ゴミ箱を開けたくなくなる・・・その臭いの原因は?
昨日は大丈夫だったのに、いつの間に・・・、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ゴミ箱の臭いと言っても、その種類はさまざま。
日常で多い代表的な臭いは大体この2つに分けることができます。
1つは誰もが想像する生ゴミの臭い。
うっかり生ゴミ回収の日に出し忘れてしまった時、夏場だと放置して数日で、あの嫌な臭いがゴミ箱の中に漂ってきてしまいます。
2つ目は赤ちゃんのオムツやペットシーツなどのアンモニア系の臭い。
特にオムツは1日に何回も替えるものなので、どうしても汚物が溜まりがち。
ゴミ箱を開ける度に部屋の中にまで臭いが漏れてきてしまって、ゴミの日が待ち遠しい・・・なんてことも、あるかもしれません。
生ゴミの悪臭の原因は雑菌
酸素のない場所や水分のある場所を好みます。
みなさんは、野菜くずなどをどのようにして捨てていますか?
ゴミ箱に捨てる前に、ビニール袋などで密閉する方も多いのではないでしょうか。
ビニール袋の中は湿気が逃げにくく、空気にもさらされません。
その上、生ゴミにはもともと栄養や水分もあります。
知らないうちに雑菌が住みやすい、最適な環境を作ってしまっているのです。
酸素に触れると発生するアンモニア臭
実は排泄直後の尿はあまり臭いません。
ところが空気に触れたとたん、空気中の細菌が尿素を分解してアンモニア臭を発生させてしまいます。
臭わせないためには、いかに空気に触れさせないか、密閉性が大事になってくるのです。
オムツ専用の密閉性が高いゴミ箱も販売されています。
でも割高な上に一時的に使うものなので、ついつい簡易なもので済ませる人も少なくありません。
結局、密閉性が低かったり消臭機能がないゴミ箱を使うことになり、臭いが漏れてしまう原因となります。
簡単にできるゴミ箱の消臭対策は?
せっかくの素敵な空間も、それだけで台無しになってしまいます。
では、どのようにしたらあの嫌な臭いを取り去ることができるのでしょうか。
ここでは、手軽ににできる対策から、ゴミ箱のお掃除方法まで、ゴミ箱の臭いを解消するための方法を、いくつかご紹介します。
生ゴミに効果がある重曹
腐っていく過程で酸性に変化していきます。
重曹はその逆でアルカリ性なので、酸性の生ゴミの臭いを中和して消臭してくれる効果があります。
つまり、お互いの性質で打ち消し合ってくれるのです。
使い方は簡単。
生ゴミを捨てた袋の上からティースプーン1杯の重曹を振りかけるだけ。
腐った卵や下水のような嫌な臭いをすっきり解消してくれます。
アンモニア臭に効果があるクエン酸
生ゴミの中でも魚の腐った臭いなどもアルカリ性なので、同様に効果があります。
仕組みは重曹と同じ。
臭いの元を中和することで、打ち消します。
こちらも、そのままゴミにかけても効果がありますが、クエン酸スプレーを使うと広範囲の消臭も可能です。
お水200mlに対してクエン酸小さじ1の割合で入れて溶かします。
気付いた時にシュッとできる上に、キッチンの水垢のお掃除にも使えるので便利です。
手軽に使える市販の消臭剤
検索してみると、ゴミ箱に貼り付けるなどして臭いを吸着するものや、ゴミに直接吹きかけて消臭するスプレータイプなど、さまざまな商品が販売されていますよね。
一度設置すれば、放置しておいても効果を発揮してくれるシールタイプや吊り下げタイプは、日常的使いに。
臭いの元に直接振りかけて、瞬時に臭いを取る振りかけタイプはピンポイントで使いたい時や来客前に。
用途やシーンに応じて使い分けるといいですね。
定期的にゴミ箱自体をお掃除して清潔に
簡単に拭き取っただけでは臭いが取れない場合も。
そんな時は新しいゴミ袋をセットする前に、ゴミ箱自体を丸洗いして、臭いの元を取ってしまいましょう。
お手入れにも、先ほどの重曹やクエン酸が便利です。
まず、ゴミ箱にぬるま湯をためて、クエン酸1カップを入れて混ぜ、完全に溶かします。
30分から1時間放置したあと、お湯を捨ててスポンジなどですみずみまで洗います。
しっかり乾かした後に、アルコールスプレーをして拭き取っておくと完璧です。
シャワーが使えるお風呂場やベランダ、庭など、広い場所で洗うのがおすすめです。
ゴミ箱の臭いを解消できるおすすめの消臭剤5選
検索したものの、結局どれを選んだらいいのか分からない・・・という方のために、おすすめの消臭剤を5つご紹介します。
それぞれ違った特徴がありますので、お買い物の参考にしてみてください。
コスパで人気 DENDENの怪力くん
貼り型タイプの消臭剤で、人工酵素で嫌な臭いを分解してくれます。
抗菌作用もあり、消臭、抗菌のダブル効果で嫌な臭いをすっきり取り除きます。
消臭効果は約1年と長いのでコスパの良い品なのでおすすめです♪
下駄箱やトイレにも使える万能な消臭剤なので、欠かせない日用品になるのではないでしょうか?
環境にも配慮したエコな消臭剤 コジットのバイオゴミ箱の臭いに
微生物の自然な働きを利用してカビや食品の嫌なにおいを抑制します。
こちらも貼り型タイプで、ゴミ箱やトイレの蓋裏に貼って使います。
効果は約3ヶ月持続します。
45L以上のゴミ箱には2つ貼るのがおすすめです。
3つのパワーで消臭 住江織物の香りでごまかさない本当の消臭
吸着と分解のダブルの働きで薬剤の飽和性がなく、臭いの再放出を抑えます。
貼り型タイプで効果は約半年なので、コスパが良いという意見も多いようです。
キッチンに置いても香りが邪魔にならない無香料なのも、嬉しいポイントです。
生ゴミに特化したスプレー型消臭剤 エステーの消臭力生ゴミ用スプレー
抗菌剤配合で臭い菌の繁殖を防ぐだけでなく、予防効果もあります。
三角コーナーや排水口の生ゴミにも効果的です。
一度吹きかけると、3~4日ほどの効果が持続するので、毎日の生活のにおいを防ぐことも期待できますね。
シトラスミントの香りで、サッとお部屋の空間を爽やかにしてくれるので、来客前にもおすすめです。
価格が安いのも購入しやすく嬉しい点ですよね。
一流ホテルでも使われている ジェームズマーティンのフレッシュサニタイザー
優れた除菌効果で、一流ホテルや三ツ星レストランでも使用されています。
口に入っても安全な素材で作られているので、小さい子供やペットのいる家庭でも安心して使用できます。
お洒落なパッケージなので、お部屋に置いても違和感がありません。
臭わせないために、捨てる方法にもひと手間を
その上で、消臭アイテムを使うことでダブルの消臭効果が得られます。
はじめにお話した、日常に多い2つの臭いの種類によって、それぞれ対処方法をご紹介します。
生ゴミの臭いの原因となる水分と空気を残さない
酸素や水分を好む雑菌でしたね。
つまり、この水分と酸素をどれだけ残さずに捨てるかが鍵となってきます。
まずは水分を十分に切っておき、その上でキッチンペーパーや新聞紙にくるんで水分をなくしましょう。
空気が入らないようにきちんと包んで捨てるのがポイントです。
オムツはしっかり密閉して空気に触れさせない
まず、うんちはできるだけ取り除いてトイレに流しましょう。
使用面を中にして、限界までできるだけコンパクトにまとめます。
その後、新聞紙や袋に入れて捨てましょう。
防臭袋などに入れて捨てると完璧です。
できる範囲のひと手間で嫌な臭いを解消
ちょっとしたひと手間で、臭いのストレスから解放されます。
またゴミを貯めないようにするという基本的なことも大切なポイントです。
定期的にゴミ箱をお掃除して、染みついた臭いを取るのもおすすめです。
慣れないうちは面倒だな・・・、と思うこともあるかもしれませんが、ルーティーンワークの1つとして取り入れてみるのもいいかもしれません。
手軽にできる消臭剤など、できることから始めてみてくださいね。
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