スパイシー系の香水ってどんな香り?
確かにピリリとした辛い香りたちは、嗅いでいるだけで元気になれそうなものばかり!人々は古くから、そんなスパイスの奥深いパワーに慣れ親しんで来たのですね。
香水に使われるスパイス系香料も、多くは料理に使われるものたち。
フローラルやウッディなどの定番ノートと合わせると爽快感やエキゾチックテイストが加えられ、一気に香りに厚みが出ます。
スパイシーノートを構成する香りとは?
・ピリリと爽やかな辛味を持つペッパー
・キリッとした辛さの奥にほのかな甘みを感じられるジンジャー
・エキゾチックな甘い香りを持つカルダモン
・グルマン系香水に多用されるアニス
・ほっこりとした温かみが感じられるシナモン
などが代表的。ただしスパイスと一口に言っても個性はさまざまなうえ、産地や品種によっても香り方が大きく変わります。
夏向けの香水には爽やかな風味を持つジンジャーやペッパーが、寒い時期向けの香水には重めの甘さが感じられるシナモンやアニスなどが使われる傾向が強め。
季節やシーンにマッチしたフレグランスを選ぶことで、より心地よい香りを楽しめます♪
お洒落な男女に大人気♪スパイシー系の人気香水9選
ユニセックスな香りが多めなので、カップルでお揃いのフレグランスを付けるのもオシャレですよ♪
■スパイシー系のおすすめ香水① マケラッシュ インテンス(イソップ)
〔トップノート〕ベルガモット、クローブ、カルダモン
〔ミドルノート〕ネロリ、ジャスミン、ローズ
〔ラストノート〕シダー、サンダルウッド
男女問わず大人気のスキンケアブランドイソップは、現在3種類の香水を発売しています。
マラケッシュ インテンス オードトワレは、その中の一つ。
ゆったり心落ち着く空間を演出してくれる、オリエンタルウッディノートのフレグランスです。
カルダモンやクローブが非常にオリエンタル&スパイシーに香るのですが、ベルガモットやネロリの爽やかさが加えられているため意外と軽やか。
ここにジャスミンやローズの甘さが加わることで、ユニセックスな色気が徐々に出てきます。
スパイスに加え清涼感のあるシダーと神聖なサンダルウッドが香るため、セクシーさと同時に静かな知性が感じられます。
癒しのリラックスタイムにもぴったりな、不思議な魅力を持った香水です。
■スパイシー系のおすすめ香水② スパイス アンド ティーズ(シロ)
〔トップノート〕ブラックペッパー、スモーキー、ウッディ、ベチバー
〔ミドルノート〕インセンス、ペッパーウッド
〔ラストノート〕シダーウッド
日本発の大人気ブランドシロ パフュームのスパイス アンド ティーズは、ウッドとスパイス、そしてお酒をテーマにした、ユニセックスなフレグランス。
「古い木造のバー」をモチーフに作られた香りは、重厚感たっぷりながらもドライでクールな印象。
香りのアクセントに加えられたピリッと辛いペッパーが、なんとも心地よい1本です。
トップノートは、ブラックペッパーのスパイシー感と爽やかさのあるウッディノートから始まります。
徐々にスモーキーノートやジンを思わせるお酒の香りが出てくると、どんどんBARの雰囲気に。
大人の隠れ家から香る、ゆったりとした木々の匂いと刺激的なスパイスのテイストが心ゆくまで楽しめます。
余分な甘さを一切排除した香りなので、シーンを選ばず使えそう。
ウッディスパイシーノートがお好きな方に、ぜひ試していただきたいアイテムです。
■スパイシー系のおすすめ香水③ アクア アレゴリア ジンジャー ピカンテ(ゲラン)
〔トップノート〕レモン、ペッパー、ベルガモット
〔ミドルノート〕ジンジャー、ローズ
〔ラストノート〕ホワイトムスク、シダーウッド
ゲランの「アクアアレゴリア ジンジャーピカンテ」は、ジンジャーとローズの香りが楽しめる軽やかでフレッシュなフレグランス。
デイタイムに気軽に使えるライトなフレグランスシリーズ「アクアアレゴリア」らしい、優しく飽きのこない香り立ちが楽しめます♪
シュッと吹きかけるとシトラスやジンジャー、カルダモンの香りがふわっと広がります。
スパイスたっぷりのジンジャエールを思わせるシュワッと爽快な香りは、心地よさ抜群!
ドライで上品な清涼感があるので、思わず喉が鳴るほど美味しそうに感じます。
徐々にローズの華やかさが出てくると、フェミニンでふんわり優しい香りに。
瑞々しいジューシーさやムスクの柔らかい清潔感も感じられるので、どんなシーンにもマッチしそうです。
イヤなクセがなく、さっぱり品のある香りなので、年代問わず多くの女性にマッチ。
暑い時期にサラッと付けられる、毎日使いたくなってしまいそうなコロンです。
■スパイシー系のおすすめ香水④ ギルティ(グッチ)
〔トップノート〕マンダリン、ピンクペッパー、ベルガモット
〔ミドルノート〕ゼラニウム、ピーチ、ライラック、レッドカラント、ジャスミン
〔ラストノート〕パチョリ、アンバー、バニラ、ホワイトムスク
グッチの「ギルティ」は、ピンクペッパーの刺激が効果的に使われているオリエンタルフローラルフレグランス。
フレッシュで快活な印象のトップ〜ミドルノートと、カッコ良いセクシーさが光るラストノートのギャップがたまらない「いい女の香り」が楽しめます♪
トップノートは、マンダリンとピンクペッパーによるとびきり爽快な幕開けから始まります。
甘く華やかなライラック&フレッシュなピーチのミドルノート時にもペッパーのピリッと感は持続するため、「ただ甘いだけの香りはイヤ!」と言う方にぴったり。
その後徐々にパチョリの苦味やアンバーの温かみが出てくると、大人の落ち着きとクールな色気が出てきます。
セクシーで重めの甘さが目立つフレグランスですが、ピンクペッパーとパチョリがハンサムさを加えてくれているので、少量使いならオフィスシーンでの使用もおすすめ!
モダンな香りは、パリッと清潔感のある装いに合わせるととても素敵です。
グッチギルティが気になった方は、こちらのレビュー記事も見てみて下さい!
■スパイシー系のおすすめ香水⑤ 李氏の庭(エルメス)
〔トップノート〕金柑、ミント、竹
〔ミドルノート〕ジャスミン、四川山椒
〔ラストノート〕オークツリー、梅の木、ウッディノート
エルメスの「庭園のフレグランスシリーズ」でスパイシー系の香りと言えば、ジンジャーの主張が強いモンスーンの庭が代表的。ですがエルメスの「李氏の庭」も、珍しいスパイスを使用した要注目のフレグランスです!
李氏の庭は、金柑のフレッシュで東洋的なシトラスノートとグリーン感の強いジャスミンを軸に香りが展開していく香水。
柑橘の爽やかなフレッシュさが長続きしながら、ウォータリーでエレガントな大人のフローラル&アロマティックノートがふんわり上品に広がります。
ノートのアクセントとして効果的に使われているのが、中国四川山椒(花椒)。
胡椒や日本山椒とは一線を画すひんやりとした爽やかさが、香り全体の印象をクールに引き締めてくれます。時間が経っても時折四川山椒の刺激がフッと香るのがユニークです♪
■スパイシー系のおすすめ香水⑥ ミモザ & カルダモン コロン(ジョーマローン)
〔トップノート〕カルダモン
〔ミドルノート〕ミモザ
〔ラストノート〕トンカビーン
ジョーマローンの「ミモザ&カルダモン コロン」は、ミモザの柔らかな甘さとスパイシーなカルダモンの香りが上手くブレンドされたフレグランス。
涼しい季節によく似合う、ほっこりクリーミーな甘みが心地よいレディース向け香水です♪
春先にふわふわした黄色い花を咲かせるミモザは、パウダリーで甘いフローラルノートを持つ植物。そんなどこか懐かしいお花の香りに、カルダモンシードの柑橘を思わせるフレッシュな刺激がプラスされています。
カルダモンのピリッと感が、香り全体に程よい抜け感が加えていて◎。
重めのエキゾチックな甘さが目立つのに、普段使いしやすい上品な印象のフレグランスに仕上がっています。
ラストは、ミルクやバニラを連想させるトンカビーンの余韻が残ります。ざっくり編みのニットにぴったり合いそうな、温かみたっぷりの残り香が長く持続しますよ♪
■スパイシー系のおすすめ香水⑦ ファイブオクロックオジャンジャンブル(セルジュ・ルタンス)
〔トップノート〕ティー、ベルガモット
〔ミドルノート〕ジンジャー、シナモン、ウッディノート
〔ラストノート〕カカオ、ハニー、アンバー、パチョリ、ペッパー
セルジュ・ルタンスの「ファイブオクロックオジャンジャンブル(ジンジャーが香る午後5時)」は、名前の通りジンジャーをフィーチャーしたフレグランスです。
香りのモチーフとなっている舞台は19世紀のイギリス。午後5時にティータイムを楽しむ上流階級の人々をテーマに作られた、ユニセックスなオリエンタルスパイシーノートです。
ベルガモットとジンジャーのフレッシュ&爽やかなトップのあと、ふんわり柔らかいティーの香りが。
徐々にシナモンの香りが強まっていくと、シナモンジンジャーティーやジンジャーブレッドを彷彿とさせる美味しそうで温かみのある甘さを楽しめます。
ラストに近づくにつれパチョリやアンバーが目立ち始め、ほんのりスモーキーで甘い香りに。
ペッパーの刺激がアクセントを与えてくれるので、重くなりすぎず最後まで軽やかな甘さが続きます。
全体的にお菓子っぽいスイート感がありますが、落ち着きやマスキュリンニュアンスが感じられるため、大人の男女におすすめ。
気温が低くよく晴れた日にさらりと付けると、非常にリラックスできそうな温かい香りです。
■スパイシー系のおすすめ香水⑧ カフェ ローズ(トム フォード)
〔トップノート〕サフラン、ブラックペッパー、メイローズ
〔ミドルノート〕ターキッシュローズ、ブルガリアンローズ、コーヒー
〔ラストノート〕インセンス、アンバー、サンダルウッド、パチョリ
トム・フォードの「カフェ ローズ」は、その名の通りローズとコーヒーをテーマにしたフレグランス。青々しさが強いローズと深煎りコーヒーの香りを軸に、さまざまなスパイス、ウッドが入れ替わり立ち替わり顔を覗かせるユニークな香水です。
トップ〜ミドルはかなりスパイシーで、ブラックペッパーやサフランの辛さがしっかり主張します。
ここにローズの甘く華やかな香りが合わさると、トムフォードらしい個性が全開!とは言え全体的に非常に上品な香り立ちなので、意外と使いやすくデイリーシーンにも難なくマッチします。
徐々にコーヒーのビターな苦味が絡んでくるとはじめのパンチある香りは落ち着いてきて、温かみのある気品が感じられるように。
ミドルの中盤以降はウッディテイストが強まり、より落ち着いた印象に変化。サンダルウッドやインセンス、アンバーがゆったり優しいウッディノートを表現します。
セクシーな香りになりすぎないのは、スパイスのアクセントのおかげ。長い時間をかけてローズのさまざまな表情を楽しめる、使っていて楽しいフレグランスです。
■スパイシー系のおすすめ香水⑨ コリアンダー(ディーエス&ダーガ)
〔トップノート〕ルシアンコリアンダー、ペッパー、ジュニパーニードル
〔ミドルノート〕ゼラニウム、クローブステム、クラリセージ
〔ラストノート〕ムスク、マグノリア、メース
ディーエス&ダーガの「コリアンダー」は、その名の通りコリアンダーシードをテーマにしたフレグランス。
コリアンダー(パクチー)と聞くとクセの強い青々しい匂いを想像するかもしれませんが、種は葉と違ってアニスに似た甘く爽やかな香りを楽しめるスパイスです。
コリアンダーに加え、ペッパーやジュニパー、クラリセージなどさまざまなハーブ&スパイスをブレンド。オリエンタル感やムワッと重たい印象は全くなく、爽快感のあるグリーンアロマティックノートが心地よく広がっていきます。
ラストにはマグノリアやムスクの優しい甘さが残るので、意外とフェミニンな印象。
清涼感や透明感が強いので、暑い時期にも気持ちよく使えます。
周囲と一味違う香りが欲しいならスパイシー系香水をチェックしてみて
周囲から一目置かれるオシャレな香りが欲しいなら、スパイス香料が使われたフレグランスはマストです。
かつてはスパイシーな香水と言えばメンズフレグランスが主流でしたが、近年はジェンダーレスな香りがスタンダードになってきているため、男女共に使える香りがずいぶん増えました。
女性でも気兼ねなく使えるアイテムがたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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