プルースト効果とは?
ここではプルースト効果の具体例と由来を紹介します。
プルースト効果の具体例
・ある香水の香りをかぐと、その香水を付けていた人の記憶がよみがえる
・自然の匂い(グリーン系の香り)をかぐと、ある景色・故郷を思い出す
・バニラの甘い香りをかぐと、子どもの頃の記憶が浮かぶ
香りによって、何気ない過去の記憶がよみがえることもしばしば。身近なところでプルースト効果は働いています。
プルースト効果の由来
彼の小説の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した際に、その香りから幼少時代を思い出すという場面があります。
プルースト効果はその描写を元に名づけられました。
匂いが記憶に残りやすい理由
匂いが記憶に残りやすい理由は、嗅覚が人間の記憶をつかさどる「海馬」に直接的に働きかけるからです。
海馬とは、人間の感情や本能を操る大脳辺縁系の中にあり、日々の記憶を貯蔵しています。
人間の五感の中で唯一、嗅覚だけが「海馬」に直接刺激を与えることができるのです。
そのため、嗅覚からの刺激は脳で処理されるのが早く、香りを嗅いだ瞬間に記憶や感情を思い出すことができます。
プルースト効果の活用場面と活用方法
①マーケティングに
例えばブランドのイメージ付けに活用できたり、居心地の良い空間作りに活用できたりします。
ブランドのイメージ付けで活用する場合、ある特定の香りを店舗の空間や広告、定番商品として取り入れることがおすすめです。
また万人受けする香りを用いて、居心地の良い空間作りをすることにより、顧客の滞在時間を伸ばすということも期待できます。
フローラル系やサボン系、シトラス系の香りが好き嫌いが分かれにくい香りなので、おすすめです。
心地よい香りは、また来店したいというきっかけにもなります。
ディフューザーやキャンドルなどを活用して空間に香りを取り入れてみてくださいね。
②恋愛に
甘い香りやエレガントな香りは恋愛にぴったり。ムスクやジャスミン、イランイランなどの香りがおすすめです。
相手の好みの香りをリサーチしておくと、さらに良さそう。好みの香りをまとっていれば、その人自身の印象が良くなることまちがいなしです。
またプレゼントや手紙などに香りを付けておくのもおすすめ。相手に渡すものにほんのりと香りを添えるだけで、自分のことをより印象付けることができます。
プルースト効果によって、その香りを嗅ぐたびにあなたのことを思い出してくれるかもしれませんよ。
③勉強に
例えば、ある特定の香りを嗅ぎながら勉強をすると、その香りを嗅いだ時にふと学んだ内容を思いだすことができるでしょう。
香りと記憶は密接に結びついているので、学んだ情報が匂いと結びついて脳に保存される効果が期待できます。
勉強にはレモンやラベンダー、ペパーミントなどの香りがおすすめ。爽やかな香りはリフレッシュ空間を演出してくれるので、集中したいときにぴったりです。
④医療に
「ある特定の香りがある記憶を誘発する」という現象は、認知症の症状に応用できそうです。
嗅覚を刺激することで、脳にも直接働きかけることになり、一時的に記憶を取り戻せる可能性があります。
プルースト効果を活用する際に気をつけること
恋愛など人間関係に活用する場合は、相手の好みの香りを使うようにするのがベター。自分の好みの香りでも、人によって香りの感じ方は異なるので、相手に不快感を与える場合もあります。
周りのことも考えながらほどよく香りを使って、楽しんでくださいね。
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