「フルール ドゥ ポー」の香りを徹底レビュー!
調香を手がけたのは、香水界の巨匠といわれるオリヴィエ・ペシュー。ディプティックのオードトワレが誕生してから50年の節目を記念して作られました。
ギリシャ神話のプシュケとエロスからインスピレーションを得た、愛の物語を連想させる香りです。
オードパルファンのほかにヘアフレグランス、ハンド&ボディローション、ボディバームなど全身に使えるアイテムを展開しています。1日中好きな香りに包まれて過ごせるのがうれしいですね。
「フルール ドゥ ポー」はどんな香り?
「フルール ドゥ ポー」は「肌に咲く花」という意味。まるで人肌そのもののように温かみのある、セクシーな印象の香りです。
ふんわりと心地よく香るムスクに、アイリスとアンブレットの花の香りが加わり、多幸感を演出してくれます。
トップノートは「ベルガモット × アンジェリカ × ピンクペッパー」の香りで花開く前のさりげない印象
ひとつひとつの香料が主張しすぎず、さりげなく香ります。それでも決してつまらない印象にならないのは、ピンクペッパーのスパイシーな香りがアクセントになっているから。
体温となじんでいくに連れて少しずつ香りが花開いていく様子は、まさに「フルール ドゥ ポー」(=肌に咲く花)という名前を体現しているかのようです。
ミドルノートは「アイリス × ローズ」の香りで純粋でありながらセクシーな印象
アイリスはパウダリー感のある上品な甘さが特徴的。高価な石鹸を思わせるような、純粋さとセクシーさを兼ねそなえた香りです。
まるで元々の肌から香り立っているようなセンシュアルな香りを、長く楽しむことができます。
ラストノートは「ムスク × アンブレット × アンバーグリス」の香りでふんわりと柔らかい印象
ムスクと聞くと動物性の官能的な香りをイメージするかもしれませんが、「フルール ドゥ ポー」のムスクは、アンブレットシードを原料とした植物性のムスク。
スキンフレグランスのように、自然に肌になじみます。ふんわりと包み込まれるような、柔らかいムスクの余韻を堪能できるでしょう。
ディプティックとは?
画家のデスモンド・ノックス・リット、デザイナーのイヴ・クエロン、建築家のクリスチャンヌ・ゴトロの3人によって設立されました。
意外にも創業当時はフレグランスブランドではなく、雑貨を幅広く扱うセレクトショップでした。1963年にブランド初のアロマキャンドルを発表したことをきっかけに、オリジナルのフレグランスを手がけるようになります。
世界中から集めた上質な天然香料を使った、オリジナリティあふれる香りが特徴的です。
創業者にクリエイティブなメンバーが揃っていることから、ラベルやパッケージにも芸術的なデザインが取り入れられています。部屋に置いておきたくなるような洗練されたビジュアルで、日本での人気もとどまることを知りません。
香水のほかにも、香り高いキャンドルやボディケアアイテムなど、ライフスタイルに寄り添う豊富なアイテムを揃えています。
ディプティック「フルール ドゥ ポー」の口コミは?
「フルール ドゥ ポー」を気に入った人の口コミ
「ムスクは苦手だと思っていたけど、これはなぜか好き」
「ナチュラルにいい匂いがする人のように感じられる」
口コミをまとめると「石鹸のパウダリーな香りが好き」「人肌のように香る香水が好き」という人におすすめの香水といえます。
ムスクの香りに苦手意識がある人にも、ぜひ1度試していただきたい香水です。
「フルール ドゥ ポー」が合わなかった人の口コミ
「思ったよりキツい香りに感じた」
「石鹸の香りが強すぎた」
口コミをまとめると「ムスクや石鹸の香りが苦手」「さっぱりとしたナチュラルな香りが好き」という人には向いていない可能性があります。
「フルール ドゥ ポー」は、つける人の肌タイプや体温によって、香りの感じ方が大きく変わる香水。購入する前に肌にのせて試してみるのがおすすめです。
ディプティック「フルール ドゥ ポー」と似ている香水は?
1.サルヴァトーレ・フェラガモ「アモ フェラガモ パー レイ」
トップノートのラズベリーと洋梨、ミドルノートのマグノリアとオスマンサスの香りが、女性らしいかわいらしさと透明感を演出。
好き嫌いが分かれにくい香りで、どんなシーンでも使いやすい香水です。
2.クロエ「クロエ オードトワレ」
コットンフラワーは、洗い立てのリネンを思い出させるような、清潔感と心地よさのある香りです。
マグノリアとガーデニアの芳醇なフローラルノートが、大人っぽいムスクの香りと混ざり合い、高級感のある印象に。少し背伸びをしたいときにおすすめの香りです。
3.モルトンブラウン「ピンクペッパー オードパルファン」
ジンジャーのピリッとした刺激も加わった、かっこいい印象の香りです。ムスクとウッディの落ち着いたラストノートで、男女問わず使うことができます。
「フルール ドゥ ポー」のトップノートに感じるような、少しクセのあるスパイシーな香りが好きな人には、たまらない香りでしょう。
【まとめ】「フルール ドゥ ポー」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「フルール ドゥ ポー」をおすすめしたいシチュエーション
2.季節やシーンを問わずいつでも
3.恋人とのお泊まり
「フルール ドゥ ポー」は、石鹸やシャンプーを思わせるような、非常に清潔感のある香りです。初対面の人と会うときにほんのり香らせれば、きっと好印象を持たれるでしょう。
クセが少なく、季節やシーンに左右されないので、自分の定番の香りとして毎日使うことができます。
愛をイメージさせるギリシア神話をモチーフにした香水でもあるので、恋人とのデートやお泊まりにもぴったり。お風呂上がりのようなピュアな香りが長く続きます。
「フルール ドゥ ポー」をおすすめしたい人
2.清潔感のある香水が欲しい
3.人肌のように香る香水を使ってみたい
温かみのあるムスクの香りが好きな人、清潔感のある石鹸の香りが好きな人にとって、「フルール ドゥ ポー」はうってつけの香りでしょう。
またスキンフレグランスのように肌になじむ香水なので、自分の体温に応じて変化する香りを楽しみたい人にも試していただきたい香りです。
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