スミレってどんな香り?マリーアントワネットの愛したスミレの人気香水5選♡
よく見かけるお花ではありますが、その香りを嗅いだことがあるという方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。日本ではあまりメジャーではないスミレの香りですが、ヨーロッパでは昔からラベンダーのように親しまれており、マリー・アントワネットのお気に入りの香水にも使われていました。
また、スミレは「象徴」としても愛されているお花です。小さなお花がひっそりと佇む姿から、「謙虚・誠実」を表す聖母マリアに捧げる花として、また、ナポレオン・ボナパルト家もシンボルとして使用しました。日本では宝塚歌劇団もスミレをモチーフとしていますね。
スミレの花の香り
爽やかな甘さが特徴で、カクテルのバイオレットフィズにもよく似ています。お酒に詳しい方は想像しやすいかもしれません。
生花1輪でも部屋中に香りが行き届くほど強い香りを放つのですが、花や葉から抽出される精油はごくわずか。すみれの香料が使われている香水は高価なものが多いのですが、最近ではスミレの香りを再現した人工香料が使われるようになり、安価でスミレの香水を手に入れられるようになりました。
スミレがメインに香る5つの香水
アクセントとして使われているものはたくさんあるのですが、メインに打ち出すとなると難しいのかもしれませんね。
ここからはカラリア編集部が選別した、スミレの香水を6つご紹介します。フローラルだけではなく、シトラスやベリーがベースの香りもあるので、好みの香水を探してみてください。
オーデ カルティエ(カルティエ)
〔トップノート〕ユズ、ベルガモット
〔ミドルノート〕バイオレットリーフ、フラワー、ラベンダー
〔ラストノート〕シダーウッド、ムスク、アンバー
つけたてはユズとベルガモットの爽やかさからはじまり、ミドルからはスミレの甘い香りがラベンダーと混ざり合うことで、甘すぎない自然な香りが広がります。ラストはシダーウッドが全てを優しく包み込み、柔らかくも深みのある香調へと仕立て上げます。
甘みが少なく、ユニセックスな香りなので性別を問わず、シーンも選ばない香水です。日常や休日はもちろん、オフィスでつけても場の空気を乱すことはありません。
アンソレンス(ゲラン)
〔トップノート〕ベリー、バイオレット
〔ミドルノート〕チュベローズ
〔ラストノート〕バニラ、ムスク
ゲランのベストセラーコスメ、「メテオリット」にも似た香りなので、メテオリットやゲランのコスメを使ったことがある方は想像しやすいかもしれません。
最初から最後までスミレの香りが続く香調ですが、トップはベリーが甘酸っぱく、ミドルはチュベローズが華やかに、ラストはバニラとムスクがスミレと絡み合うことで、甘く濃厚な香りを残します。
重く、やや甘めの香りは、大人の女性のイメージ。アンソレンスには、フランス語でワガママや傲慢という意味があり、可愛いだけじゃない、媚びない女性を想像させます。
バイオレット(マークジェイコブス)
〔トップノート〕ベルガモット、グリーンアップル、キンカン
〔ミドルノート〕ホワイトリリー、ジャスミン、マグノリア、ヴァイオレット
〔ラストノート〕パチョリ、ムスク、バニラ
つけたてはジューシーなフルーツ、その直後、スミレの香りがむわっと広がります。ミドルからはスミレにパウダリーなホワイトリリーやジャスミン、ムスクが混ざり合い、華やかな石けんのような香りに仕立て上がる香調です。
スミレ本来の香りはミドルからほのかになってしまうのですが、スミレの甘い香りとフルーツ、花々が絡み合うことで優しく、柔らかい香りになります。
フローラルやパウダリックな香りが好きな方はカチッとハマるかもしれません。甘さも控えめなので、場所を選ばすつけられます。
すみれ(武蔵野ワークス)
〔トップノート〕ヒヤシンス
〔ミドルノート〕バイオレット、白檀、イリス
〔ラストノート〕白檀、ムスク
つけたてはスミレの香りがふわっと広がり、ミドルからは白檀(サンダルウッド)が落ち着いた和風の香りへと導き、ラストはムスクがほんのりパウダリックな印象を残します。
モダンよりクラシックな香りで、洋服やドレスより着物にしっくりくるようなフローラルウッディノートです。
スミレの香水はフェミニンで女性的なものが多いのですが、この香水は男女を問わないユニセックスな香り。和のテイストを取り入れたファッションや、落ち着いた服装のときにつけたくなるような香水です。
ラ バイオレット(アニックグタール)
〔トップノート〕バイオレット、ローズ、ラズベリー、バニラ
「ラ バイオレット」は、アニック・グタールが家族と一緒に過ごす、フランス・アベロンの別荘で大切にしている思い出の場所がテーマ。楽しい思い出はスミレの砂糖漬けのように甘く残ります。
ラ バイオレットはキャンディのようにほの甘く、それでいてスミレやバラの香りが漂い、思い出の中の公園を、夢の中で歩いているような気持ちにさせてくれる香水です。
香り立ちはやや強めなので、ひと吹きで夕方までしっかり香ります。
スミレがアクセントに使われている4つの香水
リザーブ セルサンタル(クリーン)
〔トップノート〕マンダリンリーフ、ベルガモット、ナツメグトニック
〔ミドルノート〕アイリス、ソルティフィグ、バイオレット
〔ラストノート〕サンダルウッド、デカダントアンバー、ローズムスク
中でも南フランスの海をイメージした「セルサンタル」は、潮の香りと青イチジクの木が香る爽やかなマリンウッディノート。
さっぱりとしたシトラスからはじまり、ミドルからはアイリスとイチジクに混ざり、スミレの花が柔らかさを加えていきます。ラストはサンダルウッドが香りに温かみを与え、ムスクやアンバーが大人の色気を演出します。
柔軟剤や石鹸の香りが好きな方にはおすすめの香水です!
シーケーワン(カルバン・クライン)
〔トップノート〕レモン、ベルガモット、グリーン
〔ミドルノート〕バイオレット、ローズ、オレンジフラワー
〔ラストノート〕ムスク、アンバー
レモンやベルガモットのスッキリしたシトラスからはじまり、ミドルからは摘みたてローズとオレンジフラワーにスミレのほの甘い香りがシトラスの刺激を柔らかく包み込み、角がとれたまろやかな香りに変化します。ラストはムスクとアンバーが爽やかの中にも深みを与えるシトラスグリーンな香調です。
メンズフレグランスですが、男女を問わないユニセックスな香りなので女性がつけてもキリッとかっこよく決まります。日常はもちろん、オフィスでもつけられる香水です。
この香水が気に入ったら、こちらもチェック!
ア ラ ローズ(メゾン フランシス クルジャン)
〔トップノート〕ベルガモット、シチリアレモン、オレンジ
〔ミドルノート〕スミレ、マグノリア、ローズ
〔ラストノート〕シダーウッド、ムスク
ア ラ ローズは、「薔薇を持つマリー・アントワネット王妃」の肖像画をモチーフに製作されました。
ベルガモットやレモンの爽やかにスタート、2種類のバラが華々しい印象を最後まで残します。バラが香り出す瞬間には、芳醇な香りのマグノリアに混ざって遠くで甘みのあるスミレを感じます。マリー・アントワネットの肖像画と聞くと、クラシックな印象を受けますが実際にはモダンな香調です。
特別なシーンで使用するのではなく、普段使いをして常に上品で美しい、女性の星の気持ちで使ってほしいフレグランスです。
この香水が気になった方は、こちらもチェック!
レッド ローズ コロン(ジョーマローン)
〔トップノート〕レモン
〔ミドルノート〕ローズ、バイオレットリーフ
〔ラストノート〕ハニカム
レモンのさっぱりとした香りからはじまり、そのあとすぐ摘みたてのバラに、スミレの葉が青々しさを加え、ラストにはハニカム(ハチの巣)がお花の甘さを演出します。シンプルな香料の組み合わせですが、ひと吹きするだけでバラの花束を両手に抱えたときのようなフレッシュな香りがぶわっと広がります。
透明感のある香りは、清楚でありながらどこかセクシー。季節も問わず、どんな気温、天気でもつけたくなるようなスッキリとしたバラの香水です。
また、 心地よくリラックスした時間を過ごしたいときにおすすめです。
この香水が気になった方は、こちらもチェック!
小さな幸せを探すように♡
そんなスミレの花言葉は、誠実・謙虚・小さな幸せ。
道端や庭の片隅でひっそりと小さな花を咲かせるスミレを見ると、なんともいえな慎ましさを感じさせます。
スミレの香りがする香水をつけると、小さくともたくましく生きるスミレの花のように、前向きな気持ちにさせてくれるはず。小さな幸せを見つけるように、スミレの香りをまとってお出かけすれば何かいいことが起きるかもしれません。
香水好きのあなたには「カラリア 香りの定期便」がおすすめ
1ヶ月分の香水が毎月届くので、気になっていたブランド香水を気軽にお使いできるだけでなく、気分や季節に合わせて香りを選ぶことができます。
・4ml(約1ヶ月分)の香水が届く
・持ち運びに便利な専用アトマイザーケース付き
・香水のラインナップは約1,000種類以上!
4mlは約60プッシュほどなので1ヶ月で使い切りやすい量です。おしゃれな専用アトマイザーも貰えるので外出先での付け直しにもおすすめです。
月々2,390円〜で人気ブランドの香水が使い放題!自分にぴったりの香水を探す「香水診断」もできるので、まずはお気軽にお試しください!