カラリア 香りの定期便

部屋干し特有のニオイの原因

部屋干し特有のニオイの原因は、洗濯で落としきれなかった汚れと繁殖した「菌」です。

部屋干し臭を発生させる原因菌は「モラクセラ菌」といい、洗濯物の汚れや皮脂などを餌にどんどん繁殖します。

洗濯物に繁殖した菌

洗濯物に繁殖したモラクセラ菌は、もともと人間の皮膚や口の中などにも存在する常在菌で、菌それ自体はにおいません。

モラクセラ菌が皮脂や水分を栄養にして繫殖し、排泄物を出すことで、部屋干し特有の不快なニオイの原因になるのです。

つまりモラクセラ菌が洗濯物の中で繁殖しないようにすれば、不快な部屋干し臭を防ぐことができます。

部屋干しでにおいやすい理由

部屋干しをしたからといって、毎回臭くなるわけではありませんよね。

季節や部屋の湿度、干し方によって、ニオイの発生しやすさは変わるのです。

部屋干し臭が発生しやすくなる条件を詳しく解説していくので、どの条件が当てはまっているかチェックしてみてください。

①湿度が高い

湿度の高い部屋
部屋干しでにおいやすい大きな理由のひとつが、部屋干しすることによって部屋の湿度が上がることです。

ニオイの原因菌であるモラクセラ菌は、部屋の温度と湿度の高さで繁殖してしまいます。

多湿環境では洗濯物が乾きづらく、生乾きの時間が長いこともニオイの原因のひとつ。生乾きの時間が長ければ長いほど、じわじわと菌が繁殖してしまうのです。

部屋干しによるニオイを防止するために、部屋の湿度を低くしましょう。除湿機を使うのがおすすめ。

梅雨の時期や雨の日は、とくに湿度が高くなるので注意が必要です。

②風通しが悪い

洗濯物を干している部屋の風通しが悪い場合、ニオイの発生に繋がることも。

洗濯物が風に触れる面積が少ないと、湿気がこもって洗濯物が乾くのに時間がかかります。洗濯物が水分を含む時間が長いほど、ニオイの原因菌が繁殖してしまうのです。

そのため洗濯物を部屋干しするときは、なるべく風通しがよい場所に干すことが大切です。

洗濯物の風通しをよくするために、干し方を工夫したり、扇風機の風を当ててあげたりすると効果があるでしょう。

③洗濯物同士の間隔が狭い

間隔が狭い洗濯物
洗濯物同士の間隔が狭いことも、部屋干し臭の原因になります。

洗濯物の間に風が通らなくなり乾きにくくなることによって、モラクセラ菌が繁殖して部屋干し臭が発生します。

部屋干しをするときは、なるべく洗濯物同士の間隔をあけるとよいでしょう。

なるべく大量のまとめ洗いを避け、少量ずつ洗濯するのもおすすめです。

雨の日で部屋干しを余儀なくされるときでも、ちょっとした工夫をするだけで部屋干し臭を防げますよ。

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【洗濯前】部屋干しのニオイ対策

嫌なニオイを発生させないために、洗濯前からできる対策方法を紹介します。

とくに「洗濯前の服を通気性よく保管」することと、「洗濯槽や洗濯カゴは綺麗に保つ」ことは簡単にできるので、さっそく実践してみてくださいね。

洗濯前の服は通気性よく保管

バスタオルは吊るす
洗濯前の服は、通気性のよい綺麗な洗濯カゴにいれて保管しましょう。

バスタオルやフェイスタオルなどの湿った洗濯物は、カゴにはいれずに吊るしておくのがおすすめ。吊るす場所がない場合は、乾いた衣類とは別の洗濯カゴに入れましょう。

湿気の多い洗面所に洗濯カゴを置いておくのも、できれば避けてください。風通しのよい場所に保管するのがベストです。

洗濯をする前の服は、見えない菌がたくさん付いています。

バスタオルやハンカチなどの湿った衣類と一緒に保管すると、湿気を餌にする菌がどんどん繁殖してしまうのです。

洗濯槽や洗濯カゴを綺麗に保つ

洗濯槽はキレイに保つ
綺麗な洗濯槽や洗濯カゴを使うことも大切です。

できれば2か月に1回は、洗濯槽クリーナーを使って洗濯槽を掃除しましょう。使っていないときは、つねにフタを開けて中を乾かすのも重要です。

洗濯カゴは、空になったタイミングで中性洗剤をつかって手洗いするか、除菌スプレーを使うのがおすすめ。どちらの場合も、きちんと乾かしてから使ってくださいね。

重曹やお湯につける

つけ置きするとGOOD
洗濯前の衣類を、重曹や酸素系漂白剤を溶かしたお湯につけ置きすることで、部屋干し臭の対策になります。

皮脂汚れを落としてくれるので、洗濯物の洗い残しを防ぎ、菌の発生を防ぐことに繋がるのです。

重曹は弱アルカリ性で、洗濯洗剤よりも優しい成分なのが特徴。ドラッグストアはもちろん100均でも簡単に手に入るところもいいですね。

重曹などを溶かさず60°C以上のお湯につけ置きするだけでも、部屋干し臭の対策には効果があります。モラクセラ菌は60°C以上で死滅すると言われているのです。

しかしウール・シルク・ナイロンなどの熱に弱い素材は、熱めのお湯につけると傷むことがあるので注意が必要です。洗濯絵表示を必ず確認しましょう。

綿素材のタオルなど熱に比較的強いものは、30分ほど煮沸してから洗濯をすると、部屋干しのニオイ対策になります。

【洗濯時】部屋干しのニオイ対策

不快な部屋干し臭を発生させないための洗濯方法を紹介します。

なかなかとれないニオイに悩む人は、ぜひ次の洗濯から実践してみてください。

衣類は少なく、水は多く

多すぎる洗濯物はNG
1度に大量の衣類を洗濯するのはNG。洗剤が全ての洋服に行き渡らなくなったり、洗剤をすすぎきれなくなったりします。

1度に洗濯するのは、洗濯槽の7〜8割までの量にしましょう。

また、汚れをきちんと落とすためには、水の量を増やすことが大切です。

調整できる洗濯機の場合は、基本設定(自動の場合の設定)よりも1~2段階増やすのがおすすめ。

すすぎは綺麗な水で2回以上がおすすめ

綺麗な水ですすぎをする
すすぎにお風呂の残り湯を使うのは避けましょう。

残り湯には、皮脂汚れや雑菌がたくさん含まれています。洗濯の仕上げでもあるすすぎに残り湯を使ってしまうと、洗濯物が雑菌だらけになってしまうのです。

残り湯をどうしても使いたい場合は、洗いだけにしましょう。部屋干し臭に悩んでいるなら、洗いにもすすぎにも、残り湯ではなく綺麗な水を使うことをおすすめします。

またすすぎを1回に設定している人は要注意!たった1回のすすぎでは、汚れが洗濯物に残ってしまうことがあります。

ニオイに悩む人は、すすぎを2回以上に設定してみてくださいね。

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【乾燥時】部屋干しのニオイ対策

洗濯したあと、衣類を乾かすときにできるニオイ対策を紹介します。

干し方を工夫するだけでも部屋干し臭は改善するので、すぐに実践しましょう。

干す前にアイロンをかける

干す前にアイロンをかけるのがおすすめ
洗濯物を干す前にアイロンをかけることも、部屋干しのニオイ対策になります。

部屋干し臭の原因であるモラクセラ菌は、60°C以上の高温で死滅するという特徴があります。その特徴をいかして、高温のアイロンをかけることでモラクセラ菌を死滅させ、部屋干し臭の発生を抑えることができます。

このときスチームアイロンを使うと洗濯物に湿気がついてしまい、モラクセラ菌の繁殖につながることも。スチームアイロンではなくドライアイロンをかけるようにしましょう。

衣服によっては高温でアイロンをかけると生地が傷んでしまう場合があります。高温に耐えられる生地かどうか、アイロンをかける前に必ず表示を確認するとよいでしょう。

また生地が厚めのタオルなどは、しばらく干して洗濯物が乾ききる間際にアイロンをかけることをおすすめします。

アイロンをかけることは少し手間ではありますが、モラクセラ菌を死滅させて部屋干し臭を防ぐためには効果的なので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

乾燥機を使う

コインランドリーの乾燥機を使うのがおすすめ
部屋干しのニオイ対策のために、乾燥機を使うのもおすすめ。

もっとも効果が期待できるのは、温度が80°C近くまで上がるコインランドリーの乾燥機を使うことです。高温でモラクセラ菌を死滅させて、部屋干し臭を防ぐことができるのです。

一般家庭用の乾燥機は60~65°C程度までしか温度が上がりません。

モラクセラ菌は60℃以上のお湯では死滅させることができますが、60~65°C程度の温風では死滅しにくいと言われています。

近所にコインランドリーの乾燥機がある場合は、そちらを利用する方が部屋干し臭を防ぐためには効果的です。

サーキュレーターを使う

扇風機
サーキュレーターを使うことも部屋干し臭を防ぐための方法のひとつ。

部屋干し臭の原因になるモラクセラ菌は、風通しが悪かったり湿気が多かったりすることで繁殖するので、風通しを良くすることが大切なのです。

サーキュレーターがない場合は扇風機でも代用できます。

洗濯物と洗濯物の間に風の道を作ってあげるように風を当てると、風通しが良くなり湿気がたまりにくくなります。

また洗濯物に対してサーキュレーターの風を下方向から上に当てるようにすると、湿気が天井の方に抜けて部屋にたまりにくいのでおすすめ。

部屋の窓を少しだけ開けておくと、風の道ができて湿気が外に追い出されるので、洗濯物が比較的早く乾き部屋干し臭の予防になるでしょう。

干し方を工夫する

洗濯物はできるだけ離して干す
洗濯物の部屋干し臭を防ぐには、干し方を工夫することも大切です。以下のポイントを意識して干してみましょう。

・すぐに干す
・洗濯物同士の間を10センチあける
・生地が重なる部分を少なくする


まず1番大切なことは、洗濯が終わったらすぐに干すこと。

時間が経つほど、モラクセラ菌が繫殖してしまうので、菌が繁殖する前に干す必要があります。

干すときは洗濯物と洗濯物の間をできるだけあけましょう。湿気がたまりにくく、風の通り道ができて乾くのが早くなります。

また生地が重なる部分をなるべく少なくすることで、早く乾きやすくなり、部屋干し臭を防ぐことができます。

たとえばシャツの襟を立てたり、パンツやスカートは裏返して筒状に広げたりします。裏返すことでポケット部分が外に出て乾きやすくなるのです。

部屋干し臭対策ができる室内物干しや、便利なフックなどもたくさん販売されています。便利グッズを活用しながら、部屋干しのニオイ対策をするのもおすすめ。

参考:洗濯のお悩み プロが解決!第2弾|NHK

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監修: カラリア編集部

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※ 「髪への浸透」とは、角化した毛髪部分の範囲内への浸透を指します。

※ 「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。

※ 「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

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※ 「ボリュームアップ」とは毛髪にハリやコシを与え、ボリューム感を与えたように見せることを指します。

※ 「ベタつき防止・ケア」とは、洗髪後に頭皮を健やかに保つことを指します。

※ 「育毛」は、頭皮や毛髪を清潔にすることで毛髪がすこやかに保たれることを指します。

※ 「毛髪の補修」とは物理的に損傷を補い繕うことであり、治療的な回復のことではありません。

※ 「小じわの改善」とはうるおいにより乾燥による小ジワを目立たなくすることを指します。

※ 「ピーリング」とは洗浄、拭き取り行為などによる物理的効果によるものを指します。

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