トムフォード「ノワール・デ・ノワール」の香りを徹底レビュー!
トムフォードの「プライベート ブレンド コレクション」から2007年に発表された、ダークオリエンタルな香水。日本では2012年に発売されました。
調香師はジャック・キャバリエとハリー・フレモント。ブラックローズやブラックトリュフなど、黒色の香料を使って調香されています。
「ノワール・デ・ノワール」は男性的でもあり女性的でもある、不思議な感覚を覚える香り。官能的でエレガントな印象を与えてくれます。
クールな甘い香りで、性別問わず人気です。自分の存在感を惹き立ててくれる香水になるでしょう。
「ノワール・デ・ノワール」はどんな香り?
香り始めから中盤にかけては、ミステリアスでセクシーな“黒色”。ラストは儚い光が差し込むように“白”を連想する情景が浮かびます。
バニラの甘さとウードやブラックトリュフの渋みが交差し、大人の官能美を演出。オードパルファンらしい重厚感があり、香り立ちもいい香水です。
「プライベートブレンドコレクション」の香水は、すべてユニセックスでシングルノートという特徴があります。
「ノワール・デ・ノワール」もシングルノートではありますが、香りの変化がまったくないというわけではありません。どのように移り変わっていくか、下記で解説していきます。
トップノートは「サフラン」の香りでシャープな印象
オープニングを飾るのはスパイシーなサフラン。終盤あたりから顔を出すパチョリも、ほのかに香り立ちます。
まるで武士が墨をすっている情景を思わせるような、墨汁に似たシャープな香りが広がります。
ミドルノートは「ブラックローズ × ブラックトリュフ」の香りで中性的な印象
次第にブラックローズとブラックトリュフが香り始め、官能的な印象へと移行していきます。
ブラックローズが女性らしさを、ブラックトリュフが男らしさを感じさせ、モノトーンのドレスやスーツが似合う大人な印象に。
男女が自然と引き寄せられるシーンを観ているかのような、物語性も感じられます。
ラストノートは「バニラ × ウード」の香りで官能的な印象
パチョリやブラックローズ、ブラックトリュフの香りが際立ってくると、バニラやウードの香りも絡み合い、より官能的な印象に。
渋みを感じるクールな甘さが、円熟した大人の魅力を惹き立ててくれます。
黒から白というコントラストを生むバニラの淡い甘みは、グルマン系の香りが苦手な方でも受け入れやすいでしょう。
トムフォードとは?
上質な素材が織りなすセクシーでエレガントなファッションアイテムが、多くのセレブたちを虜にしています。
トムフォードのコスメティックライン「トム フォード ビューティー(TOM FORD BEAUTY)」では、フレグランスやコスメも展開。
トムフォードの香水は個性的で官能的な香りを取りそろえており、モダンな香りが堪能できます。シンプルでありながら洗練されたボトルデザインも魅力的です。
「ノワール・デ・ノワール」の口コミは?
「ノワール・デ・ノワール」を気に入った人の口コミ
「甘いのにセクシーでかっこいい香り」
「仕事ができる人がつけていそう」
「バニラの甘さが控えめで上品」
「色気のある人から香ってきたら堪らない香り」
口コミをまとめると「甘さ控えめでセクシーな印象の香りを探している人」や「大人っぽい香りの香水を探している人」にピッタリといえるでしょう。
なかにはトムフォードの「タバコバニラ」とレイヤードするという人も。相性抜群の組み合わせなので、気分を変えたいときに重ねづけするのもいいかもしれません。
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「ノワール・デ・ノワール」が合わなかった人の口コミ
「好きな香りだけど、つけていくシチュエーションに困る」
「少し重たい香りなので使いこなすのが難しい」
「香りは気に入っているけど値段が高い」
口コミをまとめると「香水の扱いに不慣れな人」や「重い香りが苦手な人」には合わないかもしれません。
レイヤードで香りの印象を変えてみたい場合は、同じトムフォードの「タバコバニラ」や「ジャスミンルージュ」、「ウードウッド」を重ねるのがおすすめです。
「ノワール・デ・ノワール」と似ている香水は?
1.トムフォード「ジャスミンルージュ」
トップノート:シナモン、ジンジャー、ベルガモット、カルダモン、ペッパー、マンダリンオレンジ
ミドルノート:ジャスミン、イランイラン、ネロリ、クラリセージ、ブルームフラワー
ラストノート:アンバー、ウッディノート、バニラ、レザー、フレンチラブダナム
トムフォードの「ジャスミンルージュ」は濃厚なジャスミンをベースとした、スパイシーフローラルノートの香水です。
「ノワール・デ・ノワール」に「ジャスミンルージュ」をレイヤードすることで、上品で爽やかな印象に。
同系統であれば「タバコバニラ」や「ウードウッド」でもよいですが、「ジャスミンルージュ」をレイヤードすることで、より女性らしい華やかな香りを楽しめるでしょう。
2.ルイヴィトン「アトラップ レーヴ」
トップノート:ベルガモット、ライチ、ジンジャー
ミドルノート:カカオ、ターキッシュローズ、ピオニー
ラストノート:パチョリ
ルイヴィトンの「アトラップ レーヴ」は、「ノワール・デ・ノワール」を手掛けたジャック・キャバリエによって調香された香水です。
ホットココアを飲んだときに感じるような、甘く香ばしいカカオの香り。
「ノワール・デ・ノワール」よりも明るい印象で、ローズとチョコレートのロマンティックな香りが広がります。
女性向きの香水ではありますが、ファッションの1部として香水を選ぶおしゃれな男性からも人気を集めています。
3.トムフォード「タスカンレザー」
トップノート:サフラン、ラズベリー、タイム
ミドルノート:ジャスミン、オリバナム
ラストノート:ブラックスエード、レザー、アンバーウッド
トムフォードの「タスカンレザー」は、「ノワール・デ・ノワール」と同じくジャック・キャバリエとハリー・フレモントによる調香の香水です。
ユニセックス香水として展開されていますが、どちらかというと男性的な印象。好き嫌いが分かれそうな香りではありますが、レザーのスモーキーな香りとラズベリーのほのかな甘さがセクシーに香り立ちます。
「タスカンレザー」はトムフォードならではの骨太な香り。腰や足首などにつけてさりげなく香らせるのがおすすめです。
【まとめ】「ノワール・デ・ノワール」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「ノワール・デ・ノワール」をおすすめしたいシチュエーション
1.おしゃれなデート
2.特別な夜のお出かけ
3.夜のリラックスタイム
「ノワール・デ・ノワール」はセクシーな大人の印象を与えてくれる香りなので、おしゃれなデートや特別な夜のお出かけにピッタリです。
黒をテーマにした香りなので、モノトーンコーデで大人っぽさを演出してみるのもよいでしょう。
「自分のイメージに合わないけれど香りが好き」という場合は、寝香水として使うのもおすすめです。好きな香りをリラックスタイムに取り入れてみてくださいね。
「ノワール・デ・ノワール」をおすすめしたい人
1.セクシーで余裕のある大人の香りをまといたい人
2.クールな甘さを堪能したい人
3.モノトーンコーデに合わせた香りをお探しの人
「ノワール・デ・ノワール」はセクシーな大人の雰囲気が漂う香り。色気のある大人の香りをまといたいという人に適しています。
甘さ控えめのバニラはクールな印象があり、メンズライクな香りが好きな人にもおすすめ。
香りとファッションの組み合わせにこだわりたい上級者であれば、ぜひモノトーンやモード系のコーデと合わせてみてくださいね。
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