カラリア 香りの定期便

日焼け止めは服につくと黄ばむ

「夏服の襟(えり)や袖(そで)が黄ばむ」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

夏服の黄ばみは、汗や日焼け止めが原因です。

とくに襟や袖口の黄ばみは、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤が染みつくことで発生してしまいます。

襟や袖口に注意

襟の汚れ
夏服の襟や袖口は、とくに日焼け止めが付きやすい部分です。

首元や腕に塗った日焼け止めが、摩擦で付着したり、汗と一緒に流れて染みついたりします。

汗や皮脂による黄ばみと見分けが付きにくいですが、日焼け止めによる黄ばみはTシャツの襟や袖口に付く、少し鮮やかな黄色のシミであることが多いです。

ワキの部分についた汚れや、ニオイを伴う黄ばみは汗や皮脂が原因だと考えられます。

紫外線吸収剤が黄ばみの原因

日焼け止め
Tシャツの黄ばみは、日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤が原因で発生することがあります。

紫外線吸収剤は紫外線を吸収して、肌に影響を及ぼす紫外線量を減らします。

紫外線を防御する効果が高いと言われているので、SPF50以上の日焼け止めに使用されることが多いです。

おもな成分は、「メトキシケイヒ酸オクチル」「ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル」など。

紫外線吸収剤が含まれている日焼け止めは、白浮きしにくくサラサラしていて、塗り心地が良いと言われています。

参考:日焼け止めについて|倉敷平成病院だより

洗濯絵表示の見方

日焼け止めによってついた黄ばみを落とす前に、洗濯絵表示について確認しましょう。

洗濯記号には、乾燥の可否やクリーニングの可否に関する表示など、様々な種類があります。ここでは日焼け止めの黄ばみ落としに関わる「洗濯処理記号」と「漂白処理記号」について紹介します。

自分の服の絵表示をチェックして、洋服を傷めないように黄ばみを落としましょう。

洗濯処理

洗濯をするときは、服の特性に合わせた洗濯処理をする必要があります。

たとえば、日焼け止めや油汚れなどの油分を落とすためにはお湯が適していますが、服によってはお湯の温度が高すぎると、傷んでしまうことがあるからです。

特殊な生地素材が使われていたり、特別な加工がされていたりすると、洗濯機でいつも通りの洗濯ができないことも。

こうした服には、「弱い洗濯処理」や「非常に弱い洗濯処理」などのいわゆる“おしゃれ着洗い”や「手洗い」が必要です。

このように、それぞれの服に適用できる洗濯処理の限度を示すのが、洗濯絵表示なのです。
液温は40°Cを限度とし、洗濯機で洗濯ができる
意味 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で洗濯ができる
備考 95、70、60、50、40、30がある。
液温は30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
意味 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
備考 ・60、50、40、30がある。
・2重線の場合、「非常に弱い洗濯処理ができる」を表す。
液温は40°Cを限度とし、手洗いができる
意味 液温は40°Cを限度とし、手洗いができる
家庭での洗濯禁止
意味 家庭での洗濯禁止

漂白処理

洋服の特性によって、漂白処理ができる場合とそうでない場合があります。

漂白処理のなかでも、塩素系の漂白剤は使用できず、酸素系の漂白剤しか使用できない服もあるので、チェックしてみてください。
塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白処理ができる
意味 塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白処理ができる
酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用禁止
意味 酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用禁止
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
意味 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止

クーポンコード【COLORIA_WM】で初月¥500オフ!

カラリア 香りの定期便

日焼け止めの黄ばみの落とし方

日焼け止めの黄ばみの落とし方は、可能な洗濯方法の種類によって様々です。

以下の表を参考にして、自分の服に合わせた方法を試してみてください。
洗濯絵表示でとくに注意が無い場合 アルカリ性洗濯洗剤襟袖黄ばみ用スティック洗剤
重曹(弱アルカリ性~強アルカリ性)
食器用洗剤(中性)
弱い処理可能の表示がある場合 おしゃれ着用中性洗剤
弱い処理可能かつ酸素系漂白剤使用可能 酸素系漂白剤

洗濯洗剤

洗濯洗剤
洗濯絵表示をチェックして、とくに注意がなく洗濯機での処理が可能な場合は、洗濯洗剤での黄ばみ落としを試してみましょう。

以下のポイントをおさえておこなってみてください。

・洗浄力が高い濃縮タイプか粉末タイプを利用
・原液を汚れが気になる部分につける
・2時間置いておく
・もみ洗いをしながらすすぐor洗濯機で洗濯する


服に日焼け止めがついてから時間がそれほど経っていない場合や、落ちやすい素材の場合は洗濯洗剤で落ちることが多いです。

つけ置きをすることで、洗浄成分がしっかりと汚れ部分に浸透してくれるのです。

使用する洗剤は、濃縮タイプの液体洗剤か、粉末洗剤がおすすめ。

濃縮タイプの洗剤は高い洗浄力が特徴。粉末タイプの洗剤はアルカリ剤が多く、油分の多い日焼け止めが落ちやすいです。

そのほか、襟や袖に直接塗りこむスティックタイプの洗剤も、手軽に黄ばみを落とすことができるのでおすすめです。

中性洗剤を使う

おしゃれ着用の洗剤
汚れてしまった洋服のタグに、弱い処理可能という意味を示す洗濯記号が表示されていて、酸素系漂白剤の使用が不可である場合は中性洗剤を使用しましょう。

「弱い処理」が必要な衣服に、アルカリ性の強い洗剤を使用すると、素材の形や色合いを崩してしまうことがあります。

いっぽう中性洗剤はいわゆる「おしゃれ着用」で、素材の色合いや形を保ちながら優しく汚れを落としてくれるのです。

日焼け止めの黄ばみを落とすときは、つけ置きがおすすめ。

水に規定量の中性洗剤を溶かして、汚れのついた服を1~2時間つけ置きします。

そのあとは優しくすすぐか、洗濯機でそのまま洗いましょう。

参考:洗剤を知る~中性と弱アルカリ性~|東京都クリーニング生活衛生同業組合

酸素系漂白剤を使う

漂白剤
服の洗濯絵表示に、「弱い処理可能」かつ「酸素系漂白剤使用可能」という意味の記号が表示されていた場合は酸素系漂白剤を使用した黄ばみ落としがおすすめ。

酸素系漂白剤は、塩素系と比べて服の素材を傷めずに汚れを落としてくれます。色や柄のついた服に使用できることが多いのも特徴です。

酸素系漂白剤を使用するときは、以下のポイントを意識してみてください。

・推奨されている使用量やつけ置き時間、温度を守る
・金属の飾りやボタンは外す


じつは酸素系漂白剤でも、化学反応が起こって繊維が傷んでしまうことがあります。

酸素系漂白剤におもに含まれる過炭酸ナトリウムという成分は、金属と反応しやすく、その結果として、繊維にダメージを与えてしまうのです。

そのため酸素系漂白剤で漂白するときは、金属の装飾を外し、推奨されている温度のお湯に薄めに溶かして使用します。推奨されている時間より長くつけたり、お湯を高温にしたりするのはやめましょう。

洋服の染料に金属が入っている場合や、ネックレスが触れていた場合にも反応を起こすことがあるので、注意しながら洗うようにしてください。

参考:漂白剤を使ったら洋服が破れた|東京都クリーニング生活衛生同業組合

重曹を使う

重曹
重曹は天然のミネラル分で、アルカリ性の物質です。汚れ落としやお菓子作りにも使用されます。

販売されている重曹は、弱アルカリ性~強アルカリ性であることが多いので、「弱い処理可能」の表示がある場合は使用を避ける方がいいでしょう。

重曹を洗濯機で使うときは、通常通りの洗濯洗剤にプラスして重曹をいれましょう。

つけおきするときは、40°Cのお湯に溶かして1時間おいてから、通常通り洗濯機で洗いましょう。

食器用洗剤を使う

食器用洗剤
一般的な食器用洗剤は、界面活性剤の働きで汚れを落とします。

界面活性剤は油分を乳化して落とす役割があるので、日焼け止めにも効果的だと言われることがあるのです。

基本的に洋服への使用は推奨されていないので、「弱い処理可能」や「非常に弱い処理可能」の表示がある場合は使用を控えましょう。

食器用洗剤で黄ばみを落とすときは、以下の手順で行いましょう。

・黄ばみを落とす部分を水で濡らす
・洗剤を数液たらして歯ブラシでこする
・しっかりすすいでから洗濯機で洗う


食器用洗剤は乳化の力で汚れを落とすので、きちんと水で濡らしてから付けましょう。また洗剤が服に残ってしまわないように、しっかりすすいでから洗濯しましょう。

黄ばみを落とすときの注意点

Tシャツについた黄ばみを落とすときは、塩素系漂白剤は絶対に使わないようにしてください。また洗濯絵表示を確認してから汚れ落としをするようにしてください。

塩素系漂白剤は使わない

ピンクのシミ
紫外線吸収剤の入った日焼け止めが服についてしまった場合は、塩素系の漂白剤は絶対に使わないでください。

紫外線吸収剤の成分が、漂白剤と反応してピンク色になってしまうからです。

ピンク色になってしまうと黄ばみより目立ちやすく、落とすのに手間がかかってしまうことがあるので、注意してください。

参考:【白シャツを漂白したらピンクに!】日焼け止めによる変色には要注意(平島利恵)|Yahoo!ニュース

洗濯絵表示を確認する

タグに表示された洗濯記号
汚れを落とすときは、洗濯絵表示を確認してからおこないましょう。

洗濯絵表示は、左腹部の内側についているタグに記載されていることが多いです。どの種類の洗濯処理が可能か、適切な温度や乾燥方法、漂白剤の使用可否などを判断することができます。

普段の洗濯のときはもちろん、黄ばみ落としのように特別な処理が必要なときには必ずチェックするようにしましょう。

クーポンコード【COLORIA_WM】で初月¥500オフ!

カラリア 香りの定期便

黄ばみの予防法

お気に入りの洋服に、黄ばみがついてしまうとショックですよね。

黄ばみが気にならないように洋服を着る方法を紹介するので、参考にしてみてくださいね。

紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを使う

日焼け止めを選ぶ人
日焼け止めによって洋服につく黄ばみは、紫外線吸収剤が原因だといわれています。

紫外線吸収剤は、紫外線防御効果が高いですが、紫外線を吸収するときに起こる化学反応が刺激になることがある物質です。こうした側面が注目されてからは、「紫外線吸収剤フリー」の日焼け止めが多く販売されています。

日焼け止めによる洋服の黄ばみを防止するためには、「ケミカルフリー」「紫外線吸収剤フリー」の日焼け止めを選ぶのがおすすめ。

ただし洋服の黄ばみは、汗や皮脂によって発生することもあります。紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを使用していても、汗や皮脂で黄ばんでしまう可能性があることに注意してください。

日焼け止めの塗り方を工夫する

日焼け止めを肌着で塗る人
洋服に日焼け止めができるだけつかないように、日焼け止めの塗り方を工夫してみましょう。以下のポイントをおさえて日焼け止めを塗ってみてください。

・つけすぎない
・服を着る前、肌着の状態で塗る
・馴染んでから服を着る


日焼け止めは、少なすぎては紫外線カット効果が得られないアイテムです。しかし量が多すぎると肌に馴染まず、服についてしまいます。少なすぎず、多すぎない量を使うようにしましょう。

服を着たまま日焼け止めを塗るときに、日焼け止めがついてしまうという人も多いのではないでしょうか。

服を着替えるとき肌着になるタイミングで、日焼け止めを塗る癖をつけるのがおすすめ。肌着の状態で塗ることで、塗りムラや塗り残しも少なくなります。

また洋服に日焼け止めがつかないように、ある程度馴染んでから服を着るようにしてくださいね。

毎回つけ置きしてから洗濯機へ

つけ置き
日焼け止めによる黄ばみは、首元や腕に塗った日焼け止めが擦れることで、徐々に定着します。

積み重なって黄ばみが濃くなる前に、着用後毎回または数回に1回、つけ置きをするのが効果的。

つけ置きの洗剤は、洗濯絵表示を確認したうえで選ぶことが大切です。

とくに注意がなければ普段使っている洗濯洗剤を、弱い処理が必要な場合は中性洗剤を使うのがおすすめ。

酸素系漂白剤が使用できる場合は、酸素系漂白剤を使用したつけ置きも可能です。

さらなる変色の原因になるので、塩素系漂白剤は使わないようにしましょう。

香水好きのあなたには「カラリア 香りの定期便」がおすすめ

香水好きのあなたにおすすめしたいのが「カラリア 香りの定期便」です。

1ヶ月分の香水が毎月届くので、気になっていたブランド香水を気軽にお使いできるだけでなく、気分や季節に合わせて香りを選ぶことができます。

4ml(約1ヶ月分)の香水が届く
持ち運びに便利な専用アトマイザーケース付き
香水のラインナップは約1,000種類以上!

4mlは約60プッシュほどなので1ヶ月で使い切りやすい量です。おしゃれな専用アトマイザーも貰えるので外出先での付け直しにもおすすめです。

月々2,390円〜で人気ブランドの香水が使い放題!自分にぴったりの香水を探す「香水診断」もできるので、まずはお気軽にお試しください!

監修: カラリア編集部

Instagramでフォロワー数20万人超の香りに特化した情報をお届けしているアカウント「カラリアマガジン」を運営。
当メディアの記事はInstagramのフォロワー様に答えていただいたアンケート結果や口コミ、カラリア 香りの定期便でのランキングや口コミなどのデータをもとに作成しております。

注意事項

※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

※ 入浴剤にダイエットやデトックス効果が認められている商品はありません。

※ 「美白」は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを防ぐことを指します。

※ 「日焼け防止」とはメラニンの生成を抑え、日やけによるしみ・そばかすを防ぐことを指します。

※ 「エイジングケア」とは、老化防止のことではなく年齢に応じたケアのことで、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。(ボディクリーム等の記事に導入)

※ 「エイジングケア」とは、若返りを意味するものではなく、頭皮や髪を清潔に保ち、毛髪にうるおいやハリ・コシを与えることを指します。(シャンプー等の記事に導入)

※ 「浸透」とは、角質層への浸透を指します。

※ 「髪への浸透」とは、角化した毛髪部分の範囲内への浸透を指します。

※ 「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。

※ 「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

※ 「スティンギングテスト済み」は、すべての人に皮膚トラブルがおこらないということではありません。

※ 「ノンコメドジェニックテスト済み」は、すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

※ 「ボリュームアップ」とは毛髪にハリやコシを与え、ボリューム感を与えたように見せることを指します。

※ 「ベタつき防止・ケア」とは、洗髪後に頭皮を健やかに保つことを指します。

※ 「育毛」は、頭皮や毛髪を清潔にすることで毛髪がすこやかに保たれることを指します。

※ 「毛髪の補修」とは物理的に損傷を補い繕うことであり、治療的な回復のことではありません。

※ 「小じわの改善」とはうるおいにより乾燥による小ジワを目立たなくすることを指します。

※ 「ピーリング」とは洗浄、拭き取り行為などによる物理的効果によるものを指します。

※ 「くすみ」とはメーキャップ効果によるものを指します。

※ 化粧品に疲労回復効果はありません。

※ 使用者の感想は商品の効能効果を保証するものではありません。

※ 化粧品に「治癒、回復、改善」の効果はありません。

※ ニキビケア商品のうち、ニキビを治す効果が認められているのは医薬品のみで、化粧品・医薬部外品にはニキビを治す効果が認められていません。

この記事を見た方におすすめの記事