フエギアってどんなブランド?香水の特徴は?
フエギアの歴史
創始者はジュリアン・ベデル氏。原料調達から調香、デザイン、マーケティングまでこなす多才ぶりです。またアーティストでもあり、弦楽器の製作家でもあるとか。
そんなジュリアン・ベデル氏が生まれ育った南米の自然や歴史、芸術、文化などに対する敬意と愛を表現すべく誕生したフエギア。日本では2015年、初めて六本木に1号店が誕生しました。
フエギアの香水の特徴は?
またフエギアはウルグアイに広大な農園・ラボを持っており、そこで栽培された植物から自社の高度な技術で香料として抽出。
自社農園にない植物についても世界中を常に探求しています。今まで香料として使われなかった植物も積極的に香料として採用することで他ブランドとの差別化を図っているのです。
昨今、ムスクの香りのほとんどは合成香料ですが、フエギアはそれすらも一切使っていないと明言しています。まさに唯一無二、なかなか他が真似できないスタイルを貫いています。
フエギアは今まで香水に天然香料を使用するうえで避けて通れなかった問題をむしろプラスに捉え、数量に限りを設けて生産することで付加価値さえ見出しました。
人とかぶりたくない、自分だけの香りが欲しいフレグランス愛好家たちの心をとらえて離さないのは、他ブランドにはないこういった独自性なのかもしれないですね。
そのかわり音楽をやっている方にはおなじみの「サブドミナントノート・ドミナントノート・トニックノート」というコード進行で使う用語で表されます。時間軸での変化ではなく、常に互いを引き立てながら美しいハーモニーを奏でるような、立体的な印象を感じ取ることができます。
また香水の香りは、使う人の体温や体質などによって香りが変わるものですが、フエギアでは特にそれが顕著。熟成という概念や立体的な香りの組み立て方などにより、どの部分を強く感じるかに個人差が見られます。
フエギアの人気香水1.ルナロハ
サブドミナントノート | プラム |
---|---|
ドミナントノート | ローズ |
トニックノート | オークウッド |
トニックノートであるオークウッドの落ち着いた知的な香りが常に見え隠れするので、大変上品な印象。その知性を引き立てるかのように熟れたプラムのフルーティーな香りがなんとも大人っぽい香りです。
公式ページに書かれた香りの説明「月夜の下でワインを飲む至福のときを思わせる」の一文の通り、大人のまったりとした夜を楽しむためのミステリアスなフレグランス。
フエギアの人気香水2.コモレビ
サブドミナントノート | ムスク |
---|---|
ドミナントノート | アンバーグリス |
トニックノート | チェリーブロッサム |
名前から「桜のはかなさ」や、「和の控えめで優しい雰囲気」を連想する方が多いと思いますが、思いの外強めで持続力も高い香りです。
散った桜が花吹雪のように舞い落ちる川の水面を表現するような、みずみずしくウォータリーな雰囲気も。
華やかさもありつつ、フェミニンすぎたりダンディすぎたりはないのでユニセックスでデイタイムに使える香りといえるでしょう。
アクアティックフローラルと言う人もいればウッディを強く感じると言う人もいたり、人によって印象が変わるようです。是非ご自身で確かめてみてください。
フエギアの人気香水3.アンバーデロスアンデス
サブドミナントノート | サンダルウッド |
---|---|
ドミナントノート | ウード |
トニックノート | ジャスミン |
サンダルウッドのまろやかで優しいクリーミーなウッディの香りがただよいます。そんな中、いちばんの特徴であり、テーマでもある「ドミナントノート」に使用されたウードが燻したような渋さで登場。
少しえぐみやクセがありそうな複雑なウッディの香りです。しかし、一貫してジャスミンのみずみずしく甘く、水のように匂い立つ清らかさが感じられるので人を選ぶ難しい香りというわけではありません。
割と強めで重めのしっかりとした香りで、持ちも大変良いです。知的で包容力のある方に似合う、男性でも女性でもOKのキリッとしたハンサムな香り。神秘的で深みのあるフレグランスです。
フエギアの人気香水4.カクタスアズール
サブドミナントノート | ミント |
---|---|
ドミナントノート | シダーウッド |
トニックノート | カクタスフラワー(サボテンの花) |
フレッシュで爽やかなカクタスフラワーと、ハーバルでグリーンなミントの香りが相まってとても好印象です。ユニセックスで使えて、とくにビジネスの場などで多くの人の好感度を集めたいけれども浮きたくないというシーンにピッタリ。
カクタスフラワーとミントの組み合わせが柑橘のような弾ける爽やかさを演出するため、夏でもいやみにならないのもポイント。洗練されたスマートな香水なので、「どこの香水?」なんて聞かれてしまいそうですね。
フエギアデビューやプレゼントにもおすすめの香りです。
フエギアの人気香水5.アグアマグノリアーナ
サブドミナントノート | サンダルウッド |
---|---|
ドミナントノート | ジャスミン |
トニックノート | マグノリア |
万人受けする穏やかで優しいフローラルの香りではありますが、決してありふれた香りにならないところがさすがです。また華やかでゴージャスなフローラルという印象ではないため、人の多く集まる所でもオフィスでも使いやすいのが嬉しいですね。
「カクタスアスール」がどちらかというと男性にもおすすめのユニセックスだとすると、「アグアマグノリアーナ」はどちらかというと女性におすすめのユニセックスです。
フエギアはどこで購入できる?
2023年現在、フエギアの直営店は六本木と銀座の2店舗のみ。大都市の百貨店やイベントスペースなどで期間限定のポップアップが開催されることがよくありますので、こまめにお知らせをチェックしてみましょう。
フエギアに関しては全て天然香料を使っているというこだわりからも、エディション(ロット)によって香りが変わる「ゆらぎ」がある場合があります。「気に入って買った香水を使い切ったのでまた買ったが、何か違った」ということがあり得る点は心得ておきましょう。
また購入を見送った場合、後日買おうと思ってもエディションが変わっていたということもあるかもしれないという点も理解したうえでフエギアを楽しんでみてくださいね。香りとの出会いは一期一会なのかもしれません。
フエギアが気になる人におすすめの香水ブランド
BYREDO(バイレード)
ボトルが全てモノトーンを基調としたカラーリングで統一されており、インテリアとして無造作に置いておいてもサマになります。タバコやチューリップ、サフランなど一風変わった素材名を冠した、興味をひくネーミングも魅力のひとつです。
香りについては感度が高そうで凝っていそうなので、何となく奇をてらったイメージがあるかもしれません。でも実際はスーッと胸に入ってくるような感覚に訴えるような使いやすい香りが多く、使い勝手が良いブランドです。
ルラボ(LE LABO)
レシピ通りにその場でブレンドし、ボトリングしてくれるのでフレッシュなものが買えるという安心感はこの上ないでしょう。香りもシンプルながら安っぽさがなく肌になじむものが多いので、どれを選んでも大きく失敗しないところは大変心強いですね。
フレグランスの名前も「ローズ」「ジャスミン」「ウード」など、その後に数字がつきますが何となく香りのイメージがしやすくユーザーフレンドリーな点も特徴です。どぎつさがなく、シーンを選ばずに使える上質な香りのものが多いので、プレゼントしても大変喜ばれるブランドです。
By Killian(バイ・キリアン)
大変ゴージャスで煌びやかな香りやボトルが多く、艶っぽい甘美な雰囲気が特徴のブランド。香水を芸術であり、真のラグジュアリーと捉えるキリアンはバカラ社のボトルを使った香水を創ったり、細部にまでこだわっています。
フエギアのように大自然をテーマにしているブランドとはコンセプトが異なりますが、香水のボトルから香料までこだわり、信念を貫く姿勢に強いこだわりを感じるブランドです。
香水好きのあなたには「カラリア 香りの定期便」がおすすめ
1ヶ月分の香水が毎月届くので、気になっていたブランド香水を気軽にお使いできるだけでなく、気分や季節に合わせて香りを選ぶことができます。
・4ml(約1ヶ月分)の香水が届く
・持ち運びに便利な専用アトマイザーケース付き
・香水のラインナップは約1,000種類以上!
4mlは約60プッシュほどなので1ヶ月で使い切りやすい量です。おしゃれな専用アトマイザーも貰えるので外出先での付け直しにもおすすめです。
月々2,390円〜で人気ブランドの香水が使い放題!自分にぴったりの香水を探す「香水診断」もできるので、まずはお気軽にお試しください!