そもそも柔軟剤とは?
柔軟剤は名前の通り、服など洗濯物の表面をなめらかにすることで柔らかな手触りを生み出します。
・においの原因となる菌を増やさない
柔軟剤は服をやわらかくするだけではありません。
繊維に入り込んでコーティングしてくれるので、においの原因となる菌が増えるのを抑えてくれますよ。
・服のダメージを防いでくれる
服の繊維や表面をコーティングしてくれるので、摩擦を防ぎダメージからも守ってくれるでしょう。
柔軟剤はなぜ入れるタイミングが重要なのか?
化学成分の作用によって繊維の滑りがよくなることで、ふんわりと仕上がるという仕組みです。
その柔軟剤が繊維の奥へ入り込んで汚れを落とす洗剤と混ざってしまうと、お互いの効果の打ち消し合いが起き、手触りを良くする以前に洗濯の目的である洗浄すら出来なくなってしまいます…。
つまり、洗剤と柔軟剤を同時に洗濯槽に入れても十分な効果はないということです。
洗濯物の汚れを洗剤で落としてから、すすいだあとのタイミングで柔軟剤を投入するのが効果的です。
手洗いもしくは洗濯機・コインランドリーの柔軟剤投入タイミング
そこで、手洗いと洗濯機それぞれの柔軟剤投入のタイミングをお伝えします!
①手洗いの場合
洗剤が残っていると柔軟剤の効果が弱くなり、嫌なにおいや、手触りが悪くなる原因になります。
すすぎ水がきれいになってから柔軟剤を入れ、仕上げのすすぎを行いましょう。
手洗い方法&柔軟剤投入タイミングご紹介♡
まず、手洗いの詳細について知るため、服についている製品タグをお読みください。
ステップ2
服を手洗いするのに最適な手洗い洗剤を見つけましょう。
おしゃれ着用洗剤がおすすめです。
洗面台もしくは浴槽に、製品タグに記載された推奨温度の水を入れ、小さじ1杯程度の洗剤を追加します。
複数の服や洗濯物を洗う場合は物量に合わせて洗剤も追加しましょう。
洗濯物を洗剤が溶けた水に浸します。
洗濯物を水に浸したまま、洗濯物がきれいになるまでゆっくりとかき混ぜます。
※お肌が敏感な方は素手よりも、ゴム手袋などの使用を推奨します。
ステップ4
衣類など洗濯物のすすぎには冷水を使用してください。
洗面台もしくは浴槽を空にして、冷たいすすぎ用の水を補充しましょう。
洗剤が落ちるまですすいで、最後に再度水を張ります。
※洗剤が落ちる=泡が出なくなるまですすぐこと。
柔軟剤の適切な量を測ります。
服一枚につき大さじ1杯程度で良いでしょう。
ステップ6
洗濯物を洗面器もしくは浴槽の側面に移動し、柔軟剤をすすぎ水に直接注ぎます。
液体柔軟剤を加えて、柔軟剤の香りを洗濯物に香り付けします。
※この際、柔軟剤の液が直接布に触れないようにしましょう
生地を水に2〜3分間浸し、数回かき混ぜます。
すすぎ水で布を数回かき混ぜてから、2〜3分間浸します。
生地をさらに数回かき混ぜます。
ステップ8
選択表示ラベルに記載されている指示に従って、洗濯物を優しく絞って乾かします。
この軽く絞った後は、必要に応じて乾かします。
これで手洗いの際の、柔軟剤を入れての仕上げは完了です!
②洗濯機の場合
洗濯中は最初の「洗剤+水」の洗いの時点で柔軟仕上げ剤の効果を打ち消してしまうので、すすぎ中に柔軟剤を追加することが重要です。
汚れとして洗剤に打ち消されてしまうのを防ぐため、柔軟剤が衣服に直接触れないように必ず柔軟剤ポケット(投入口)に入れてください。
絶対に洗剤と柔軟剤を同じタイミングで投入することはしないようにしましょう。
洗濯環境別・柔軟剤を入れるタイミング
ご自宅の洗濯機や洗濯場所に合わせて変更してみてはいかがでしょうか?
①自宅の洗濯機
ですが、柔軟剤専用の投入口があるので洗剤と同じ場所に入れないよう注意しましょう。
②コインランドリーの場合
もし、付いていなければ「最後のすすぎ前」に柔軟剤投入のランプがつくので、その時に入れましょう。
③乾燥器で仕上げる場合
柔軟剤シートの基本的な使い方はとても簡単。乾燥のタイミングで投入して、洗濯物と一緒に乾燥させるだけです。
一緒に回すことでお気に入りの香りをつける、柔らかく仕上げる、静電気を防ぐなどの効果が期待できます。
また洗濯以外にも、クローゼットや引き出しの中に置いて香りづけをすることもできます!
柔軟剤を使ううえで気を付けたいこと
入れる量とすすぎの回数は要注意です!
①ついつい洗剤も柔軟剤も多く入れてしまう
なぜかというとすすぎが不十分になるからです。
柔軟剤の入れすぎもNGです。
より良い香り、よりふんわりを期待して、気持ち多めに投入してしまいがちですが、衣類の吸水性低下の原因になることもあるためです。
洗濯機を使用する場合はスタート時に表示される水位を見て、手洗いの場合は特に商品裏面に記載された適量を投入して下さい。
②すすぎの回数の重要性
すすぎが十分でないとすすぎ水に洗剤が残って、すすぎ前に柔軟剤を入れた場合と同様で洗剤・柔軟剤の両方の効果が薄れてしまうこともあるのです…。
柔軟剤の効果を発揮させるためには、すすぎの時間や回数を減らさないように、しっかりと洗剤をすすいだ後に柔軟剤を入れるのがおすすめの洗濯方法です。
柔軟剤の投入タイミングを守って気持ちの良いお洗濯を♡
今回ご紹介したように、入れるタイミングや量を守らなければ、香るものも香りが立ちづらくなります…。
是非、洗濯方法に合わせてタイミングや量など調節してみてはいかがでしょうか。
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