ヒノキの香りがする香水の魅力
女性がまとうと柔和な印象へ
女性がヒノキの香水をつけると、親しみの中にもどこか柔らかさを感じさせるような、柔和な雰囲気になるのが特徴的です。
それでいて自然と背筋がシャンと伸びるような、どこかちゃんとしたイメージも与えます。
男性がまとうと包容力を感じさせる
ウッディフレグランスならではの印象ですが、ヒノキの親しみやすさが、男性の優しさの中に見せる安心感のある包容力を感じさせるのです。
おすすめのヒノキフレグランス7選
① イソップ/Hwyl(ヒュイル)
濃度 | オードパルファム |
トップノート | タイム、エレミ、ピンクペッパー |
ミドルノート | サイプレス、スウェード、ゼラニウム |
ラストノート | ベチバー、フランキンセンス、シダー |
トップはタイムやエレミが清々しいグリーン。しかしその直後、サイプレスがまだ朝露の残る深い森のような雰囲気をまとって登場するのです。
そのまま深く香りを吸い込むと、スウェードやゼラニウムが重厚感のアクセントを加えているのがわかります。
ラストにはサイプレスの深みを残したまま、湿った土のようなベチバーがより深みを与え、フランキンセンスとシダーとともに深い森の奥へと誘われるようです。
ヒュイルの香りをひと言で表すならば「お寺」が近いのではないでしょうか。
ヒノキのようなサイプレスと、湿った土のようなベチバー、お線香のようなフランキンセンスやシダー。
これらが絡み合うことで、心の底まで安らかになるようなお寺の印象を感じさせるのです。
② ビュリー/オー・トリプル スミ・ ヒノキ
濃度 | 水性香水 |
ノート | スモーク、ヒノキ、カンファー、サイプレス、オリバナム、シダー、ウォータリーノート |
パリ発のフレグランスブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」(以下:ビュリー)の「オー・トリプル・ヒノキ」は、京都の焼き杉にインスピレーションを受けたウッディフレグランスです。
焼き杉とは、家屋を丈夫にするために一度燃やし、焦がしてから使用する日本独自の伝統技術のこと。
シュッとスプレーして目を閉じれば、まるで焼き杉が目の前にあることを錯覚するような、スモーキーで深いヒノキの香りに包まれます。
遠くでは樟脳(しょうのう)のようなやや渋みを帯びた独特の香りがアクセントを加え、次第にオリバナム、シダーがヒノキに更なる深みを与えていく印象です。
ビュリーの香水は「水性香水」といって、水をベースにしています。
アルコールが含まれていないため、お肌が敏感な方にもおすすめです。
③ エルメス/テール ドゥ エルメス
濃度 | オードトワレ |
トップノート | オレンジ、グレープフルーツ |
ミドルノート | ペッパー、ペラルゴニウム、フリンティ |
ラストノート | ベチバー、シダー、パチュリ、ベンゾイン |
トップはジャン=クロード・エレナ氏らしい、みずみずしく透明感溢れるシトラス。そこからじわじわとベチバーやシダー、パチュリが混ざり合った軽やかなヒノキの香りに包まれます。
ヒノキの香料は含まれてはいないのですが、さまざまなウッディの香料をブレンドすることでヒノキのような柔らかなウッディな香調に変貌させたのです。
ミドルからラストにかけてはフリンティ(火打ち石)が力強い大地を感じさせます。
人肌と馴染むことで、大地と人間が絆を結んでいく様子が目に浮かぶようです。
④ キトワ/オードパルファム ヒノキ
濃度 | オードパルファム |
トップノート | サイプレス、ミント、ホワイトペッパー |
ミドルノート | ヒノキ、ゼラニウム、イリス |
ラストノート | セダーウッド、フランキンセンス、サンダルウッド |
スプレーした瞬間から、ヒノキそのものと言えるほど軽やかで清々しく、心が安らぐような香りに包まれます。まるでヒノキの森で森林浴を楽しんでいるかのようです。
ヒノキ科で深みのあるサイプレスからヒノキへと繋がるノートはとても美しく、ちょっとした香りの違いに気づくか気づかないか絶妙なラインでふわっと香り立つのです。
ミドルからはヒノキの白い肌を感じさせるイリスがアクセントを加え、柔らかく素肌を包み込みます。
ラストにはシダーやフランキンセンス、サンダルウッドがお香のようにふわふわと立ち上り、優しくドライダウンしていくのが特徴です。
⑤ バナナとイエロう/BY eau de toilette 2
濃度 | オードトワレ |
ノート | 丁子、ヒノキ、シダーウッド |
ひと吹きすれば、たちまちそこはヒノキの生いしげる森林。深く香りを吸い込むと、遠くではクローブの甘い香りがほのかに漂い、そっとヒノキを引き立てています。
香り立ちは非常に軽やか。1〜2時間で肌から離れていってしまうので、パーソナルな距離感で楽しめるのが魅力です。
「バナナとイエロう」の真髄でもある扇子に振りかけ、仰ぐようにして香りを楽しむのもおすすめ。
⑥ サウザンドカラーズ/M1402 サイプレス マスク
濃度 | オードパルファム |
トップノート | サフラン、ヒノキ、ナツメグ |
ミドルノート | ミルラ、インセンス、インク |
ラストノート | シダーウッド、パピルス、レザー、ウード |
その名の通り、サイプレス(ヒノキ科の樹木)がメインとなったフレグランスで、優雅でありながら重厚感のある木の香りを堪能できます。
スプレーするとまず香り立つのは、サフランやナツメグなどのスパイス。そこからじわじわとメインであるヒノキが顔をのぞかせます。
ミドルにはスパイスの香りが抜け、墨汁の香りがアクセントとなり、ヒノキを引き立たせるのです。
⑦ ゲラン/アクア アレゴリア グラナダ サルヴィア
濃度 | オードトワレ |
トップノート | カシス、ヒノキ、ベルガモット |
ミドルノート | ザクロ、セージ、ローズ |
ラストノート | ホワイトムスク、フォーム、パチュリ |
そのなかでも「グラナダ サルヴィア」は、ザクロやローズなど軽やかなフルーティフローラルにアクセントとしてヒノキを加えたフレグランスです。
トップはみずみずしく弾けるようなザクロやカシス。深く香りを吸い込んでみると、軽やかなヒノキが優雅に存在します。ミドルにはザクロを引き継いだまま華やかなローズが主役となり、ラストのホワイトムスクへと繋がります。
ヒノキの香りは感じたいけれど、ウッディフレグランスの気分ではないときにおすすめの香りです。
ヒノキの精油でオリジナルフレグランスを作る方法
以下の記事でも、香水以外でヒノキの香りが楽しめるフレグランスグッズについて詳しく紹介しているのであわせてさんこうにしてみてください。
ホームスプレーで玄関や部屋をヒノキの香りに
・ヒノキ精油:6滴
・無水エタノール:5mL
・精製水:25mL
無水エタノールにヒノキ精油を垂らし、よくかき混ぜます。そこに精製水を加えさらに混ぜ、スプレー容器に移して完成です。
匂いのこもりがちな玄関や、お部屋にシュッシュと数回振りかけると、たちまちヒノキの香りに包まれてリラックス気分を満喫できます。
※手作りのルームスプレーは劣化しやすいため、保管は冷蔵庫にて行い、2週間を目安に使い切るようにしましょう。
家にいながらヒノキ風呂を堪能
・ヒノキ精油:5滴
旅先のようなヒノキ風呂を家でも楽しみたいときには、ヒノキ精油を使って沐浴(もくよく)するのがおすすめです。
副交感神経を優位にする39〜40℃を目安に沸かしたお湯に、ヒノキ精油を5滴垂らしてよくかき混ぜ、肩までゆっくりと浸かってみましょう。まるでヒノキ風呂に浸かっているように錯覚させてくれるはず。
ベースオイルと混ぜてヘアオイルに
・ヒノキ精油:3滴
・ホホバオイル:30mL
植物由来のオイルを「ベースオイル」と言います。このベースオイルに精油を混ぜることでヘアオイルとしても活用できますよ。
ホホバオイルにヒノキ精油を垂らし、よく混ぜて完成です。
ホホバオイルのほかにも、スイートアーモンドオイルや椿油、アルガンオイルなどもおすすめです。ぜひお好きなオイルを選んでみましょう。
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