系の香りが特徴的。好き嫌いが分かれやすいクセのある香りですが、好きな人にとっては離れられない香水になりそうです。
ジンジャー、ペッパー、カルダモンのピリッとした刺激も感じられるので、ハーブやスパイスの香りが好きな人にもおすすめです。
「モンスーンの庭」はインドのケララ州を舞台にした珍しい香水。エスニックな南インドのムードを感じたい人は、ぜひ試してみてくださいね。
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