排水口の仕組みについて
排水口の仕組みを知ると臭いが発生している原因を、予測して早く対応することができます。こちらでは、排水口の仕組みについてご紹介します。
排水口は4つの構造部分になっています。
① 排水口を塞ぐフタがあります。
② その下にゴミをキャッチするゴミ受けがあります。ゴミ受けはつまりを防ぐ役割をしています。
③ ゴミ受けの下にワン(椀)トラップと呼ばれるお椀型のフタがあります。
ワントラップでフタをして封をしているイメージです。
④ ワントラップの周りに封水と呼ばれる水が溜まっています。
封水で下水からの臭いや虫の侵入を防いでいます。
排水口の臭いの原因と3つの対策法
原因①ヌメリや汚れが付いている
排水口に食べカスや油汚れをそのままにしていると、ヌメリとなり雑菌が付き異臭が発生します。
ゴミ受けをこまめに掃除すると臭いが解消されます。できたら毎日行うのが理想的です。
またゴミ受けにゴミ取りキャッチャーを設置するのもおすすめです。
特に洗面台は髪の毛などがつまりやすいので、キャッチャーを利用すると交換するだけなのでお手入れが簡単です。
つまりの原因を防いで、排水口周りは歯ブラシなどでヌメリを除去すると良いです。
毎日のお手入れが難しい方は週に1回はキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使ってお手入れしましょう。
掃除方法は排水口のゴミ受けと排水口のワントラップを取り、塩素系漂白剤を吹き付けて15分程放置します。
放置後、水で洗い流すことで清潔さを保てます。
原因②排水トラップ内が乾いている
封水は虫の侵入を防ぎ、下水の臭いが上がって来ないようにする役割があります。
封水が蒸発して水がなくなると下水の臭いが上がって悪臭の原因になります。
まずは排水トラップ部分に水が溜まっているか確認しましょう。
排水トラップに水を30秒程流すと排水トラップ内のヌメリを除去し異臭予防にも効果的です。
長期間不在にした時は、定期的に水を流すように注意するのがおすすめです。
原因③排水管周りの部品の問題
床と排水管の境目にあるゴムパッキンの劣化や破損により、下水の臭いが漏れ出て異臭になっている場合です。
ホームセンターなどで市販の防臭ゴムが購入できるので交換しましょう。
また、水漏れには隙間をパテや耐久性のある補修テープで埋める方法があります。
補修しても臭いがあるようでしたら、専門業者に依頼しましょう。
場所別に分けた5つの対処法
台所
特に台所は油汚れが多いので余った油を、直接排水口に捨てると油が酸化し悪臭やドロドロとしたつまりのトラブルにもなります。
使い終わった油はキッチンペーパーなどで吸い取ってから捨てるようにしましょう。
重曹とクエン酸を使った掃除法
酸性の油汚れは重曹、アルカリ性の汚れにはクエン酸を使って掃除をすると効果的です。
掃除の前にごみ受けの汚れを全て取り除いた状態で行いましょう。
重曹を排水口にまいて、クエン酸小さじ2杯程度を溶かしたお湯ワンカップ(60度程度)を上から振りかけます。
化学反応で発泡するので発泡した状態で30分程時間を置き水で流します。
汚れが残っている箇所は、ブラシなどで擦って落としましょう。
お風呂
さらに、換気不足だと湿気が溜まってカビや雑菌が発生し異臭の原因になります
入浴後は床や壁を冷水で流し洗浄し換気扇を回し換気しましょう。
使用したタオルで床や壁、シャンプーボトルの下など水滴を全て拭き取るとカビや水垢を防ぎます。
またごみ受けに溜まっている髪の毛も毎回除去ましょう。
排水口トラップに石鹸カスやシャンプーなども溜まりやすいので、水を流しヌメリを取ると良いです。
洗面所
排水管内部の汚れが蓄積すると臭いの元になります。
週に1回パイプクリーナーで排水口のヌメリを除去するようにしましょう。
5目盛り程パイプクリーナーを注いで30分程放置して、水を流して下さい。
排水管内部の汚れは、パイプクリーナーが便利です。
汚れがたまってしまう前に定期的に掃除しましょう。
洗濯機
皮脂汚れや髪の毛などがたまるとつまりや故障の原因にもなります。
排水口と定期的に排水菅内部の掃除もしましょう。
① まず洗濯機の蛇口を閉めて電源を切ります。
② 排水ホースを外します。
③ 排水口のパーツを外します。
パーツはおおよそ蓋、ホース、ワントラップなどに分解できるので全て取り外します。
排水口にパイプクリーナーを注ぎ30分程放置します。
排水口のパーツは分解して重曹とクエン酸を使って30分程放置し洗浄します。
※重曹とクエン酸を使った掃除を参照下さい。
取りきれない汚れは歯ブラシなどで擦り落とします。
④ パイプクリーナー後はヤカンなどに水を入れて流します。
洗濯機周りの排水口の掃除は、2〜3ヶ月に一回程度行うのがおすすめです。
また、洗濯機内部にも汚れが蓄積しやすいので、洗濯槽クリーナーを使って月1回は洗濯槽の掃除もする安心です。
どうしても臭いが取れない!クリーニング業者って?
業者が洗浄するときは基本的に高圧洗浄機を使って排水管内部の汚れをしっかりと落としていきます。
料金相場は1〜2万程になるようですが、排水口の長さによっては4万程の費用になることもあるようです。
マンションにお住まいだと管理費などで年に1度、クリーニング業者の清掃が入ることがあります。
また、持ち家の方などは年に一度は業者さんに頼んで徹底的に掃除してもらうと害虫予防にもなるのでおすすめです。
排水口の臭い予防する!普段からできる対策法
キッチン・台所の予防対策
丸めたアルミホイルを1〜2個程、排水口のごみ受けに入れて置きましょう。
アルミの金属イオンの抗菌効果で、ヌメリ防止に効果的です。
排水口専用のブラシを用意する
シンクは食べ物や油よごれ、洗剤の残りカスがついていて放置すると雑菌が繁殖してコバエがわく原因に。
100円ショップで柄の長いブラシを一本用意すると便利です。
キッチンのシンクと排水口の中をサッとブラッシングするだけで十分です。
使い終わった後は必ず行うようにすると、嫌な臭いを防ぎます。
ディスポーザーを設置する
ディスポーザーは生ゴミを粉砕する機械で、排水口内部に設置します。
生ゴミをそのまま排水口から粉砕して捨てるので便利です。
ゴミ受けや排水トラップを小まめに掃除すると臭い防止になるので、よく料理される方はディスポーザーを設置するのも良い方法です。
価格は数万円〜数十万程と高価ですが、助成金の制度などもあるので確認してみてください。
浴室・お風呂の予防対策
浴室は体を洗うので皮脂汚れや髪の毛、石鹸カスが排水口に溜まり汚れやすいので、ゴミ受けをこまめに掃除するようにしましょう。
ゴミ受けにたまった髪の毛や石鹸カスはヌメリの原因になり、異臭や詰まりのトラブルになります。
ごみ受けの汚れは毎回捨てましょう。
また、入浴後は床と浴室の壁を水で30秒ほど流します。
特に排水口はシャンプーなど残っているので長めに水を流すようにしましょう。
使用したタオルで壁、床、シャワーヘッド、鏡、シャンプーボトルの下水分を全て拭き取ります。
水あかや湿気が無いので、カビや雑菌も繁殖しづらくなり臭い防止になります。
洗面所の予防対策
洗面所のごみ受けは手を入れづらいので、排水キャッチャーを取り入れると便利です。
また排水管内部の汚れを洗浄するのに、パイプクリーナーで20分程置して水で流してください。
週に1回は、パイプクリーナーを流し入れて排水管の内側の汚れを落としましょう。
洗濯機の予防対策
定期的に糸くずフィルターの掃除、洗濯槽クリーナーを週に1回行ってカビや雑菌の繁殖を抑えるのがおすすめです。
2〜3ヶ月に一回は排水口周りを分解し、パーツの汚れ取りをしましょう。
パイプクリーナーで排水口に中に溜まった髪の毛やゴミを溶かしてキレイにするのも効果的です。
排水管の臭いの原因についてまとめ
汚れが溜まる前に、使い終わったら掃除する習慣をつけるのが大切です。
汚れが蓄積すると落ちづらくなり、詰まりや異臭の原因になります。
気をつけているのに臭う時はパッキンなどの劣化や不具合が原因なので、プロのクリーニング業者に依頼しましょう。
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