赤ちゃんの日光浴は必要ない!?
しかし1998年には既に「日光浴をさせていますか」という母子手帳の記載が、「外気浴」を勧める文章に変更されています。
赤ちゃんの日光浴は、必要が無くなったのでしょうか。
参考:日光浴|大阪小児科医会
母子手帳の記載は「外気浴」に
日光浴は、身体を丈夫にしたりビタミンDを生成したりするために、必要不可欠だとされていたのです。
しかし1998年には「日光浴」を勧める記載は削除され、それ以降は外気浴が推奨されるようになりました。
オゾン層が破壊されたことで、地表に届く紫外線量は増加し、これまで以上に紫外線が健康に与える悪影響が問題になっています。
とくに赤ちゃんの体は刺激に弱く、皮ふも薄いので、大人より紫外線によるダメージを受けやすいことが理由です。
また離乳食や食文化の充実によって、赤ちゃんが栄養を摂取しやすい環境になってきています。わざわざ刺激になる紫外線を浴びなくても、栄養素が足りるようになったのです。
参考:子どもを紫外線から守ろう|徳島県医師会
適度な日光浴は必要
毎日のように日焼け止めクリームを塗ったり、過剰に紫外線を避けたりした結果、ビタミンDが不足してしまい病気にかかってしまうことも。
適度に日光を浴びて、ビタミンDを生成することは必要だと言えそうです。
参考:あかちゃんと果汁と日光浴|京極こどもクリニック
日光浴のメリット
ビタミンDの生成
ビタミンDが不足すると、骨がやわらかくなってしまい、「くる病」の発症率が上がります。くる病は、足の骨がO型に変形し歩行がしづらくなる病気です。
人工乳と比べて、母乳にはビタミンDが不足しやすいと言われています。完全母乳で育つ赤ちゃんに不足するビタミンDを補うために、日光浴が推奨されるのです。
参考:増加する乳幼児の「くる病」-医療トピックス|中野区医師会
外出の準備
外の空気や温度に慣れることで、体温を調節する機能や免疫力などが発達すると言われています。
また日中に太陽の光を浴びておくことで、体内時計が動きはじめ、夜にきちんと眠りやすくなります。
風やにおいなどの外の環境が、それまで室内で過ごしていた赤ちゃんにとっていい刺激になることも。積極的に新しい体験をさせてあげましょう。
新生児の日光浴のやり方
・1日5~15分程度
・はじめは短い時間で、曇りの日がおすすめ
・午前中がおすすめ
・まぶしいので顔の周辺は避ける
赤ちゃんの日光浴は、生後1か月くらいからおこない、5分ほどの短い時間から始めるのがおすすめ。
強い日差しが心配であれば、曇りの日におこなうと良いです。曇りの日でも、晴れの日の半分以上は紫外線が降り注いでいます。
日光浴をする時間帯は、紫外線量が多すぎず夏でも涼しい午前中がおすすめです。また朝におこなうことで、体内時計が整い、夜の寝つきがよくなるとも言われています。
まぶしいので、顔のあたりに日光を当てるのはやめましょう。
外気浴のメリット
紫外線による刺激を防げる
赤ちゃんの皮ふは大人の皮ふより薄く、紫外線の刺激にも慣れていないので、日光浴を無理にする必要はないという意見もあります。
「夏の強い紫外線に当たるのは心配」という人も多いのではないでしょうか。
外気浴なら、紫外線の刺激をおさえながらも、赤ちゃんを外の環境に慣れさせることができます。
外出の準備
外気に触れさせることで、赤ちゃんを外の気温や空気に慣れさせ、音や風、光などの刺激に触れる訓練ができるのです。
また外気に触れることが、日光浴の練習にもなります。
外気浴からはじめて、徐々に外の環境や光に慣れさせたうえで、日光浴に移行していくのがおすすめです。
新生児の外気浴のやり方
・窓を開けて外気を入れる
・全身と外の空気を触れさせる
・5~15分程度
・だんだん時間を伸ばす
外気浴をはじめるときは、5分程度の短い時間でおこないましょう。
赤ちゃんが嫌がらなかったり、慣れてきたりしたら、徐々に時間を伸ばしていきます。できるだけ全身が外気にあたるようにしてみましょう。
日光浴・外気浴の注意点
直射日光を避けることと、赤ちゃんの様子を見ながらおこなうことです。
直射日光は避ける
ベランダや庭に赤ちゃんを出して日光浴をするときには、日差しが直接当たらないような場所を選びましょう。
外気浴をするときも同様です。窓を開けて外気をとりこむとき、日差しが強ければカーテンを開けなくても問題ありません。
赤ちゃんの様子を見る
外気浴や日光浴をはじめたら赤ちゃんの機嫌をチェックして、嫌がるようならやめましょう。必ずしも毎日やる必要はないので、赤ちゃんの様子を見ながらおこなってください。
また外気浴中、日光浴中はコミュニケーションをとることを心掛けてみてください。外の環境に触れさせながら話しかけることで、赤ちゃんの心の発育に繋がります。
いつからやればいい?
外気浴は生後2週間ごろから
必ずしもこの時期に始めなければならないわけではなく、1か月検診の後から外気浴をはじめることが推奨されていることも。
しかし1か月検診で外出することを考えると、生後2週間ごろからおこなって外気に慣れさせるのがよさそうです。
日光浴は生後1か月ごろから
外出の練習のため、1か月検診の少し前から日光浴をするのもおすすめです。
日光浴に慣れたら抱っこして外を散歩させてみましょう。出かけるときは人混みを避け、強い日差しの中を1時間以上散歩するときは紫外線対策をしましょう。
赤ちゃんの紫外線対策
適度な紫外線は必要
そのため、毎日日焼け止めクリームを塗ったり、毎回お出かけのたびにSPF50+の日焼け止めを使ったりするのは、やりすぎな紫外線対策かも。
日差しが強い5月から8月は適度な紫外線対策をおこない、使う日焼け止めは赤ちゃん用の優しいアイテムを使用しましょう。
日焼け止めを塗るときは赤ちゃん向けを選ぶ
「赤ちゃん向け」と表示されている日焼け止めは、アルコールフリー、ノンケミカル、落としやすいなど、肌に負担がかかりにくいアイテムが多く販売されています。赤ちゃんの弱い肌にも使いやすい製品を選ぶのがおすすめです。
また生後0か月から使用できるものを選びましょう。赤ちゃん向けの日焼け止めのなかでも、生後数か月以降の赤ちゃんにしか使用できないアイテムもあります。
使うシーンや月齢を意識しながら選んでみましょう。
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