赤ちゃんが日焼けしてしまったときはどうすればいい?
赤ちゃんの肌は敏感なので、大人よりも紫外線の影響を強く受けます。そのため赤ちゃんは大人よりも日焼けしやすいのです。
赤ちゃんの肌が赤くなっていたり、黒くなっていたりする場合は、すでに日焼けしてしまっているかもしれません。
赤ちゃんの肌が日焼けしてしまったときは、適切な対処をすることで紫外線の影響を最小限に抑えることができます。
自分の赤ちゃんが日焼けしてしまっていると思ったら、今回紹介する方法を参考にしてみてください♪
日焼けした部分を冷やす
日焼けした部分に、布で巻いた保冷剤や氷水が入った袋などを当ててあげることで、日焼けによる肌への炎症を和らげることができるのです。
日焼けによって赤くなった肌は低温やけどをしているような状態なので、冷やしてあげることで痛みも緩和されますよ♪
赤ちゃんの肌は薄いため、冷やすときには温度が低くなりすぎないようにしましょう。タオルで保冷剤を包む方法がおすすめです。
保冷剤や氷を直接肌につけてしまうと、刺激が強くなり凍傷の恐れもあるので注意してください。
クリームなどで保湿をする
日焼けしてしまった後の肌は、皮膚のバリア機能が弱くなっています。
肌の保水力は皮膚のバリア機能によって維持できているので、日焼けしてしまうと肌の保水力が弱まり、乾燥しやすくなってしまうのです。
そのため日焼けしてしまった赤ちゃんの肌は、普段よりも十分に保湿する必要があります。
化粧水や乳液を使ったスキンケアを欠かさず、保湿クリームを適度に塗り直して、肌に潤いを与えましょう。
同時に脱水症状がないかも確認しよう
赤ちゃんは体内で水分調節をする機能が十分ではないので、大人よりも脱水症状になりやすいです。
日差しが強く暑い日には、大量に汗をかくため日焼けに加えて脱水症状にも注意する必要があります。
両目がくぼんでいたり口の中が乾いていたりしたら、脱水症状の可能性が大きいです。脱水していると思ったら、経口補水液などで水分を補給してあげましょう。
肌に異常が起きているときは病院へ
肌が少し赤くなる程度なら、日焼けした部分を冷やしたり保湿をすることによって徐々に治っていきます。
しかし皮膚がただれてしまったり、赤みがひどくなっている場合は、上記の対処法では直せない可能性が高いです。
症状がひどくなったら早めに病院で診てもらうことで、跡になりにくくなって治りも早くなりますよ!
日焼けから赤ちゃんを守る方法
以下では日焼けから赤ちゃんを守る方法をご紹介。日焼け止めを使ったり、帽子や衣類で肌をカバーするなど、手軽にできる対策方法を解説します。
日に焼けて肌が赤くなってしまう前に紫外線防止の対策をすることで、赤ちゃんの肌を健康に保つことができますよ♪
赤ちゃん向けの日焼け止めを使う
日焼け止めによって、紫外線がカットされて肌へのダメージが小さくなります。
日焼け止めは顔だけでなく全身に塗るのがおすすめ。腕や足などには塗らなくても大丈夫だと思いがちですが、外出のときには意外と日焼けしやすいので注意が必要です。
赤ちゃんは大人よりも肌が薄く弱いので、赤ちゃんに使う日焼け止めは肌に優しいものを使いましょう。
この記事では赤ちゃんに使う日焼け止めの選び方や、日焼け止めを塗るタイミングも解説しているので、そちらも参考にしてみてください♪
紫外線が強い時間帯の外出を避ける
紫外線の量は時間帯によって異なります。季節によっても異なりますが、1日の中で特に紫外線の量が多いのは11〜14時頃の間です。
そのため11〜14時頃の間の外出を控えることで、赤ちゃんの肌にダメージを与える紫外線の量を少なくすることができます。
衣類や帽子で肌をカバーする
丈の長い衣類を着せてあげることで、日の光が肌に直接当たらなくなり、日焼けを防止することができます。
赤ちゃんの日焼けを防ぐときには、衣類の色にもポイントが。実は服の色によって紫外線のブロック量に違いがあり、黒色に近いほうが紫外線カット率が高くなります。
そのため赤ちゃんの日焼け防止には、暗い色の衣類を着せてあげるのがおすすめです。
そのほかにも帽子や日傘などで陰をつくってあげると、肌に当たる日光の量が減り、紫外線の影響を減らすことができますよ♪
赤ちゃんに使う日焼け止めの選び方
日焼けから赤ちゃんを守るためには、日焼け止めを塗るのが最も効果的な方法です。
しかし赤ちゃん向けの日焼け止めは多くの種類が展開されているため、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
赤ちゃんの日焼け止めを選ぶときに重要なのは、肌への負担が少ないことです。
以下では肌への負担が少ない日焼け止めのポイントを3つまとめたので、参考にしながら日焼け止めを選んでみましょう♪
おすすめの赤ちゃん向け日焼け止めが気になる人は、下の記事もぜひご覧ください。
SPF・PA値の低さで選ぶ
SPF・PAの値は紫外線からどれだけ肌を守ってくれるかを示しています。
SPFは20〜50が一般的で、値が高いほど紫外線防止の効果が高いです。PAは+〜++++が一般的で、+の数が多いほど紫外線をブロックする効果が高まります。
SPF・PAの値が高いとより日焼けを防ぎやすくなりますが、その分肌への負担も大きくなってしまいます。
そのため赤ちゃんに使う日焼け止めは、SPF・PA値が低いアイテムがおすすめです。
アルコールフリー・ノンケミカル処方に注目!
アルコールが入っている日焼け止めは蒸発しやすいため、肌が乾燥しやすくなることがあります。
そのためアルコールフリーの日焼け止めを選べば、肌への負担を減らすことができるのです。
ノンケミカル処方とは、紫外線吸収剤が入っていないということを示しています。紫外線吸収剤は化学反応を起こして紫外線をカットするという仕組みで、肌への刺激が大きいのが特徴です。
ノンケミカル処方の日焼け止めは比較的肌への刺激が少ない紫外線散乱剤によって作られているため、赤ちゃん肌にぴったりですよ♪
日焼け止めの落としやすさもポイント
落ちにくいアイテムを選んでしまうと、無理に落とそうとして力が入ってしまい、肌への負担が大きくなってしまいます。
お湯やせっけんで落とせるアイテムは、肌を強くこすらなくても落ちてくれるので、赤ちゃんのような繊細な肌にぴったりです。
実際の落ちやすさは商品によってバラバラなので、口コミや評判などを見ながらどれくらい落ちやすいのか参考にしてみてもいいでしょう。
いつから日焼け止めを塗ればいい?
以下では気になる日焼け止めを塗り始めるタイミングや、塗り始めるときの注意点を解説。
正しいタイミングで日焼け止めを使うことで、効果的に赤ちゃんの肌を守りましょう!
生後2〜3ヶ月を目安に塗り始めよう
生後1ヶ月くらいまでは外に出るタイミングも少ないですが、生後2〜3ヶ月目は親と一緒に外出する機会が増えていきます。そのため紫外線による日焼けのリスクが高くなるのです。
ちょっとした買い物や散歩くらいであれば、日焼け止めを無理に塗る必要はありません。
日焼け止めを塗ることも少なからず肌への負担になるので、日焼け止めを使うかどうかは外出時間の長さによって判断しましょう。
塗り直しも頻繁に行いすぎると肌への刺激になってしまいます。汗を大量にかくなどのことがなければ、無理に塗り直しをする必要はありません。
日焼け止めによって対象年齢は異なるので注意
例えば対象年齢が1歳からの赤ちゃん向け日焼け止めを生後2〜3ヶ月目から使用してしまうと、肌への刺激が強くなってしまい肌トラブルにつながる可能性があります。
また大人用の日焼け止めを親子で一緒に使うのもNGです。
赤ちゃんは大人よりも肌の耐性が弱いので、大人用の日焼け止めは赤ちゃんの肌に大きな負担を与えてしまいます。
そのため日焼け止めごとに対象年齢を必ずチェックして、発達段階にあった日焼け止めを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんが日焼けするとどうなる?
日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしていても、長時間外出していると日焼けしてしまうことがあります。
実際に赤ちゃんが日焼けをしたらどのような変化が起きるのかまとめたので、自分の赤ちゃんが日焼けしているかどうか判断したいときに、参考にしてみてください。
日焼けの影響を知ることで、赤ちゃんの紫外線対策の重要性を知ることができますよ♪
肌の赤みや皮膚がむける原因に
・肌が赤くなる ・免疫力が落ちる
・乾燥して皮膚がむける
・水に触れたとき痛がる
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目に見えない意外な影響として、免疫力の低下があります。免疫力が低下するとさまざまな病気にかかりやすくなり、健康を阻害する可能性があるので注意が必要です。
日焼けを防止することは、上記のように肌だけでなく赤ちゃんの健康にもつながるので、積極的に紫外線対策をしてみましょう♪
赤ちゃんの肌が黒くなる原因は日焼け以外にも
日焼けのほかに赤ちゃんの肌が黒っぽくなる主な原因として挙げられるのは、母乳性黄疸です。
この病気は母乳に含まれる女性ホルモンの割合が変化することが原因で発症し、赤ちゃんの肝臓機能が低下することで肌が黒っぽくなります。
発症したらすぐに病院へ行く必要はないですが、数ヶ月経っても肌の黒さが抜けない場合は病院で診てもらいましょう。
赤ちゃんの肌が黒くなる原因は日焼けや母乳性黄疸のみではないので、肌の黒さが心配になったら病院で受診することをおすすめします。
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