香水の基本的なマナー

鼻をつまむ女性
まずは香水の基本的なマナーから学んでいきます。基本的だからこそ、いまさら人に聞けないことがあるかもしれません。

周りに迷惑をかけないこと

香りのルールで一番大切なことは、『周りに迷惑をかけないこと』です。例えば混んでいる「電車で隣の人の香りが強いと感じる」「誰も乗っていないエレベーターの残り香がキツイ」「一緒に食事をした人の香水が邪魔で食事が楽しめなかった」これらはすべて香りのマナー違反です。

最近では香りで嫌な思いをするだけでなく、頭痛や吐き気、倦怠感や発熱などの深刻な体調不良に悩み、外出さえままならない症状に苦しんでいる人もいます。これらは『香害』と呼ばれ、その数は年々増えているのです。

香りは自分が楽しむものであると同時に、周りに不快感を与えるものであってはなりません。香りの感じ方は人それぞれだからこそ、自分だけでなく周りがどう感じているかを認識しておきましょう。

香水NGなシーン

だめ
香水には付け方のマナーがありますが、そもそも香水がNGなシーンがあることを知っていますか。具体的な例をいくつか紹介します。

・病院

病院は体調の悪い人が行く場所ですから、匂いに敏感になっている患者さんが多くいることも想定されます。自分が病院を受診するときだけでなく、お見舞いや付き添いの場合も同様です。病院に行くときは香水をつけるのを止めておきましょう。

・お通夜・お葬式
お通夜やお葬式など、悲しみの席でも香りはNGです。香りは華やかな印象が強く、香水をつけているだけで不謹慎な印象を与えてしまうことも。社会人のマナーとして、お通夜やお葬式へ香水はつけていかないようにしましょう。

・食事の席
食事の席では香水を避けるのがマナーです。デートなどでは気合いをいれて香水を多めにつけてしまいがちですが、芳香が食事の香りを邪魔してしまうことも。とくに日本食やお茶会の席、コーヒーの香りにこだわるカフェなどへは、香水をつけていくのを避けるようにしましょう。

・職場
すべての職場において香水がNGというわけではありませんが、職場は「仕事をする場所」であり、多くの人と関わる場所です。職種と場所にもよりますが、心配であれば香水はプライベートな時間で楽しむようにしましょう。

香水を控えたほうが良いシーンで気を付けること

接待
香水NGではないものの、控えめにつけた方がいいシーンもあります。

仕事

職場によっては香水がOKなところもありますが、それはあくまでも「控えめ」に香る場合です。

仕事中ほんのりと香らせたいなら下半身がおすすめ。具体的には足首やひざ裏などにワンプッシュ、フローラル系・グリーン系・シトラス系など誰からも好まれるような香りを選ぶといいでしょう。

香りが強くない香水であれば耳の後ろ、全身からふわっと香らせるならわき腹など腰のあたりもおすすめです。

食事

食事の席では基本的に香水はNGですが、大切な人との食事でどうしても香水をつけたいということもあるでしょう。

その場合は上半身を避け、下半身につけるのがベター。ひざ裏や足首にワンプッシュし、テーブルの下からほのかに香りが立ち上がってくるよう控えめにつけましょう。香りづけしたハンカチをポケットに忍ばせるのもおすすめです。

ただしフォーマルな食事の席や大切な商談の場合は、相手の印象を悪くする可能性もあるため、香水はつけないほうが無難です。

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万人ウケする控えめ香水3選

普段使いする香水は、控えめで誰もが受け入れやすい香りがベスト。ではいったいどのような香りが万人ウケするのでしょうか。おすすめしたい香水を3つ紹介したいと思います。

インプ「シアーコットン」

インプ「シアーコットン」は、洗いたてのリネンを思い浮かべるようなさわやかな香りがする香水です。

香水というよりは、せっけんのように清潔感あふれる香りで、香水が苦手な人や初心者にもつけやすいユニセックスフレグランスになります。イギリスの紅茶文化にインスピレーションを受けていて、香りの奥にダージリンの茶葉を感じられます。

ジバンシィ「プチサボン」

もともとは子供向けの香水として日本デビューしたジバンシィ「プチサボン」は、っけんのような淡く優しい香りが特徴で、女子中高生や社会人の間で大ヒットした香水です。

さっぱりした甘い香りが特徴で、万人受け香水間違いなし!香りが重くないので1年を通して使える香水です。

キャロライナヘレナ「212」

キャロライナヘレナはニューヨークを拠点に活躍するファッションデザイナーで、彼女が手掛けた香水「212」は都会的かつシャープであり、エレガントな印象を与える香水として大人気です。

女性のためにつくられた香水ではありますが、ベースの香りが石鹸に似ているのでユニセックスフレグランスとして親しまれています。

知っておきたい香水の基本

さまざまな香水
香水はつけ方ひとつで、その人の魅力を引き出すことも、半減させることもできるアイテムです。そこで知っておきたいのが香水の基本。香水をどこにつければいいのか、種類やつける量、香りの変化について解説していきます。

香水の種類によって濃度や持続時間が変化する

はじめに知っておきたいのは、香水は種類によって香りの濃度や持続時間が変わるということです。代表的な香水の種類をあげ、どのくらい香りの持ちが違うのか比べてみましょう。

・オードパルファム
オードパルファムに配合されている香料の濃度は10~15%、香りの持続時間は3~5時間と長く、つけ直さずに過ごせる香水です。ただし香りが強めなのでオフィスなどでの使用は避けたほうが無難です。

・オードトワレ
オードトワレに配合されている香料の濃度は5~10%、香りの持続時間は2~4時間とちょっと短めですが、香水初心者でも使いやすい香水です。1日中香らせたいのならつけ直しが必要ですが、つけ過ぎると香りがきつくなってしまうので気をつけましょう。

・オーデコロン
オーデコロンに配合されている香料の濃度は2~5%で、香りの持続時間は香水のなかでもっとも短く1~2時間ほどになります。眠る前のリラックスタイムや香水デビューとして最適なフレグランスです。

このように「香水」といっても種類によって香りの強さは変わります。さまざま場面で使える香水を探すのなら、濃度が高くないオードトワレを選ぶことをおすすめします。

天気や季節によって香りの濃さが変わる

雨と子供
毎日同じ香水を使っていても、香りの強さに変化を感じることがあります。これは天気、特に湿度が大きく関係しているのです。

香りが空気中に広がることで、私たちはその香りを感じます。

湿気が多い日は水の分子にじゃまされてしまい、香りがうまく広がりません。その結果、乾燥した日より密度の濃い状態で香りが空気中に残り、香りを濃く感じてしまいます。

香水文化が栄えているヨーロッパは年間を通じて空気が乾燥していて、各ブランドもヨーロッパなどの乾燥した気候にあわせて香りをブレンドしています。

ヨーロッパのように空気が乾燥していると、香水の揮発性も高く香りが拡散しやすいため、強い香りをつけていてもさほど気にならずフレッシュに香ります。

反対に日本のように湿度が高いと香りが蒸散しづらく、雨の日などは香りをしつこく感じてしまうのです。
雨の日・梅雨時 乾燥している冬
香りの状態 湿度が高いほうが匂いを感じやすい 乾燥していると匂いを感じにくい
対処法 ・いつもより軽くつける(半分~3割減)
・下半身に付ける(足首やひざ裏)
・肌を保湿する
おすすめ種類 オーデコロン オードトワレ
オードパルファム
おすすめの香り シトラス(柑橘)系
グリーン系
オリエンタル系
バニラ系・ムスク系
同じ香水をつけていても、湿度が高い雨の日や梅雨時と、空気が乾燥している冬では香り方が異なります。より香水を楽しむのであれば、天気や季節によって香水を変えてみてはどうでしょうか。「雨だから香水をつけない」のではなく、「雨だからこそ香水を楽しみたい」ととらえてみるのがおすすめ。

例えば気分がパッとしない雨の日には、さわやかな気分にさせる柑橘系の香りをつけてみたり、じめじめした梅雨時にはもうすぐ訪れる夏を想像させるようなグリーン系やマリン系を選んでみたりすることで、気分転換を図ってみましょう。

空気が乾燥している冬は香りは、肌の保湿対策の見直しを。肌に十分なうるおいがあれば、香りの持ちはよくなります。香りを感じにくくなる季節ですが、つける量を増やすのは避けたほうが良いでしょう。

香りが濃厚なオードパルファムをつけやすいのも、冬ならではの楽しみ方です。香りのルールや香水の正しいつけ方を身に着けて、大人な香水ライフを楽しみましょう。

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監修: カラリア編集部

Instagramでフォロワー数20万人超の香りに特化した情報をお届けしているアカウント「カラリアマガジン」を運営。
当メディアの記事はInstagramのフォロワー様に答えていただいたアンケート結果や口コミ、カラリア 香りの定期便でのランキングや口コミなどのデータをもとに作成しております。

注意事項

※ 掲載されている情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

※ 掲載商品はこちらで紹介した効果・効能を保証したものではありません。ご購入の際は、各商品の公式サイト等をご確認ください。

※ 入浴剤にダイエットやデトックス効果が認められている商品はありません。

※ 「美白」は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを防ぐことを指します。

※ 「日焼け防止」とはメラニンの生成を抑え、日やけによるしみ・そばかすを防ぐことを指します。

※ 「エイジングケア」とは、老化防止のことではなく年齢に応じたケアのことで、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。(ボディクリーム等の記事に導入)

※ 「エイジングケア」とは、若返りを意味するものではなく、頭皮や髪を清潔に保ち、毛髪にうるおいやハリ・コシを与えることを指します。(シャンプー等の記事に導入)

※ 「浸透」とは、角質層への浸透を指します。

※ 「髪への浸透」とは、角化した毛髪部分の範囲内への浸透を指します。

※ 「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。

※ 「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

※ 「スティンギングテスト済み」は、すべての人に皮膚トラブルがおこらないということではありません。

※ 「ノンコメドジェニックテスト済み」は、すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

※ 「ボリュームアップ」とは毛髪にハリやコシを与え、ボリューム感を与えたように見せることを指します。

※ 「ベタつき防止・ケア」とは、洗髪後に頭皮を健やかに保つことを指します。

※ 「育毛」は、頭皮や毛髪を清潔にすることで毛髪がすこやかに保たれることを指します。

※ 「毛髪の補修」とは物理的に損傷を補い繕うことであり、治療的な回復のことではありません。

※ 「小じわの改善」とはうるおいにより乾燥による小ジワを目立たなくすることを指します。

※ 「ピーリング」とは洗浄、拭き取り行為などによる物理的効果によるものを指します。

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※ 化粧品に疲労回復効果はありません。

※ 使用者の感想は商品の効能効果を保証するものではありません。

※ 化粧品に「治癒、回復、改善」の効果はありません。

※ ニキビケア商品のうち、ニキビを治す効果が認められているのは医薬品のみで、化粧品・医薬部外品にはニキビを治す効果が認められていません。

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