ディプティック「ロンブル ダン ロー」の香りを徹底レビュー!

池を泳ぐ白鳥
「ロンブル ダン ロー」はディプティックでロングセラーを誇る、人気のフレグランス。世界初のフルーティーフローラル香水の1つと言われています。

1983年にオードトワレが、2012年に待望のオードパルファンが登場しました。

調香師はセルジュ・カルギーヌ。ディプティックの「オレーヌ」や「ロート ロワ」を調香した人物です。

「ロンブル ダン ロー」とは「水に映った影」という意味。創業者の1人であるクリスチャンヌの記憶のなかにある、白鳥がゆったりと水に浮く運河のイメージです。

「ロンブル ダン ロー」の香りはオードパルファン、オードトワレのほかに、ソリッドパフューム(練り香水)とフレグランスソープを展開しています。

「ロンブル ダン ロー」はどんな香り?

ダマスクローズの花と葉
ディプティック「ロンブル ダン ロー」はカシスの葉とローズが折り重なった、フレッシュで芳醇(ほうじゅん)な香りです。

「ロンブル ダン ロー」の香りは、ディプティック創業者たちの友人であるディド・マーウィンの偶然の発見から生まれました。

ある日マーウィンは、ジャムを作るためのカシスとブーケを作るためのローズを、同時に摘み取ります。マーウィンの手のなかで混ざり合ったカシスとローズは、すばらしい香りを放っていました。

その驚きをディプティック創業者たちに伝えたことから、「ロンブル ダン ロー」の制作がはじまったと言われています。

「ロンブル ダン ロー」はオードトワレとオードパルファンの2種類。

一般的にオードトワレの濃度は5~10%で持続時間は3~4時間、オードパルファンの濃度は10~15%で、持続時間は4~5時間程度です。

オードトワレはやや青みのあるフレッシュな香り。オードパルファンはより深みのあるグリーンとフローラルの、贅沢な香りを楽しむことができます。

「オードトワレ ロンブル ダン ロー」のレビュー

【EDT】
カシス、ダマスクローズ、ブラックカラント、マンダリン、ベルガモット、アンバーグリス、ムスク


「オードトワレ ロンブル ダン ロー」は香りの変化が少ないシングルノートの香水です。

とくに印象的なのはトマトの葉を思わせるグリーンの香りと、ゆっくり開花するようなローズの香り。

それを追いかけるように、ブラックカラント(カシス) のフルーティーな香りが現れてきます。


最後はアンバーグリスとムスクの温かみのある余韻が続きます。

「オードパルファン ロンブル ダン ロー」のレビュー

【EDP】
トップノート:ブラックカラント、ブラックカラントリーフ
ミドルノート:ダマスクローズ
ラストノート:ムスク


「オードパルファン ロンブル ダン ロー」は、オードトワレよりもさらに力強いグリーンノートからはじまります。

トマトの葉に似たブラックカラントリーフの香りは、まるで新緑の森のなかに迷い込んだような、生命感あふれる印象。

フルーティーなブラックカラント(カシス)と、ほのかな苦味を持つプチグレンの香りに続いて、高貴なダマスクローズの香りが現れます。


最後はカシスの葉と実、ローズ、ラストノートのムスクが絡み合い、濃密で官能的な香りに包まれるでしょう。

ディプティックとは?

パリのサンジェルマン通り
ディプティック(DIPTYQUE)はパリを本拠地とする大人気フレグランスブランドです。

創業したのはクリスチャンヌ・ゴトロ、デスモンド=ノックス・リット、イヴ・クエロンという3人の芸術家。1961年の創業当時は、おもにインテリア雑貨を扱うブランドでした。

1963年にオリジナルのアロマキャンドルを発表。5年後にはブランド初のオードトワレ「ロー」を発売し、フレグランスブランドとしての人気を確立しました。

ディプティックの香りは、どれもジェンダーレスでスタイリッシュ。

上質な天然香料と創業者たちの記憶から生み出される香りは、香りの芸術品と言っても過言ではありません。

世界中のアートからインスピレーションを受けたボトルも魅力的。部屋に1つ置いておくだけで、洗練された空間を演出することができます。

ディプティック「オードトワレ ロンブル ダン ロー」の口コミは?

カシスの実と葉

「オードトワレ ロンブル ダン ロー」を気に入った人の口コミ

「生花に近いバラの香り」
「甘すぎないカシスなので子供っぽくならない」
「香水が苦手な人でも使いやすそう」


口コミをまとめると「生花に近いバラの香りが好き」「甘すぎないナチュラルな香りが好き」という人にぴったりの香水といえます。

「オードトワレにしては持続時間が長い」という口コミも見られました。オードパルファンよりもさっぱりとした香りを長く楽しみたいという人には、理想的な香水でしょう。

「オードトワレ ロンブル ダン ロー」が合わなかった人の口コミ

「バラの香りがあまり感じられなかった」
「付けたてのツンとする香りが苦手」


「オードトワレ ロンブル ダン ロー」はカシスの葉と実の香りがとくに印象的です。グリーンとフルーティーの香りが強く、人によってはバラの香りが物足りないと感じられるかもしれません。

付けたてはツンとした香りだと感じる人が多いようですが、すぐに落ち着いて穏やかな印象になるという口コミも多く見られました。

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ディプティック「オードパルファン ロンブル ダン ロー」の口コミは?

晴天のダマスクローズ畑

「オードパルファン ロンブル ダン ロー」を気に入った人の口コミ

「かっこいいローズの香りが大好き」
「オードトワレよりも花の香りがしっかり感じられる」
「爽やかさと甘さのバランスが絶妙」


口コミをまとめると「爽やかさと甘さのある、かっこいいバラの香りが好き」という人にぴったりの香水だといえそうです。

しっかりと花の香りが楽しめるので、オードトワレのローズの香りが弱いと感じる人は、ぜひオードパルファンを試してみてはいかがでしょう。

「オードパルファン ロンブル ダン ロー」が合わなかった人の口コミ

「生花のような青臭さが苦手だった」
「クセが強く万人ウケはしない香り」


「オードパルファン ロンブル ダン ロー」は本物のバラやカシスの葉を感じられる、青みの強い香りです。

そこが大好きだという人も多くいますが、クセが強いため万人ウケしにくいことは確かでしょう。

ディプティックには「オーローズ」「ヴェチヴェリオ」「オー キャピタル」など、ローズを使った香水が多くあります。

自分好みのローズを探してみるのも楽しいですよ。

ディプティック「ロンブル ダン ロー」と似ている香水は?

1.グタール「ローズ ポンポン」

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グタール「ローズ ポンポン」はバラが咲き誇る庭園をイメージした、光り輝くようなフルーティ&フローラルノートのオードトワレです。

ブルガリアンローズとタイフローズという希少なバラの香りに、甘酸っぱいラズベリーをプラス。生花らしい青みというよりは、キュートでフレッシュな花と果実の香りです。

「ロンブル ダン ロー」のグリーンが強すぎると感じる人は、「ローズ ポンポン」を試してみてはいかがでしょう。

2.フローリス「1988 メイフェア」

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フローリス「1988 メイフェア」は華麗で自信に満ちた印象の香り。80年代のロンドンをイメージしたオードパルファムです。

カシスとローズの香りに、タイムやローズマリーのハーブの香りが重なる、グリーンウッディな香り。

「ロンブル ダン ロー」にも使われるカシスとローズの香りが好きな人や、ハーバルな香りが好きな人にぴったりです。

3.ランコム「トレゾァ ミッドナイトローズ」

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ランコム「トレゾァ ミッドナイトローズ」は女性向けのオードパルファムです。

まるで砂糖漬けにしたような甘美なバラの香りに、甘酸っぱいラズベリーと刺激的なピンクペッパーをミックス。小悪魔的な可愛さを演出してくれます。

バニラのこっくりとした甘さも感じられるので、秋冬にも似合う香り。「ロンブル ダン ロー」が男性的すぎると感じる人にもおすすめです。

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【まとめ】ディプティック「ロンブル ダン ロー」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

夕暮れに語り合う男女の仲間たち

「ロンブル ダン ロー」をおすすめしたいシチュエーション

1.自然のなかに出かけるとき
2.家でのリラックスタイム
3.気の合う仲間と過ごすとき


「ロンブル ダン ロー」はオードパルファン、オードトワレともにリアルなグリーン調の香りが魅力的。

白鳥が優雅に浮かぶ運河をイメージした香りなので、水辺や森林など自然のなかに出かけるときには理想的な香りでしょう。

いい意味で香水らしくないナチュラルな印象の香りなので、お家でゆっくり過ごしたいときにもぴったりです。

「ロンブル ダン ロー」はディプティック創業者たちが友人とアイデアを出し合い、思い出を分かち合いながら作った香水。気の合う仲間たちと過ごす楽しい時間に、ぜひ身にまといたい香りです。

「ロンブル ダン ロー」をおすすめしたい人

1.フルーティーフローラルの香りが好きな人
2.自然と調和する香りが好きな人
3.異性ウケよりも自分ウケを大切にしたい人


「ロンブル ダン ロー」は世界初のフルーティーフローラル香水の1つとしても有名です。フルーティーフローラルの香りが好きなら、1度は試しておきたい香りでしょう。

自然と調和しやすいナチュラルな香りなので、香水が苦手だという人にもおすすめです。

「ロンブル ダン ロー」を使った人の口コミには、青みのある生花の香りが苦手だという声もあります。いわゆるモテ香水というよりは、自分の好きな香りをまといたいという人にぴったり。「自分ウケ」する香りで日常を彩ってみてはいかがでしょうか。

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監修: カラリア編集部

Instagramでフォロワー数20万人超の香りに特化した情報をお届けしているアカウント「カラリアマガジン」を運営。
当メディアの記事はInstagramのフォロワー様に答えていただいたアンケート結果や口コミ、カラリア 香りの定期便でのランキングや口コミなどのデータをもとに作成しております。

注意事項

※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

※ 入浴剤にダイエットやデトックス効果が認められている商品はありません。

※ 「美白」は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを防ぐことを指します。

※ 「日焼け防止」とはメラニンの生成を抑え、日やけによるしみ・そばかすを防ぐことを指します。

※ 「エイジングケア」とは、老化防止のことではなく年齢に応じたケアのことで、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。(ボディクリーム等の記事に導入)

※ 「エイジングケア」とは、若返りを意味するものではなく、頭皮や髪を清潔に保ち、毛髪にうるおいやハリ・コシを与えることを指します。(シャンプー等の記事に導入)

※ 「浸透」とは、角質層への浸透を指します。

※ 「髪への浸透」とは、角化した毛髪部分の範囲内への浸透を指します。

※ 「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。

※ 「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

※ 「スティンギングテスト済み」は、すべての人に皮膚トラブルがおこらないということではありません。

※ 「ノンコメドジェニックテスト済み」は、すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

※ 「ボリュームアップ」とは毛髪にハリやコシを与え、ボリューム感を与えたように見せることを指します。

※ 「ベタつき防止・ケア」とは、洗髪後に頭皮を健やかに保つことを指します。

※ 「育毛」は、頭皮や毛髪を清潔にすることで毛髪がすこやかに保たれることを指します。

※ 「毛髪の補修」とは物理的に損傷を補い繕うことであり、治療的な回復のことではありません。

※ 「小じわの改善」とはうるおいにより乾燥による小ジワを目立たなくすることを指します。

※ 「ピーリング」とは洗浄、拭き取り行為などによる物理的効果によるものを指します。

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※ 化粧品に疲労回復効果はありません。

※ 使用者の感想は商品の効能効果を保証するものではありません。

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