香水・香りにまつわる資格5種類を紹介。香りについてもっと詳しく学んでみませんか?
「カラリア 香りの定期便」などを利用し、いろいろな香水を試していくにつれ、香水の香りそのものに興味を持つようになったという方も多いのではないでしょうか?
香水の仕組みや成り立ち、歴史、そして香りについて精通することで、これまでよりもっと香水を楽しむことができます。
今回のカラリアマガジでは、香りにまつわる資格をお届け。
香りにまつわる職に就きたいとお考えの方はもちろん、香りについてより深く知っていきたいという方もぜひ参考にしてみてくださいね。
調香師になるには資格が必要?
「調香師」になるには、化学や薬学の学校を卒業し、化粧品会社、香料会社、食品会社などに就職して10年程度経験を積むのが主流と言われています。
ですが、調香師になることや、名乗ることについては資格は必要ありません。
香りの勉強をしていた方が良いに越したことはありませんが、専門学校に通わず調香師になった方もいらっしゃいます。
そのうちのひとりが、日本でもトップクラスの人気を誇る「ジョーマローン」です。
20代に突入すると、母親と同じプロのフェイシャリストとなり、ここから独自にアロマを組み合わせ、オリジナルの香りを生み出すジョーマローンの調香師となったのです。
これって、夢のある話だと思いませんか?
香りの資格を持たずとも調香師になることは可能なんです。
こう考える方もいらっしゃいますよね。
世界的にも、香りの資格というものは存在します。
1番有名なのは、香水の本場であるフランスでの「ル・ネ」(フランス語で鼻を意味する言葉)でしょうか。
ル・ネは、約6000種類の香りを識別することができる嗅覚をもった調香師に与えられる称号です。
このル・ネを取得しているのは、世界中でも200〜300人しかいないと言われています。
かなり厳しく狭き門という印象を受けますよね。
ル・ネは世界的な香りのスペシャリストですが、日本でももちろん香りの資格は存在します。
日本の香りの資格は、ほとんどが国家資格ではなく民間資格ですが、勉強して資格を取得することで、より香りに対する知識や感覚について精通することができ、香りにまつわる職につくときも有利です。
香水から香りについてプロの領域まで学べる「日本調香技術師検定」
この資格は、東京都・神田にある<日本フレーバー・フレグランス学院>で勉強することで認定され、認定証が受理されます。
学校では、香水や化粧品の香りをはじめ、食べものの香りまで幅広く精通しており、ガムやアイスを製造する実習も行われています。
実際に自分で匂いや香りについて学ぶことで、より具体的に調香師の実務を理解することができるのが強みです。
もちろん、試験は学校に通わずとも、一般からの受験も可能ですよ。
日本調香技術師検定の程度は以下の通りです。
1級:3年制専門課程、卒業者相当の程度
2級:2年修了者、ビジネス課程専修科修了者相当の程度
3級:ビジネス課程応用科修了者相当の程度
験は「筆記試験」と「実技試験」があります。
筆記試験では、香りの基礎知識をはじめ、香料の一般常識や歴史、天然・合成香料について、アコード、食品または香粧品の知識のテスト。実技試験では、香りを確かめてそれぞれ該当するものに答えます。
香水選びのプロフェッショナル「香水ソムリエ」
香水やアロマを扱うお店では、香水ソムリエを取得している販売員が存在します。
香水ソムリエが行うのは、主にお客様からのヒアリング、そして適した香りを選び、提供すること。
香水ソムリエは、お客様の要望にしっかりと合った商品を選びとる技術が必要となります。
「フレグランスコーディネーター」とも呼ばれる香りのスペシャリストです。
香水ソムリエの資格取得には、販売経験などの経験がなくても大丈夫。だたし、約3ヶ月の学習期間が必要です。
代表的なところでは「パルファンサトリ」でも通信講座として勉強することができます。
講座を全て修了し、実技・面接試験を合格すると香水ソムリエの認定証が受理されます。
これは、香水を扱うブルーベルジャパンが運営する「ラトリエ デ パルファム」で取得できる独自の資格。
お客様のニーズに応え、より深く幅広い知識と経験に基づくコンサルティングを提供する、香水のスペシャリストです。
日本全国には50人ほど在籍しており、胸元に金色のPのバッジをつけているのが目印です。
香水販売のスペシャリスト「フレグランスセールス スペシャリスト」
フレグランスの接客にたずさわる人材を対象に「トレーニングスクール」を開催し、認定・授与を行っています。
原則として、受講・資格が取れるのは香水、化粧品販売において1年以上の経験のある方が対象ですが、マーケティング、営業など販売職以外の人でも参加可能です。
化粧品・香水の販売経験を持つ人が、プロフェッショナルの実践的ノウハウや知識を学ぶことで、お客様のニーズに合わせて適切なアドバイスができるプロフェッショナルな人材を育成することを目的としています。
トレーニングスクールのカリキュラムは3日間に及び、最終日に1時間テストが設けられ、合格したら認定となります。
アロマに精通したいなら「アロマテラピー検定」
資格取得に至るまでは専門学校やトレーニングスクールに通う必要はなく、販売経験の有無も問われません。
試験の勉強は、独学、もしくは通信教育などで学ぶのが一般的です。
教材は「生活の木」などアロマを扱うお店でも揃えることができます。
アロマテラピー検定で得られるのは、アロマテラピーの基礎や、実践で役立つ知識です。
アロマテラピー検定は1級と2級に分けられます。
1級:手作り化粧品、よりニッチな精油の知識、アロマテラピーのメカニズムと健康学、法律など
2級:精油の基礎知識、アロマの歴史、アロマと環境の関係性など
試験は等級に関わらず「筆記試験」と「実技試験」があり、実技試験では精油を染み込ませたムエットの香りを確かめてどの香りか答えます。
ちなみに筆者も通信教育で勉強し、1級を取得しました。
また、AEAJ会員になると「アロマテラピーアドバイザー」「アロマテラピーインストラクター」「アロマセラピスト」など専門的な資格取得も可能になります。
悪臭についてのプロ「臭気判定士」
香水に関わる資格というよりは、匂い、中でも「悪臭」に特化した資格で、環境省管轄の「悪臭防止法」に定められている悪臭分野におけるスペシャリストのことを指します。
一般的な臭気判定士は、工場やゼネコンに在籍しており、数々の悪臭苦情を解決するために臭いを測定します。
満18歳以上であれば、誰でも試験を受けられ、試験内容は「筆記試験」(1次試験)と「実技試験」(2次試験)があります。
筆記試験は、嗅覚概論、悪臭防止行政、悪臭測定概論、分析統計概論、臭気指数等の測定実務という5つの分野から出題されます。
実技試験では、5種類の臭いを嗅ぎます。5本のムエットのうち、2本に臭いがついており、その2本を当てればOK。それを5回実施し、正解すれば合格です。
仕事のスキルアップから趣味まで「香り」をもっと知ってみよう
香水・香りについてプロの領域までしっかり学びたいなら「日本調香技術師検定」、多くの香水の香りを識別したり、自分やお友達に選んであげたいと考えるなら「香水ソムリエ」、ある程度香りにまつわる仕事をしてきて、さらにスキルアップを望むなら「フレグランスセールス スペシャリスト」、香水の元になるアロマから学びたいなら「アロマテラピー検定」、良い香りだけではなく悪臭についても知りたいなら「臭気判定士」など、自分が知りたいと感じた資格を取得するのが良いかと思います。
香りの資格は、仕事のスキルアップのためはもちろん、趣味である香りや香水をより深く理解するために取得するのも、もちろん素晴らしいです。
それぞれ学習期間やお金もかかるので、余裕のあるときにぜひチャレンジしてみてくださいね!
香水はもちろん、ボディクリームやルームフレグランスなど、全500種類以上のアイテムの購入もしくはお試しが可能です。
ブランドはYSLやGUCCI、JO MALONEなどを扱っており、520種類以上から選ぶことができます。
多くの香水は1本30mlや50mlや100mlなど大容量で、最後まで使いきれないということもありますが、この「香りの定期便」では1ヶ月使い切りの4mlサイズでお試しできるので、普段使いにとてもオススメです!
また、専用のアトマイザーに入れてお届けするので持ち運びにもぴったり。
スマホ1つで簡単に登録ができるうえ、サブスクリプションなので注文も簡単です♪
詳細は以下の公式サイトから確認してみてくださいね。
香水好きのあなたには「カラリア 香りの定期便」がおすすめ
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