服装も選ばずつけられるので、日頃からデイリーユースしやすいフレグランスでもあります。
季節も問わず、オールシーズンつけやすい香りですが、編集部的には夏の終わりから秋がベスト。
少し涼しくなってきた頃につけると、ウッディーのやや重めなテイストが空気にスッと馴染みます。
イソップ「Rozu」(ローズ)を徹底レビュー。メンズでもつけられるユニセックスなローズフレグランス
今回ご紹介する「Rozu」(ローズ)は、2020年4月に登場したフローラルウッディーフレグランスです。
日本の和バラをイメージして製作されたフレグランスということで、”Rose”ではなく、日本のアクセントに近い”Rozu”と名付けられました。
ローズのフレグランスと一口に言ってもいろいろな種類がありますが、イソップのRozuは、お香のような香りがベースとなっているのがポイント。
ウッディーベースに青みのある和バラが重なることで、ユニセックスで落ち着きのあるローズフレグランスとなりました。
あくまでメインはローズですが、ベースがグリーンとウッディーなので、華やかさよりは落ち着き、明るさよりは影のある暗さのある印象です。
つけたてはシソのツンとしたグリーンをベースに、青みのあるローズが重なったフローラルグリーンノート。ミドルからはグァヤックウッドがお香のようなウッディーノートが加わり、イソップらしいナチュラルで落ち着きのある香りへと変化していきます。
Rozuは、つける人の体温によっても香りが変わりやすく、シソの青みを強く感じたり、ウッディーを強く感じることもあるよう。
自分だけのオリジナルなRozuを肌の上でそっとお楽しみください。
こちらもチェック!イソップから登場した2つのフレグランス
Tacit (タシット)
〔トップノート〕シトラス、ユズ
〔ミドルノート〕バジル
〔ラストノート〕ベチバー、クローブ
古典的なコロンの現代的な解釈をテーマにしており、スパイスを感じさせるスッキリとしたシトラスのトップノートから、ひんやりとした田舎の空気を思わせるミドルノートへの移り変わりがポイント。
イソップフレグランスの中でもクセがなく、好き嫌いも分かれにくい香りです。
Hwyl (ヒュイル)
〔トップノート〕スモーク、スパイス、タイム
〔ミドルノート〕サイプレス
〔ラストノート〕インセンス、モス、ベチバー
ほのかにエキセントリックで、好奇心をかき立てる香りをテーマに、スモーキーでややスパイスの効いたウッディーノートが落ち着いた印象を与えます。
重めの香調ですが、トップからラストまで木の香りがメインなので、夏につけてもしつこくなりすぎず、どの季節でもしっくり馴染むフレグランスです。
イソップだからこそ表現できた、新しいローズフレグランスの形
バラの香水というと、どうしてもパウダリックに傾いてしまうのですが、このRozuはバラの香水=パウダリックという定説を打ち壊した革命的なフレグランスだと思います。これはイソップだからこそ表現できたのかもしれませんね。
パウダリックなローズフレグランスが苦手という方はぜひ、お試しください。きっと驚かれるはずですよ。
イソップの香水についてまとめた記事はこちら▼
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