セージの香りとは?どんな香り?
そこで、まずはセージとはどんな植物なのか、香りの特徴、セージの種類について見ていきましょう。
そもそもセージとは?
セージは和名では「ヤクヨウサルビア」と呼ばれており、名前からわかるようにサルビアという植物の近縁種でもあります。セージは地中海原産のため、ヨーロッパでは昔から食用や薬用、香辛料用のハーブとしてなど、あらゆる用途で親しまれてきました。
「セージ」という名は、「ソーセージ」の語源であるとも言われています。その名の通り、セージは肉を調理する際の香りづけや臭み消しとしても活躍する爽やかな香りは、現在でも料理やお茶、アロマオイルや香水などさまざまな目的で使われています。
セージはどんな香り?
日本の植物では、「よもぎ」に似ているとされており、よもぎのように爽やかながらもわずかなほろ苦さを感じられる点も、セージの香りの魅力と言えるでしょう。
セージはそのスッキリとした香りから、香水の香調を清涼感のあるハーブの香りが特徴のハーバルノートに仕上げたい時によく用いられます。もしくは、まるで庭園にいるような香りが楽しめるフローラルとグリーンが重なったアロマティックノートの香水でも、セージの爽やかな香りが活躍することは多いといえます。
セージの種類
コモンセージ | ・セージの代表格ともいえる種。別名ガーデンセージとも。
・お茶や料理との相性が良く、肉の香りづけだけでなく臭い消しの効果が期待できることからも人気
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クラリセージ | ・ほのかに甘みのあるハーブの香りが特徴
・他の香りとブレンドしやすい
・芳香浴など、リラックスタイムのお供として人気の香り
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ホワイトセージ | ・全体的に白みがかっている色が特徴
・こするとコモンセージよりも一層強い香りが楽しめる
・葉を乾燥させて燃やすなど、浄化やお清めを目的に使われる機会が多いハーブ
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チェリーセージ | ・葉の形、香りともにさくらんぼに似ているのが特徴
・お菓子のシロップやサラダに使われる
・花に香りがあるため、押し花やドライフラワーとして活用されることも
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セージの香りが楽しめるフレグランス5選
1.ジョー マローン ロンドン「ウッドセージ&シーソルト」
濃度 | オーデコロン |
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トップノート | アンブレット |
ミドルノート | シーソルト |
ラストノート | セージ |
上品かつ柔らかなアンブレットのパウダリーな香りから、ミドルノートではシーソルトのクランキーな質感と清らかな香りが楽しめます。セージの香りが楽しめるのは、ラストノートから。優雅でアロマティックな香りは大地をイメージさせるようなウッディさが感じられ、香水全体に自然な奥行きを与えています。
ユニセックスな香りのため、男性女性問わず使いやすく、普段使いとしても活躍しやすい香水です。
2.イヴ サン ローラン「グレインドプードル」
濃度 | オードパルファム |
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香り | バイオレット、セージ |
スモーキングジャケットに用いる男性用スーツの生地の1つである「グレインプードル」をイメージして作られたこの香水は、バイオレットとセージによって独特な布地の質感を香りで表現しています。男女どちらでも使用できる香りのため、甘さと爽やかさを両方楽しみたい方や、シンプルな香りを好む方におすすめの1本です。
3.アクア ディ パルマ「チプレッソ」
濃度 | オードトワレ |
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トップノート | オレンジ、プチグレン、スターアニス、エレミ |
ミドルノート | セージ、ラベンダー |
ラストノート | サイプレス、マツ |
オレンジとプチグレン、スターアニスとエレミの弾けるようなフレッシュさのある香りから始まり、セージとラベンダーの快活なアロマの香りへと続きます。ラストノートはサイプレスとマツが自然らしいウッディさを演出。香りを通して、トスカーナの美しい風景を感じることができる1本です。
4.ペンハリガン「エンディミオン コンサントレ」
濃度 | オードパルファム |
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トップノート | セージ |
ミドルノート | スエード、ゼラニウム |
ラストノート | ナツメグ |
香りの軸はスパイス、レザー、フローラルの3つ。セージはトップノートに香り、ラベンダーと調和しアロマティックな香りを演出します。次第にスエードとゼラニウムの香りがセンシュアルに広がり、ラストのクリーミーなナツメグと調和しセミオリエンタルな香りに変わっていきます。
すがすがしさと甘さが両立した、上品な大人っぽさを演出したい時にぴったりの香りです。
5.アッカカッパ「イディッリオ」
濃度 | オードパルファム |
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トップノート | セージ、ローズ、カモミール、アコモックス |
ミドルノート | パチョリ、シダーウッド、サンダルウッド、アンバーウッド、エバーラスティング |
ラストノート | バニラ、アンバー、ムスク、トンカビーン、レザー |
ローズとセージがトップノートでフローラルに香り、ミドルノートに移るにつれてシダーウッドとサンダルウッド、アンバーウッドが調和し、まるで森林のなかにいるような心休まるウッディな香りを演出します。
ラストはバニラやムスク、アンバーが甘くパウダリーに香り、自然な暖かみのある香りを楽しめます。セージだけでなくウッディな香りや甘い香りも楽しみたい方におすすめの1本です。
セージの精油の楽しみ方
相性のいい香りとブレンドして芳香浴
芳香浴は、ハンカチやティッシュに精油を少量垂らして近くに置いておくなど、お家にあるものでできるため、初めての方でも手軽に始められます。慣れてきたら、専用のアロマストーンやディフューザーなどを用意するのもおすすめです。
セージの香りと相性の良い香りは、香りの目的によっても異なります。例えば、深いリラックスタイムのお供として香りを楽しみたい場合はラベンダーが、スッキリした香りで集中力を高めたいのであればレモンやサイプレスとのブレンドがおすすめです。
この他にも、クラリセージとオレンジなど柑橘系の香りのブレンドや、フランキンセンスとのブレンドなど、さまざまな香りとの調和を楽しめるのがセージの魅力といえるでしょう。
ベースオイルとブレンドしてヘアケア
ベースオイルとは、ヘアオイルの基礎となる植物油のことで、別名キャリアオイルとも呼ばれます。ヘアケア用オイルのベースとしておすすめなのは、「ホホバオイル」や「アルガンオイル」、「カメリアオイル(ツバキ油)」などです。ベースオイルは選ぶ種類によってヘアオイルの使用感が変わるため、好みの使用感やヘアオイルを使用する目的、悩みに合わせて選ぶと良いでしょう。
ヘアオイルを作る時やセージの精油を使う時は、保存容器の消毒や作り方を守ることを徹底しましょう。肌が弱い人の場合は、精油が刺激にならないよう少量ずつ加えるなど、調整しながら作ることが大切です。
セージの香りが好きな方にはこんな香りもおすすめ
タイムの香り
タイムの香りは、同じシソ科のハーブでありながらもセージとは少し異なり、やや甘みを含む薬草のような香りが特徴です。リラックスタイムのお供としてだけでなく、さっぱりと爽やかな香りのため、作業中など、気分転換したい時に楽しむ香りとしてもおすすめです。
ローズマリーの香り
ローズマリーはセージと同じくハーブを主軸とした強くフレッシュな香りが特徴ですが、わずかなほろ苦さを感じるセージと比べると、より瑞々しさと爽快感が強い点が異なります。ローズマリーは、料理はもちろん、精油を使って芳香浴を楽しんだり、ヘアケアに使用したりするのもおすすめです。
ユーカリの香り
ユーカリは700種類以上の品種がありますが、鼻に抜けるような爽やかさが欲しい方は「ユーカリ・グロブルス」、もう少し穏やかな香りが楽しみたい場合は「ユーカリ・ラディアータ」を選ぶのがおすすめです。セージだけでなくレモンの香りも好きな方は、レモンのような香りが特徴の「ユーカリ・シトリオドラ」を試してみるとよいでしょう。
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