サシェとは?
布製の香り袋が一般的ですが、キャンドル用ワックスとアロマオイルで作られた固形タイプや、短冊形の紙に香りをつけたペーパータイプなど、サシェのタイプもいろいろ。財布に入れて持ち運んだり、ドアノブにかけたり、自分に合ったサシェを探してみるのも楽しいですよ。
はるか昔から古代ローマや中国などで愛用されていて、結婚式やお祭りにも使用されていたのだとか。
サシェは比較的カンタンに作れるので、初心者向けの製作キットも販売されています。自分の好きな香りのサシェを見つけたり、大切な人への贈り物にしたり、いろいろな楽しみ方をしてみるのがおすすめです。
サシェはどんな香りがする?
リラックスタイムに使用するならラベンダーや樹木をメインにしたグリーン系の香り、クローゼットにはおしゃれな印象を与えるクスノキやサンダルウッドの香りと、目的にあわせた香りを選んでみましょう。
衣類などへの香り移りも穏やかで、キツイ香りが苦手な人にもおすすめです。
日本の「匂い袋」との違いは香り
このふたつの違いは中身です。西洋のサシェは、袋の中にドライハーブやドライフラワーを入れたり、アロマオイルをしみ込ませた布が入っていたりと、バラエティに富んでいます。バラやラベンダーなど、華やかな印象の花木が使われているのも特徴です。
一方で日本の匂い袋の中身は、白檀(びゃくだん)、丁字(ちょうじ)、桂皮(けいひ)などの香木を粉末状にしたものが用いられています。
サシェとポプリとの違い
ポプリはドライフラワーを砕かずにそのまま使い、大きめの容器に入れてドライフラワーの色や形状も楽しめるアイテムです。ポプリの方がインテリア性が強いと言えるでしょう。
一方で細かく砕いて袋に入れて使うサシェは、見た目よりも香りの実用性が高いアイテムです。
サシェの種類
オーソドックスな巾着タイプ
巾着タイプの良いところは、香りが弱くなってきたと感じたら、中身を入れ替えて何度でも繰り返し使えるところです。
アロマワックスサシェ
キューブ型に固めたアロマワックスを棚の上において、インテリアとして楽しんだり、紐が付いているタイプはドアに吊り下げて使ったりします。
場所を取らないペーパータイプ
名刺サイズのペーパータイプサシェもあり、名刺ケースに忍ばせて使う人も増えています。自分の名刺に好きなアロマオイルを垂らして手作りするのもOKですよ。
サシェの便利な使い方
お部屋のインテリア兼ルームフレグランスとして
部屋の風通しが良いところに置くと、風が吹き抜けるたびにいい香りがふわっと漂います。部屋の入口であるドアノブや玄関、窓辺などがおすすめです。
アロマワックスサシェはルックスが華やかで、インテリアとしても最適。生活の彩りとして取り入れたいアイテムです。
クローゼットやタンスで衣類の香り付け
香水やコロンと比べてやさしく香るサシェは、周りに気づかいができる香りとして人気があります。
紐が付いたアロマワックスサシェをクローゼットの中に吊るしたり、ハンガータイプのサシェに明日着ていく洋服を吊るしたり、アンダーウェアを入れた引き出しにサシェを入れておいたり……。
好きな香りに包まれて身支度できる喜びを感じてみてください。
カバンの中に入れていい香りに
旅行トランクに忍ばせて、旅先で好きな香りに包まれるのもおすすめです。カバンの中に入れる場合は、かさばらないペーパータイプを利用してもよいでしょう。
車の中を自然ないい香りに
香りがやさしいサシェは、車のような狭い空間だとより高い効果が発揮できます。炎天下で高温になる車内は、溶けてしまう心配があるアロマワックスサシェより、ペーパータイプや巾着タイプがおすすめです。
枕元に置いて就寝前のリラックスタイムを楽しむ
サシェを長持ちさせるには?
サシェの持続期間は?
リビングなどの広い空間だと、2週間ほどで香りが弱くなってしまうこともありますが、クローゼットやタンスの引き出しでは3か月以上香りを楽しめることも多いです。
香りを長持ちさせたいなら狭い空間での使用がおすすめ。またビニール袋から出して使用するタイプは、小さく封を開けて使うことで香りが長持ちします。
サシェの香りがしなくなったら?
同じ香りのドライフラワーやハーブを足して使ってもいいですし、中身を丸ごと入れ替えて違う香りを楽しむこともOK。
手軽に香りを追加したい場合は、アロマオイルを中身に染み込ませればもう一度香りを楽しめます。
アロマワックスサシェの香りがしなくなったときは、削ったり砕いたりすると香りが復活します。デザイン性を保つため、目につかない裏面をハサミやカッターナイフで少し削ってあげましょう。
サシェの捨て時はいつ?
判断基準は、「香りがなくなったとき」でしょう。サシェは香りを楽しむものですから、香りがしなくなれば役目は終わりです。
もしサシェの中身にドライフラワーを使っているときは、香りだけでなく見た目なども判断材料になります。初め濃い色だったドライフラワーが、だんだん白っぽく退色していきます。花の色が白やベージュに変わったら捨て時です。
また少し触っただけでポロポロと崩れやすくなるほど脆くなったら、部屋を汚す原因にもなるので捨てたほうがいいでしょう。
また使用状態にもよりますが、湿気の多い場所で使用しているとカビや虫が湧くことがあります。トイレや洗面所、玄関などでサシェを使う場合は、早めに処分を検討しましょう。
使わなくなった香水やアロマオイルでサシェを自作するのもおすすめ
サシェ作りに必要な材料
用意するもの |
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・不織布袋(お茶パックなど) ・お好みの端切れ(巾着やハンカチでもOK)
・麻ひもやリボン
・ドライフラワーやドライハーブ
・香水やアロマオイル
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香水やアロマオイルを使う場合は、コットンを1枚準備し、香水やアロマオイルを5プッシュほど染み込ませたものを使います。
サシェの作り方(袋タイプ)
基本のサシェの作り方(巾着タイプ) |
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1. お茶パックなどの不織布袋にドライフラワーやドライハーブを詰める 2. 端切れで巾着袋を縫う(市販の巾着やハンカチで代用可)
3. 1で作った不織布袋を2の巾着に入れる(ハンカチの場合は不織布袋をハンカチで包む)
4. 巾着袋の口を麻ひもやリボンで結んで完成(ハンカチの場合も同様にリボンで結ぶ)
(※ドライフラワーではなく香水やアロマオイルを使う場合は、コットンに5プッシュほど染み込ませたものを巾着袋に入れてください)
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もっと簡単に楽しむなら、ハンカチにドライフラワーを入れて包み、口の部分をリボンできゅっと縛ればオリジナルサシェの完成です。
サシェ以外でおすすめのフレグランスは?
ポプリ
ポプリも火を使わず、置き型のインテリアとして使用しつつほんのり香りを楽しむことができるのでおすすめです。
ちなみにポプリの語源はフランス語の「pot pourri」で、直訳すると“腐った鍋”になります。おかしなネーミングにも思えますが、いろいろな材料を混ぜ合わせ、壺に入れて作ったことを表現しているからといわれています。
アロマストーン
アロマストーン自体には香りが付いておらず、自分で好きなオイルを選んで数滴垂らします。1度浸み込ませるとだいたい数時間から1日ほど香りが持続。狭い空間で楽しむのに向いていて、トイレや洗面所、化粧台などに置いておくのがおすすめです。
フレグランスジェル
風通しのいい場所に置いておくと、部屋中に香りが広がります。ドラッグストアなどでは消臭効果もあるフレグランスジェルも販売されています。
嫌な匂いがこもりがちな玄関などにフレグランスジェルを置いておくと、帰宅したときに好きな香りでほっとできますね。火や電気を使わないアイテムで、安心して利用できるのも◎。
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