パチュリ(パチョリ)とは?
シソ科と聞くと爽やかなハーブを想像しますが、パチュリは別格。
60〜90cm程に成長する大きな葉を乾燥・発酵させることで、独特の深い香りが生まれます。
ちなみに花言葉は「隠蔽(いんぺい)」。
強い香りで他のものを包み込む、ミステリアスな性質を象徴しているかのようですね。
パチュリはどんな香り?
・雨上がりの湿った土
・心落ち着く墨汁の匂い
・寺院のようなエキゾチックなスモーキーさ
付けた瞬間は「少し個性的かも?」と感じるかもしれませんが、時間がたつほど肌になじみ、唯一無二のぬくもりへと変化します。
ベチバーに似た野性味がありつつ、より森林の奥深くのような静寂を感じさせるのが特徴です。
パチュリはなぜ香水によく使われるの?
パチュリの香料は揮発しにくく、香水のラストノートとして、他の軽やかな香りをつなぎとめる役割を果たしてくれるのです。
またその特有の香りで、フローラルやシトラスといった香りに深みをプラス。
香水の世界では、1960年頃から、ジャスミン、サンダルウッドと並びトレンドとなりました。
パチュリの魅力を引き出す香りの組み合わせ
・柑橘系(レモン、グレープフルーツなど)
爽やかさの中に大人っぽい落ち着きが加わり、香りがぐっと洗練されます。
・フローラル系(ローズ、ジャスミンなど)
土から花が芽吹くような情景を思わせ、エキゾチックで華やかな印象に。
・樹脂系(フランキンセンス、ミルラなど)
リラックスタイムや瞑想のお供にも◎神秘的でスピリチュアルなムードに。
パチュリの香りの香水おすすめ11選
1.Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)「パチューリ」
| 種類 | オーデコロン |
| 容量/価格 | 50mL/15,400円 100mL/22,000円
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| 香り | TOP:ベルガモット、ゼラニウムMIDDLE:パチュリ、ジャスミンLAST:パチュリ、サンダルウッド、ムスク |
そんな伝統的なブランドの手がける、パチュリそのものをボトルに閉じ込めたようなアイテムです。
パチュリの持つアロマティックでウッディな魅力を最大限に引き出しています。
ベルガモットとゼラニウムのフレッシュな始まりから、すぐさまパチュリがジャスミンの繊細な甘みを伴って現れます。
最後には、パチュリにサンダルウッドの温かみとムスクの柔らかさがプラスされ、穏やかな印象に。
どこか東洋的な深みを感じさせる香調で、知的な雰囲気を演出してくれることでしょう。
2.FREDERIC MALLE(フレデリック・マル)「PORTRAIT OF A LADY(ポートレイト オブ ア レディー)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 10mL/10,890円 30mL/27,720円
50mL/37,290円
100mL/53,130円
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| 香り | TOP:ローズMIDDLE:ブラックカラント、ラズベリー、クローブLAST:パチュリ、サンダルウッド、フランキンセンス |
その名の通り、中世に描かれた女性の肖像画のような、華やかで煌びやかなローズフレグランス。
この香水を完璧に創り出すためには、何百回にも渡る試作が必要となり、最終的にはひとつのボトルに400本ものトルコ産ローズをギュッと濃縮させて完成しました。
貴婦人のように上品ですが、ある意味で大胆な香調で、女性・男性問わず多くのファンから愛されています。
濃厚で濃密なローズのブーケに、ブラックカラントやラズベリー、そしてクローブが優しく甘さを加え華やかに。
時間が経つにつれ、甘さは抑えつつ、ローズを引き継いだまま湿った土のようなパチュリが顔を見せます。
ローズとパチュリの相性はとても良く、まるでナイトパーティーの帰り道にたまたま庭園で見かけた薔薇の苗のように、ひっそりとしていながらも存在感はハッキリ。
よりローズの生花本来の香りが際立つような、セクシーな印象をも思わせる香水です。
3.PARLE MOI DE PARFUM(パルル モア ドゥ パルファム)「UNE TONNE DE ROSES(ユヌ トン ドゥ ローズ)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 50mL/15,400円 100mL/25,300円
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| 香り | ダマスクローズ、パチュリ、フランビノン |
水蒸気で蒸留されたバラのエッセンスから採取される、たった数グラムものエキスを贅沢に使用。
そこにほんの少し加えたパチュリがワイルドに、ラズベリーにも似たフランビノンが華やかな印象を与えます。
ローズ×パチュリの香調は先ほどの「ポートレイト オブ ア レディー」にも似ていますが、こちらの方が甘さは控えめで、よりカジュアルな雰囲気です。
男女を問わず愛されるコレクションとなりました。
4.TOM FORD「Noir de Noir(ノワール・デ・ノワール)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 50mL/オープン価格 |
| 香り | サフラン、ブラックトリュフ、バニラ、パチュリ、ウードウッド、クロッカス |
しかしこの香水の特筆したい部分は、ラストに近づくにつれて体温とともに上昇していく、パチュリとアガーウッドのお香のような香り。
つけたてはおなじくトムフォードの「カフェ・ローズ」にも似た、クラシカルなローズが華やか。
時間が経つにつれ、フローラルはだんだんとスモーキーなお香のような香りへと変化し、ダークなオリエンタルノートへ。
まさに「漆黒」という言葉がふさわしい暗く重めな香水です。
5.Bond no.9 NewYork(ボンド・ナンバーナイン)「H.O.T. ALWAYS(ホットオールウェイズ)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 50mL/23,530円 |
| 香り | TOP:シナモン、ベルガモット、タラゴンMIDDLE:カーネーション、ローズLAST:レザー、パチュリ |
つけたてからバーにいるかのような、スパイシーで力強いアロマティックが広がり、夜の時間の幕開けを感じさせます。
ミドルからはカーネーションとローズの華やかなフローラル。
ラストにはこの香水の本領であるレザーとパチュリがとびきりワイルドに、マスキュリンにアコードを奏でます。
大人の魅力を存分に引き出してくれるような、セクシーな印象を与える香水です。
6.YVES SAINT LAURENT (イヴ サン ローラン)「Tuxedo(タキシード)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 35mL/25,300円 75mL/36,300円
125mL/50,600円
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| 香り | TOP:バイオレットリーフ、ベルガモットオイル、コリアンダーシーズオイルMIDDLE:ローズオイル、リリーオブザバレー、ブラックペッパーオイルLAST:アンバーグリス、パチュリハート、バニラバーボン |
1966年、男性の礼装だったタキシードを女性のイブニングウェアへと変え、世界の常識を覆した自由と強さ。
その精神を香りに閉じ込めた、つけるだけで背筋がピン!と伸びるような香りです。
サンローランといえば”モードの帝王”の愛称でも親しまれており、ピシッとした漆黒のタキシードはこのブランドならではのスタイルです。
つけたてからピリリと刺激的なスパイスに、墨のようなパチュリ、こっくりとほのかに甘いアンバーがシンプルながら複雑な香りを繰り広げます。
サンローランといえばモンパリやパリなどのフレグランスがポピュラーですが、タキシードも知る人ぞ知る名香です。
7.HERMES(エルメス)「Twilly d'Hermès Eau Poivrée(ツイリー ドゥ エルメス オー ポワヴレ)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 50mL/16,720円 85mL/23,980円
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| 香り | ピンクペッパー、ローズ、パチュリ |
「ツイリー ドゥ エルメス オー ポワヴレ」は、ピンクペッパーをアクセントに加え、ローズとパチュリが重なります。
クラシカルさと現代的な軽やかさがミックスされた、エルメスらしい香りとなりました。
ローズ×パチュリの香水はどうしてもパチュリが強く押し出て、重くなってしまうことが多いもの。
この香水はピンクペッパーを加えることで、香りに軽さを与えているのがポイントです。
香料は違いますが、「ツイリー ドゥ エルメス」も同じ系統の香り。あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
8.DEMETER(ディメーター)「パチョリ」
| 種類 | オーデコロン |
| 容量/価格 | 30mL/3,960円 |
| 香り | パチュリ |
シングルノートで、パチュリ特有の湿った土や墨のような香りが存分に楽しめます。
ディメーターはアメリカのブランドですが、パチュリは日本人であればどこか懐かしく感じるような香りなので、意外にも和服との相性も良いのが魅力的。
パチュリの香りは幅広くさまざまな香りとのレイヤリングもできるので、シングルノート同士で重ねづけするのもおすすめです。
9.PENHALIGON'S(ペンハリガン)「THE IMPUDENT COUSIN MATTHEW(ジ インピュデント カズン マシュー)」
| 種類 | オードパルファム |
| 容量/価格 | 35mL/25,300円 75mL/36,300円
125mL/50,600円
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| 香り | マンダリン、プチグレン、パチュリ |
オールバックにタキシードをピシッと着込み、アヒルの顔が彫られた杖を持つ男性です。
マシューは双子の兄であり、いつも身に覚えのないトラブルに巻き込まれてしまい、それを静かに受け入れるキャラクターとされています。
マシューの香りは、とびきり爽やかで弾けるようなマンダリン。
時間が経つにつれ、シトラスはウッディとなり、プチグレンやパチュリなど、ライトよりはダークな印象をもつ、アロマが洗練された印象を与えていきます。
モダンながらカジュアルすぎないシックな雰囲気があり、キャラクターのようなメンズ向きの香りですが、女性のファンも多い香水です。
2026年2月現在、公式での販売は停止されていますが、各種ECサイトでの購入は可能です。
10.MOLTON BROWN「タバコアブソリュート」
| 種類 | オーデパルファム |
| 容量/価格 | 7.5mL/3,740円 100mL/27,500円
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| 香り | TOP:ジンジャー、ベルガモット、ワインアコードMIDDLE:タバコ、シダーウッド、バイオレット、オリスLAST:バルサム、パチュリ |
経験を重ねた大人にこそ付けてほしい香りです。
メインとして感じるのは、タバコのまろやかなスモーキーさとベルガモットの爽やかさ。
パチュリのアーシーな深みがそれらを支え、重厚かつクリーンな印象を与えてくれます。
同じ香りのオーデコロンやシャワージェルも販売されているので、そちらも要チェックです。
11.Le Labo(ル ラボ)「PATCHOULI 24(パチュリ 24)」
| 種類 | オーデパルファム |
| 容量/価格 | 15mL14,080円 50mL/31,350円
100mL/45,650円
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| 香り | パチュリ、サンダルウッド、バニラ |
名にパチュリを冠していながら、あくまでその香りは背景に徹し、アーシーなニュアンスと奥行きを与えてくれます。
まず鼻腔を突き抜けるのは、サンダルウッドによる圧倒的なスモーキーさ。
重厚でレザーのような荒々しい香りのあとに、まろやかでやさしいバニラの甘みが顔を出します。
このギャップこそが「パチュリ24」の最大の魅力。
一度体験すると忘れられない中毒性のある香りです。
パチュリ香水が向いている人は?
若々しく弾けるような香りよりも、どこかミステリアスで、深みのある大人の余裕を醸し出したい方に。ビジネスやフォーマルな場にも◎
・「人と被りたくない」個性派の人
好き嫌いが別れやすいからこそ、自分にぴったりのパチュリ香水を見つければ、あなたを象徴する香りになってくれることでしょう。
・香りの余韻を大切にしたい人
消えてしまいそうな儚い香りよりも、時間がたつほどに肌になじみ、長く寄り添ってくれるような持続性を求める方に向いています。
パチュリの独特の香りが気になるときは?
パチュリ単体の香りが強いものではなく、シトラスやフローラルが主役の香水を選んでみてください。
パチュリが引き立て役に回り、重さが消えるので、香りがクリーンな印象に近づきます。
・香水を付ける場所を変えてみる
香りは下から上へ立ち上るもの。首筋など花に近い場所ではなく、足首や膝の裏に忍ばせてみましょう。
ふとした瞬間にだけ香る、心地よい距離感から始めてみるのがおすすめです。
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3mLは約45プッシュほどなので1ヶ月で使い切りやすい量です。おしゃれな専用アトマイザーも貰えるので外出先での付け直しにもおすすめです。
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