今回は、年齢・性別・食生活の異なる香りのプロ4人が、
212(キャロライナ・ヘレラ)とCK one(カルバンクライン)を実際に肌に付け、徹底比較いたします!
自分の肌にぴったり合う香りに出会いたい方は、体質が近い人を参考にしてみてください♪
プロフィール
フレグランススペシャリスト
フレグランスアドバイザー
機械学習エンジニア
212
濃度 | オードトワレ |
トップノート | ガーデニア/サボテンの花/ベルガモット |
ミドルノート | ホワイトローズ/カメリア/ホワイトリリー/レースフラワー |
ラストノート | ウッド/サンダルウッド/ムスク |
トップノート(付けた直後)
・サボン感はなく、奥に微かにフルーティフローラルの甘みを感じる
・体温の高さにかき消され、香りはほとんどしない
hoppy
・付けた瞬間、フルーティフローラルの甘さが強く広がる
mirina
・付けた瞬間はシトラスの甘さが目立つが、すぐにお淑やかな優しいフローラルに変化する
・少し人工的なホワイトフローラル系サボンの香り
assy
・固形石鹸のような香りの奥に、まろやかでさらっとしたウッディを感じる
・とても自然にまとまっているので、人に「いい香り!」と言われそう
ミドルノート(1時間後)
・温かみを含んだ体臭と、香水のフレッシュさが喧嘩している
・付けられている感がある
hoppy
・甘くて柔らかいホワイトフローラルの香り
・いわゆる石鹸感は皆無
mirina
・ムスクのみ香っている
assy
・固形石鹸で洗い立ての手そのもの
・ウッディ感は消えた
ラストノート(3時間後)
・香りはほとんどしない
hoppy
・香りはほとんどしない
mirina
・オーガニック系石鹸のような落ち着いた香り
assy
・賦香率を上げたビオレのような、合成感の強い石鹸の香り
212についてもっと知りたい方はこちらからチェック!

CK one
濃度 | オードトワレ |
トップノート |
ベルガモット/タンジェリン/カルダモン/フリージア/ラベンダー
|
ミドルノート |
グリーンティアコード/オレンジフラワー/ローズ/ヴァイオレット
|
ラストノート | ムスク/アンバー |
トップノート(付けた直後)
・極端にシトラスやグリーンが浮いている
・粘土のようなオイリーな印象
hoppy
・シトラスやグリーンが浮いていて、全く馴染んでいない
・本人も自身の香りを不自然に感じる
mirina
・馴染んでいて、まるで地肌かのように香る
・シトラス系サボンのような香り
assy
・肌馴染みが良く、香りの角がない
・ラベンダーのアロマティック感により、落ち着いていてドライな印象
ミドルノート(1時間後)
・温かみを含んだ体臭と、香水のフレッシュさが喧嘩している
hoppy
・芳香剤を彷彿とさせるスッキリとした香り
・微かに、メンズっぽいモダンなフゼア系の香りを感じる
mirina
・オークモスの渋い苦い香りを、柔らかいベールで包んでいるような印象
assy
・まさに固形石鹸のような優しい香り
ラストノート(3時間後)
・香りはほとんどしない
hoppy
・香りはほとんどしないが、微かにオークモスの渋みや苦味を感じる
mirina
・シダーウッドの乾いたウッディの香りがする
assy
・サボン感は消え、オークモスの湿ったウッディの香りがする
CK oneについてもっと知りたい方はこちらからチェック!

212とCK oneを生み出した調香師、アルベルト・モリヤス(Alberto Morillas)とは?
1970年フィルメニッヒ社に入社
1999年に自身のブランド「MIZENSIR」を創業
現在はスイスのジュネーヴに住み、自身のラボで日々香りを生み出している。
好きな香りはオレンジフラワー、嫌いな香りは腐った玉ねぎとニンニクの香りだとか・・・
香りを愛し常に作品を創造し続ける脅威の72歳!
72歳の今もなお、数々の香りを世に送り出している伝説的な調香師がアルベルト・モリヤスです。
香りへの愛が溢れる彼によって生み出された香水はその時代のヒット作となり、時代を彩ってきました。
モリヤスの手がける香水はもちろん自由で素晴らしいものが多いのですが、実は彼自身も常にオシャレで活動的で魅力的な人物です。
調香師をしていなかったら造園家になりたかったというくらい庭好きな一面も!
アルベルト・モリヤスの代表作
濃度 | オードパルファム |
香り | ダマスクローズアブソリュート/ローズペタル/サンダルウッドミルク |
印象 | 瑞々しい/柔らか/セクシー/華やか |
濃度 | オードパルファム |
香り | ピオニー/ライチ/ピンクペッパー |
印象 | 明るい/瑞々しい/親しみやすい |
濃度 | オードトワレ |
香り | ワイルドベリー/ホワイトバイオレット/ジャスミン |
印象 | 軽め/清楚/華やか |
まとめ
同じ香水でも肌との相性で香り方は何通りにも渡り、一人として全く同じように香る人はいませんでした。
自分の肌にぴったり合う香りが見つかればそれはもう最高の相棒になること間違いなしです!
香りのプロのプロフィールを読んで、似た体質の人を基準に、ご自身の香り選びの参考にしてみてくださいね♪
また、香りを生み出す調香師にも意識を向けて、その人が手がけている作品を他にも知ると、さらに自分のスキ!が深まること間違いなしです!
香りに興味を持ったのはアロマテラピーがきっかけ。
初めて触れた香水は叔母の使っていたブルガリのプールオムエクストレーム。
後に香りのクリエーションに興味を持ち、アロマ、お香、合成香料などの調香・調合を学ぶ。
【好きなノート】
オリエンタル/スパイシー/フローラル
【普段使っている香水】
・タンブクトゥ(L'ARTISAN PARFUMEUR)
・ラフィーユドゥベルラン(SERGE LUTENS)
・ジュニパースリング(PENHALIGON'S)
【平熱】
36.8℃
【汗のかきやすさ】
普通
【普段の食事】
・基本3食
・高炭水化物、高タンパク、低脂質
・朝食は決まってMCTオイルとプロテイン