ニナリッチ「レールデュタン」の香りを徹底レビュー!
「レールデュタン」はどんな香り?
1948年に発売されて以来「伝統と大胆さ、クラシックとモダンなセンスが共存する香り」として、世界中で愛され続ける名香。故ダイアナ妃が愛用していたことでも知られています。
メインの香料はカーネーション。「どこか懐かしい香り」「お母さんの香り」と評されることも多い、クラシカルな魅力溢れるフレグランスです。
「レールデュタン」 はフランス語で 「時の流れ」 という意味。第二次世界大戦を乗り越えた人々の、新たな時代へ向けた希望が込められています。
ボトルには、平和と愛の象徴である2羽の鳩をデザイン。20世紀最高のクリスタルボトルとして愛され続けています。
トップノートは「ジャスミン × ベルガモット」の香りでみずみずしく爽やかな印象
華やかなブーケを受け取った瞬間のように、みずみずしいフローラルが鮮烈に香ります。
ミドルノートは「フローラル」の華やかな香りで優雅な印象
トップノートで鮮烈に感じた香りは徐々に和らぎ、リリー(百合)、ローズ、イランイランといった甘美な花の香りが顔を出します。
大人の女性にも似合う、上品で優雅な印象に落ち着きます。
ラストノートは「スパイス × ムスク」のエキゾチックな香りで落ち着いた印象
気品のある大人の女性を思わせるパウダリーな印象が残ります。
甘いだけのフローラルでは終わらないのが「レールデュタン」の最大の魅力といえるでしょう。
ニナリッチとは?
洗練されたロマンティックでフェミニンな印象を与えるデザインで、すぐに有名ブランドとなったニナリッチ。「現代と未来を生きる自立した女性」のためにデザインされたウィメンズウェア、アクセサリー、香水などを中心としたアイテムを展開しています。
1946年、香水部門を立ち上げたロベルトが、ニナリッチ初の香水「クールジョア」を発表。 1948年には、ニナリッチの代表作となる「レールデュタン」が誕生しました。
ニナリッチ「レールデュタン」の口コミは?
「レールデュタン」を気に入った人の口コミ
「パウダリー味のある、カーネーションが入った花束の香り」
「官能的な少し甘い香り。周りからも好評価でした」
「お出かけの日の母を思い出す、懐かしい香り」
口コミをまとめると「カーネーションなどのフローラルな香りが好き」「懐かしさを感じるパウダリーな香りが好き」という方にぴったりの香水と言えそうです。
とくに40〜50代以上の女性からの評価が高い香りなので、年配の方と接する際に選ぶと、好印象を与えられるかもしれません。
「レールデュタン」が合わなかった人の口コミ
「クラシカルな香水にありがちなアイリスとパウダリー。苦手な香りでした」
「20代の私にはまだ早すぎる香りだと感じた」
「良く言えば歴史を感じる。悪く言えば古くさい感じ」
口コミをまとめると「フローラル×パウダリーの香りが苦手」「若々しく見られたい」という方には向いていない香水と言えそうです。
使い方の工夫として、「軽いフルーティフローラルやシトラスの香りと組み合わせると深みが出る」という声もありました。
単体でつけるのが難しいと感じる方は、レイヤードして使ってみるのもおすすめです。
ニナリッチ「レールデュタン」と似ている香水は?
1.ゲラン「夜間飛行」
キーノートにカーネーションが使われており、トップノートにシトラス、ミドルノートにフローラル、ラストノートにサンダルウッド×ムスクという香調も「レールデュタン」によく似ています。
「懐かしい香り」と称されるのは「レールデュタン」と同様ですが、とくに「お香のような香り」という口コミが多く見られました。クラシカルな香りを楽しみたい方、サンダルウッドの香りが好きな方におすすめの香水です。
2.ボンド・ナンバーナイン「ホットオールウェイズ」
「レールデュタン」と同じく、キーノートにカーネーションを起用。トップノートにベルガモット×シナモン、ミドルノートにフローラル、ラストノートにレザー×パチョリという、「レールデュタン」にメンズらしい香りを織り交ぜたような香調です。
フェミニンになりすぎないフローラル×スパイシーの香りや、秋冬の夜に似合う重めの香りを探している方におすすめ。
3.キャシャレル「アナイスアナイス」
「レールデュタン」との共通点は、フレッシュなシトラスの香りと、百合を中心としたホワイトフローラルの柔らかな香り。ラストノートがパウダリー×サンダルウッドという点も似ています。
とくに百合の香りが好きな方には、親しみやすい香りです。500mLボトルが5,000円前後で手に入るので、香水初心者の方にもぴったり。
【まとめ】ニナリッチ「レールデュタン」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「レールデュタン」をおすすめしたいシチュエーション
1.年配の女性と接するとき
世界中でロングセラーを続ける「レールデュタン」は、とくに40代〜50代以上の女性に好まれる香り。
年配の女性と仕事をするときや、恋人の家族に会うときにつければ、好印象を持たれる可能性があります。
香水好きの相手であれば「懐かしい香りね!」と話が盛り上がるかも。
2.緊張感のある仕事に臨むとき
「レールデュタン」のラストノートは、まるで実家に帰ってきたときのような、安心感のあるパウダリーの香りです。
緊張しやすい仕事や逃げ出したくなるような予定の前につければ、家族に守ってもらっているような、ほっとする気持ちになれるかも。
嫌味のない香りなので、少量であればオフィスでも使うことができます。
3.ノスタルチックな気分に浸りたいひとり時間
「レールデュタン」は、不思議と懐かしさを感じる香り。
思い出の写真を見返すとき、昔好きだった本を読み返すときなど、ノスタルチックな気分に浸りたいときにぴったりです。
誰にも邪魔されないひとりの時間なら、つけすぎることも気にせず、思いきり香りを楽しむことができそうですね。
「レールデュタン」おすすめしたい人
「レールデュタン」は、1948年の発売以来、世界中で愛され続けている香水です。
SNSで話題になっている香水や期間限定の香水など、香りの流行は目まぐるしく変わるもの。
「流行に左右されず、自分の好きな香りをまとっていたい」と思う人や、クラシカルな魅力のある香りが好きな人は、ぜひ「レールデュタン」を試してみてはいかがでしょうか。
2.フローラル×スパイシーの香りが好きな人
「レールデュタン」は、「フローラルスパイシー」という香調の先駆者的な存在。
フローラル香水にスパイシーな香りが重なると、甘いだけではない深みやアクセントが生まれます。
フローラルスパイシーの香りが好きな人、一度試してみたいという人なら、「レールデュタン」は外せないでしょう。
3.上品で優雅な大人に見られたい人
「レールデュタン」は、年齢を重ねた女性特有の上品さや、優雅さが感じられる香りです。
たとえ実年齢が追いついていなくても、品のある成熟した女性に見られたいのなら「レールデュタン」の香りの力を借りてみましょう。
ヴィンテージのワンピースやジャケットなど、クラシカルな装いにもぴったりとハマります。
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