日焼けでシミができるのはなぜ?

シミができないようにするためには、どんな仕組みでシミができるのかを知ることが大切です。まずは日焼けによるシミの原因と種類について説明します。

日焼けによるシミの原因

夏の太陽
日焼けは紫外線にあたることで皮膚が刺激され、やけどを起こした状態です。

紫外線は波長によって種類が分かれ、シミの原因となるのはUV-A(紫外線A波)による日焼けだと考えられます。

UV-Aは雲や窓ガラスなどを透過するので、くもりの日や家の中で過ごすときも注意が必要です。

日焼け後の肌状態 シミへの影響
UV-A
(紫外線A波)
数日後に皮膚が黒くなることが多い シミの原因になりやすい
UV-B
(紫外線B波)
数時間後に皮膚が赤くなることが多い シミの原因にならない
UV-A(紫外線A波)を浴びると、紫外線ダメージから皮膚を守るためにメラニンが生成されます。メラニンの色素沈着により、肌が黒く見えるのです。

日焼けによる色素沈着は一時的なもの。通常は肌が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)によって、垢とともにメラニンが剥がれ落ち、肌の色も元通りになります。

しかし加齢によってターンオーバーが乱れたり、過剰に日焼けをしたりすると、メラニン色素が排出されません。皮膚に残った色素沈着が、やがてシミになって現れるのです。

日焼けによるシミの種類

肌にできたシミ
日焼けによるシミは、大きく分けて2つの種類があります。

・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

「老人性色素斑」は紫外線によってできる代表的なシミです。

別名「日光性色素斑」とも呼ばれ、顔、手の甲、腕など日光があたりやすいところにできやすくなります。

紫外線による長年のダメージの積み重ねがシミとなって現れるので、30代以降に多くみられます。しかし普段から紫外線を過剰に浴びている人は、20代で発症することも。

大きさは数ミリから数センチで、境目がはっきりしているのが特徴です。

・雀卵斑(じゃくらんは​​ん)

「雀卵斑」は若年性のシミで「そばかす」という名前が一般的です。

紫外線以外に遺伝的な原因もあると考えられています。

おもに鼻と左右の頬を中心にできやすいのが特徴ですが、肩や首など紫外線があたりやすい場所にもみられます。

幼少期から思春期にかけて濃くなり、その後は年齢とともに目立たなくなる傾向にありますが、個人差があるようです。

紫外線を浴びることで濃くなってしまうこともあるので、普段からシミ対策をすることが大切です。

大きさは数ミリ程度と小さめですが、複数個がまとまって現れるため、悩む人も多い症状です。

日焼けによるシミを消す方法は?

美容皮膚科で治療を受ける女性
1度できてしまったシミを消すことは困難です。

シミを薄くするとされる外用薬や内服薬も存在しますが、誰にでも必ず効果があるとは言えず、時間も費用も多くかかります。

クリニックにはフォトフェイシャルという治療やレーザー治療もありますが、こちらも高額です。

なるべく紫外線を浴びないこと、紫外線を防いでこれ以上シミを増やさないことが大切です。

日焼け止めはもちろん、帽子、サングラス、日傘、アームカバーなど、生活に取り入れやすいアイテムで日焼けを防ぎましょう。

シミを防ぐ日焼け止めの選び方・使い方

紫外線を防ぐにはしっかり日焼け止めを塗ることが大切です。

シミ予防専用の日焼け止めがあるわけではありませんが、自分の肌や好みにあった日焼け止めを選ぶことで、快適に使い続けられるでしょう。

SPFとPAの違いは?

日焼け止めを持つ女性の手
どの日焼け止めにもSPFとPAの数値が記載されています。これは紫外線から肌を守る効果を表す指標ですので、選ぶ際は確認しましょう。

SPFは肌が赤くなる日焼けの原因となるUV-B(紫外線B波)を防ぐ指標。50までの数字で表示され、数値が大きいほど高い紫外線カット効果が期待できます。50以上は「50+」で表します。

PAは肌が黒くなる日焼けの原因となるUV-A(紫外線A波)を防ぐ指標です。「+」の数で表し、「PA+から「PA++++」の4段階があります。

SPFに目が行く人が多いかも知れませんが、日焼けによるシミを防ぎたい場合はPA値にも注目するようにしましょう。

SPFとPAは強い方がいい?

夏の屋外で自転車に乗る女性たち
SPFとPAの数値は、高ければいいわけではありません。紫外線カット効果が高い日焼け止めは肌の負担になることが多く、とくに敏感肌の人は注意が必要です。

散歩や通勤・通学など日常生活であれば、SPF15〜30/PA++くらいあれば十分でしょう。

屋外での軽い運動やレジャーなら、SPF30〜50/PA+++程度。

炎天下での屋外活動やマリンスポーツならSPF50かSPF50+/PA++++がおすすめです。

数値が低いものは2~3時間おき、数値が高いものは5~6時間おきに塗り直すことをおすすめします。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは?

砂浜に置かれた2本の日焼け止め
紫外線をブロックする成分として、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。

紫外線吸収剤は、吸収剤が紫外線を吸収することで日焼けを防ぎます。透明な剤なので白くなりにくいのが特徴。なめらかに塗り広げやすいでしょう。

ただしケミカルな成分なので、敏感肌の人には合わないこともあります。心配な人は事前にパッチテストをするようにしましょう。

紫外線散乱剤は、紫外線を反射させて散乱させることで日焼けを防ぎます。ノンケミカルな成分なので、敏感肌の人やナチュラルなケアを好む人にも人気があります。

ただし散乱剤は白色の粉末なので白浮きしやすく、きしみを感じやすいのがデメリットです。

それぞれの特徴を把握したうえで、肌質や使用感が合うものを使用すると良いでしょう。

シミを防ぐ日焼け止めの塗り方

顔に日焼け止めを塗る女性
シミを防ぐためには、日焼け止めを正しくムラなく塗ることが大切です。肌の突出している部分はとくに日焼けしやすいので注意しましょう。

おでこ、鼻、頬、あご先に日焼け止めを乗せたら、おでこなどの広い部分から塗り始めます。顔の中心から外側に向かって丁寧に塗り広げてなじませましょう。

重ねづけすることで塗りムラや塗り残しを防ぎやすくなります。首や耳は塗り忘れがちなので、顔とあわせて忘れずに塗りましょう。

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シミ予防のおすすめ日焼け止め7選

最後にシミ予防におすすめの日焼け止めをご紹介します。SPFやPAの数値、使用感や使用シーンによって、自分に必要な日焼け止めを探してみましょう。

1.トランシーノ®「薬用UVプロテクター」

種類 医薬部外品
販売名 DSプロテクターb   30mL
SPF/PA SPF50+/PA++++
トランシーノ®「薬用UVプロテクター」は1本で美白*、乳液、日焼け止め、化粧下地、メーキャップ効果による毛穴カバーができる、美白UVベースです。

1本でたくさんの機能を備えているので、忙しい朝にぴったり。SPF50+/PA++++で、しっかりと紫外線から守ってくれます。

紫外線吸収剤フリーながら白浮きしにくいのもうれしいポイント。肌荒れしやすい人、日焼け止めの白浮きが気になる人にも使いやすいでしょう。

*メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ

2.HAKU「メラノフォーカスUV」

種類 医薬部外品
販売名 HAKU メラノフォーカスUV
SPF/PA SPF50+/PA++++
HAKU「メラノフォーカスUV」はシミができる肌環境に着目して作られた、日中用の薬用美白*美容液です。朝のスキンケアの最後に使用します。

2種の美白有効成分を配合。SPF50+/PA++++で紫外線をしっかり防ぎながら美白ケアができます。

パールによる光の効果で肌がトーンアップして見えるので、くすみが気になる人にもおすすめ。化粧下地にもなるので、そのままメイクに取りかかれるのがうれしいですね。

*メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ

3.メラノCC「ディープデイケアUV乳液」

種類 化粧品
SPF/PA SPF50+/PA++++
メラノCC「ディープデイケアUV乳液」は、持続型ビタミンC誘導体(うるおい成分)を配合した乳液。日焼けによるシミを防ぐ効果が期待できます。

偏光パールでお肌を明るく見せる“おしろい効果”が特徴。化粧下地にもなるみずみずしい使い心地です。

SPF50+/PA++++で紫外線対策もしっかりできるので、普段使いにぴったり。

皮脂吸収パウダーは毛穴やテカリを目立ちにくくするので、肌がベタつきやすい人にもおすすめです。

4.SK-ll「アトモスフィア エアリーライトUV クリーム」

種類 化粧品
SPF/PA PF50+/PA++++
SK-ll「アトモスフィア エアリーライトUV クリーム」は、エッセンスのような軽い使い心地ながら、しっかりと紫外線をブロックしてくれるクリーム。

PF50+/PA++++で、日焼けによるシミやそばかすを防ぎます。

自然なカバー力もあるので化粧下地に使ってもOK。SK-IIの独自成分ピテラ™*を配合で、明るい肌印象に導きます。

紫外線だけでなく、大気中の微粒子によるダメージからも肌を守ってくれますよ。

*特別な酵母の株から、独自のプロセスで発酵させ生み出した、SK-IIだけの天然由来成分(SK-II独自のガラクトミセス培養液-整肌保湿成分)。

5.ポーラ「ホワイトショットスキンプロテクター DX」

種類 医薬部外品
販売名 ポーラ ホワイトショット スキンプロテクター DX
SPF/PA SPF50+/PA++++
ポーラ「ホワイトショット スキンプロテクター DX」は、美白ケアとUVカットの両方をかなえる、SPF50+/PA++++の日中用クリーム。

最先端の美白ケアで有名な、ポーラのホワイトショットシリーズの商品です。

伸びが良く塗りやすいテクスチャー。

紫外線だけでなく赤外線やブルーライト、さらに花粉や黄砂、たばこの煙などの微粒子からも肌を守ります。

6.ファンケル「サンガード50+ プロテクトUV」

種類 化粧品
SPF/PA SPF 50+/PA++++
ファンケル「サンガード50+ プロテクトUV」は肌が敏感なときにも使いやすい日焼け止め。

Wヒアルロン酸配合で肌をみずみずしく保ち、バリアを高めることで外的な刺激からも肌を守ります。

紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方。紫外線散乱剤をスキンケア成分で覆っているため、キシキシ感が気になりにくく、白浮きも目立ちません。

水に強いウォータープルーフタイプなので、レジャーでの使用もおすすめです。

7.アネッサ「ブライトニングUV ジェル N」

種類 医薬部外品
販売名 アネッサ ブライトニングUV ジェル N
SPF/PA SPF50+/PA++++
アネッサ「ブライトニングUV ジェル N」は、シミ予防に加えてトーンアップ効果も期待できる薬用美白ジェルです。

保湿成分を配合したUVブロック膜と、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ薬用美白成分が、うるおいを保ちながら紫外線をブロック。

肌荒れや紫外線による乾燥も予防します。

ジェルの色はくすみを補正するラベンダーピンク。透明感のある自然な肌色に見せてくれるので、化粧下地にもおすすめです。

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注意事項

※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

※ 入浴剤にダイエットやデトックス効果が認められている商品はありません。

※ 「美白」は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを防ぐことを指します。

※ 「日焼け防止」とはメラニンの生成を抑え、日やけによるしみ・そばかすを防ぐことを指します。

※ 「エイジングケア」とは、老化防止のことではなく年齢に応じたケアのことで、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。(ボディクリーム等の記事に導入)

※ 「エイジングケア」とは、若返りを意味するものではなく、頭皮や髪を清潔に保ち、毛髪にうるおいやハリ・コシを与えることを指します。(シャンプー等の記事に導入)

※ 「浸透」とは、角質層への浸透を指します。

※ 「髪への浸透」とは、角化した毛髪部分の範囲内への浸透を指します。

※ 「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。

※ 「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

※ 「スティンギングテスト済み」は、すべての人に皮膚トラブルがおこらないということではありません。

※ 「ノンコメドジェニックテスト済み」は、すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

※ 「ボリュームアップ」とは毛髪にハリやコシを与え、ボリューム感を与えたように見せることを指します。

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※ 「育毛」は、頭皮や毛髪を清潔にすることで毛髪がすこやかに保たれることを指します。

※ 「毛髪の補修」とは物理的に損傷を補い繕うことであり、治療的な回復のことではありません。

※ 「小じわの改善」とはうるおいにより乾燥による小ジワを目立たなくすることを指します。

※ 「ピーリング」とは洗浄、拭き取り行為などによる物理的効果によるものを指します。

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※ 化粧品に疲労回復効果はありません。

※ 使用者の感想は商品の効能効果を保証するものではありません。

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