そもそも香油とは
本来は中東などで使われる賦香率(香料の割合)が高いオイルのことですが、日本では香り付きの美容オイルも一般に香油と呼ばれます。
香油は植物性のオイルがベースとなっているため保湿力が高く、肌に塗って香りを楽しむ以外にも、髪や肌のパサつきやカサつきを抑えて肌の水分を保つ効果が期待できます。
良い香りと美容、そのどちらもカバーしたいと考える方にぴったりのアイテムです。
香油と香水との違いは?
香油の作り方は、香料を植物性のオイルで希釈しているのが特徴です。一方で香水は、天然香料や合成香料をアルコールで溶かして作られます。
香油は柔らかい香りがゆっくりと広がるのが特徴であるのに対して、香水はアルコールの揮発とともに香りが広がります。
そのため香水のほうが、短い時間で香りがしっかりと漂うのが特徴です。
エッセンシャルオイル(精油)との違いは?
一方で香油は香料をオイルで希釈しているので、直接肌に塗り香りを楽しむことも可能です。マッサージ用オイルやスキンケアとして使うことができる点が、エッセンシャルオイル(精油)との違いと言えます。
香油の選び方
香りで選ぶ
【フローラル】
・ローズやジャスミンなど、甘い花の香りが特徴
・女性らしさを出したい時や、甘い香りを好む方に適した香り
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【シトラス】
・レモンやオレンジ、ライムといった柑橘系の香り
・爽やかな香りが好きな方や、甘い香りが苦手な方におすすめ
・性別を選ばず使いやすい
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【オリエンタル】
・アンバーやバニラなどの甘さを含みつつ、サンダルウッドなどのウッディ調が加わり、スパイシーな香りになる
・個性的な香りを好む方や、フローラル、シトラスの香りから気分転換したい方におすすめ
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ボディ用かポイント用かで選ぶ
ボディ用の香油の特徴は、伸びがよく肌に塗り込みやすいこと。肌だけでなく髪や爪などにも使えるため、1本で全身のケアができます。ボディ用の香油の場合は、香りと合わせてベースオイルの特徴にも注目するのがおすすめです。
一方でポイント用の香油は、香水と同じように香りを目的として使います。手首や首筋、耳たぶなどポイントとなる部分に数滴垂らす、もしくは塗り込んで使用するのが一般的。そのためポイント用の場合、好きな香りかどうかに注目して選ぶとよいでしょう。
ベースオイルで選ぶ
おもに以下のようなベースオイルがあります。
ホホバオイル
アルガンオイル
米ぬか油
アーモンドオイル
ヒマワリ種子オイル
ククイナッツオイル
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おすすめの香油10選
※記事内で紹介する商品は、厳密な定義では香油ではなく香り付きの美容オイルであるものが含まれます。
1.香のもの処 大森屋「ひとはだ香油」
香のもの処 大森屋の「ひとはだ香油」は、国産小豆島のオリーブを1粒ずつ丁寧に搾油したオリーブオイルを使用しているのが魅力のボディ用香油です。
オリーブオイルのエモリエント効果によって肌の保湿ができるので、敏感肌の方や赤ちゃんにも使用しやすいでしょう。
天然ハーブの自然な香りが主軸となっており、お風呂上りやリラックスタイムの使用にぴったりです。ボディ用ですが、顔を含めた全身に使用できます。
2.サルース「ビオフェイシャルオイル ザクロ」
サルース「ビオフェイシャルオイル ザクロ」は、香り成分にもこだわっている香油です。
100%純粋なエッセンシャルオイルを香料として使用していて、瑞々しいザクロの香りがフレッシュに香ります。
手のひらに数滴落とすだけで肌に広がるため、ボディ用としてもポイント用としても大活躍です。
3.ニュクス「プロディジューオイル」
ニュクス「プロディジューオイル」は1本で顔と体、髪にも使えるマルチな香油です。
エモリエント成分であるツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、ユチャ種子油、ルリジサ種子油、そして整肌成分であるアーモンド油、ヘーゼルナッツ種子油、マカデミア種子油の7種類の植物オイルをブレンド。サラリとしたテクスチャーで、しっとりと肌になじみます。
ニュクスのプロディジューオイルは、香りも人気の高さの理由となっています。オレンジブロッサムからマグノリア、バニラの順に香りが移り変わり、優雅で女性らしい魅力的な香りが贅沢なリラックスタイムを彩ります。
ボディ使いとポイント使い、両方の役割をしっかり兼ね備えた香油をお求めの方にぴったりです。
4.クナイプ「ビオオイル ローズ」
クナイプ「ビオオイル ローズ」は、保湿成分としてサフラワー油やオリーブ果実油、ヒマワリ種子油などを配合した製品。防腐剤やシリコン、鉱物油など不使用というこだわりも魅力的です。
優雅でエレガントなバラの香りを楽しめる点も嬉しいポイント。フェイス用・ボディ用として使用することができます。
5.フィアンセ「フレグランスグロウオイル ピュアシャンプーの香り」
フィアンセ「フレグランスグロウオイル ピュアシャンプーの香り」は、全身マルチに使えるフレグランスオイルです。
「ピュアシャンプーの香り」は、フィアンセが展開するアイテムの中でも特に人気の高い香りのひとつ。甘く爽やかなシャンプーの香りが、全身をほのかに包みます。
まとまりのあるウェットヘアに仕上げたい方、髪と同時に全身もケアしたい方、甘く女性らしいせっけんの香りが好きな方にぴったりのオイルです。
6.リブレライフ「ブランドリップ」
リブレライフ「ブランドリップ」は、「栄養の宝庫」と名高い米ぬか油に注目して作られた香油です。
米ぬか油のエモリエント効果によって、皮膚をしっかり保湿してくれます。さらにナチュラルなローズの香りを楽しめるのもポイント。
顔はもちろん全身に使用でき、クレンジングオイルやハンドクリーム、バスオイルとしても使用できます。
7.ア・デイ「バス&ボディオイル レモングラス&ライム」
ア・デイ「バス&ボディオイル レモングラス&ライム」は、ボディオイルとしてだけでなく、バスオイルとして使えるのも魅力のアイテムです。
植物由来成分のためデリケートな肌にもおすすめ。入浴後、濡れたままの体に塗ることで、肌の水分を逃がさずケアします。
ハーブ調で優しいレモングラスにフレッシュなライムをプラスしており、優しさと爽やかさを両立した香りを楽しめます。
8.ニールズヤードレメディーズ「アロマティックマッサージオイル」
ニールズヤードレメディーズ「アロマティックマッサージオイル」は、創業時から変わらないレシピを元に作り続けている香りのボディケアシリーズのひとつです。
優しさに満ちたラベンダー、甘さのあるゼラニウム、清涼感あふれるスパニッシュマジョラムの上質な精油をブレンドし、ハーバル調の潤いある香りに仕上げています。
ヒマワリ種子油やアーモンド油、コムギ胚芽油を保湿成分(エモリエント効果)として配合しているため、肌なじみがよく伸びがよいとされています。
就寝前のリラックスタイムやマッサージタイムのお供にぴったりのオイルです。
9.マカダミ屋「オレンジ・スイートブレンド」
マカダミ屋「オレンジ・スイートブレンド」は、天然100%の植物性成分のみを使用したボタニカルオイル。ボディマッサージ用やスキンケア、アロマのベースオイル用など幅広い用途で使用できます。
ベースオイルには、スキンケア分野でも注目されている「ライスブランオイル」を使用。低刺激かつ高保湿のオイルのため、敏感肌の方でも使用しやすいのが嬉しいポイントです。
またオレンジ・スイート(香料)を配合しており、柑橘系特有の爽やかで弾けるような甘い香りは、太陽のように明るい印象を感じられます。
10.ヴェレダ「ラベンダーボディオイル」
ヴェレダ「ラベンダーボディオイル」は、上品なラベンダーの香りが魅力の全身用トリートメントオイルです。
アーモンド油(保湿剤)とゴマ油(保湿剤)をブレンドし配合しており、乾燥やごわついた肌が気になる方にぴったりです。
落ち着く空間を演出するラベンダーの優しい香りも相まって、就寝前やゆったりと過ごしたいリラックスタイムに、マッサージのお供として使うのがおすすめです。
香油の使い方
ボディ用の香油の使い方
ボディ用香油を使うタイミングは、保湿や肌の乾燥ケアが目的の場合お風呂上りの体を拭く前がおすすめです。塗った後はバスタオルで肌を軽く押さえるように体を拭けば、ボディ用香油にありがちな使用後のべたつきも抑えられます。
またボディ用香油はマッサージのタイミングで使うのもおすすめです。オイルで滑りが良くなるため、マッサージ中の肌への摩擦が抑えられます。
マッサージに使う場合は、500円玉大の量を手に取り、両手で温めてから使うのがポイント。手の温度で温めてから使うことで香油の伸びが良くなります。強く擦らないように注意して、撫でるように塗り込みながらマッサージしましょう。
ポイント用の香油の使い方
またポイント用の香油は、肌に直接塗れる「ロールオンタイプ」の商品もあるので、より手軽に香りを楽しめるでしょう。
ポイント用の香油は、内容10ml以下の少量タイプのものが多く、使用量も同じく少なめとなります。香りをメインで楽しむ香油のため、どんな香りかを重視して選ぶことが重要です。
自分で香油を作ることもできる!
ここからは、オリジナルの香油の作り方についてご紹介します。自分で作ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
香油の材料選び
・ベースオイル:10~15ml
・精油:2~3滴(ベースオイルの1%以下が目安)
・好みの容器
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精油は1種類のみでも作れますが「ローズ+ゼラニウム」「レモングラス+ライム」など複数の精油を組み合わせるのも◎。ブレンドの比率を変えることで、独自の香りを作ることもできます。
香油の作り方
①好みの容器に、精油を2~3滴入れる。
②ベースオイルを入れる。
③爪楊枝などでよくかき混ぜて完成。
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何種類かの精油をブレンドする場合は、合計の精油の量がベースオイルの1%以下になるように調整しましょう。
自分で香油を作る時の注意点
また精油の使用料はベースオイルの1%までとされていますが、肌が弱い場合や刺激に敏感な場合は、あらかじめ0.5%程度の比率で作るのもおすすめです。心配であれば、少量の香油でパッチテストをしておきましょう。
赤ちゃんがいる家庭や、猫やウサギなどのペットがいる家庭では、精油の取り扱いに注意しましょう。精油は刺激が強いので、直接肌に触れたり誤飲したりすると危険です。
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