春も紫外線は強い?

日本の四季における紫外線量は6月~8月がピークですが、4月から一気に増えはじめ、5月は9月とほぼ同じくらいの紫外線量になります。
生活紫外線とよばれるUV-Aだけを見ると、4月から一気に増加して真夏とほぼ変わらない値に。
したがって、春も真夏同様の紫外線対策が必要になります。
参考:紫外線のデータ集|気象庁
紫外線の種類
UV-Aは波長が長いので、肌の奥にまで到達します。
地表に届く紫外線の約90~95%を占めていて、UV-Bほど有害ではありませんが、雲やガラスも透過するので室内や車内、天気の悪い日でも油断禁物です。
コラーゲンの変性や皮膚組織にダメージを与えるなど、長時間浴びることでしわやたるみの原因となります。
紫外線量は冬でも夏の半分ほどなので、1年中対策が必要です。
UV-Bは波長が短く、肌の表面を傷つけます。
ほとんどは大気層で吸収されるので、地表に届く紫外線の約5~10%ほどですが、皮膚や目に有害な紫外線です。
ヒリヒリと赤くなる日焼け(サンバーン)の原因となり、とくに4~9月に数値が上がるので、春先から注意が必要です。
紫外線が肌に及ぼす影響

UV-A | しわ、たるみの原因に |
---|---|
UV-B | サンバーン、色素沈着の原因に |
紫外線のエネルギーは長時間浴びてしまうと、しわやたるみなど時間が経ってから表面化するダメージの原因に。
日常生活で浴びる量が多く、肌への影響がすぐに出ないので、ダメージに気づきにくいのも特徴です。
UV-Bはエネルギーが強く、肌の表面を傷つけて炎症を起こさせる紫外線で、日焼けすると肌が赤くなったり(サンバーン)、水ぶくれができたりする原因となるのが特徴。
さらに日焼け後のメラニン増加により、色素沈着を起こし(サンタン)シミができる、そばかすの原因になるなど、肌にダメージを与えてしまいます。
春に紫外線対策をする時のポイント

ここでは春に紫外線対策をするときのポイントをご紹介します。
保湿ケアも合わせてする
春はまだ空気が乾燥しているので、しっかりとした保湿が大切。
スキンケアで入念な保湿をすることで、紫外線によるダメージを浴びにくくしてくれます。
梅雨や夏に比べて乾燥しているので、日焼け止めだけでなく、保湿ケアも合わせてするのがおすすめです。
日焼け止めのPA値を確認する
PAは日常生活で浴びるUV-Aを防ぐ指標。UV-Aは春から増加し、真夏と変わらないほどの量になるので、春の紫外線対策にはとくにPA値を確認するようにしましょう。
PA値はUV-Aの防止効果を4段階に分けて表示されています。
室内や屋外、レジャーなど使用シーンに合わせて日焼け止めを選びましょう。
春におすすめの日焼け止め3選
1.ニベアUV「ディープ プロテクト&ケア ジェル」
種類別名称 | 化粧品 |
---|---|
SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
ジェルタイプで伸びがよく、汗や水に強いので全身にたっぷりと使うことができます。
SPF50+、PA++++と、油断できない春の紫外線にも対応できるアイテムなので、日常生活から屋外活動までこれ1本でOKです。
実際に使用した人からは「キシキシ感がなくしっとりとした使い心地」「伸びも肌なじみもよい」「石けんで落とせるのが嬉しい」などの口コミが多く見られました。
口コミをまとめると「日焼け止め特有のキシキシ感が苦手な人」や「手軽に使いたい人」にぴったりの日焼け止めといえそうです。
2.ラロッシュポゼ「UVイデア XL」
種類別名称 | 化粧品 |
---|---|
SPF/PA | SPF50/PA++++ |
「UVイデア XL」は乳液タイプのしっとりとした、化粧下地にもなる日焼け止めです。
うるおいを与えてくれるので、乾燥しがちな敏感肌にも使いやすいタイプ。
SPF50、PA++++でUV-Aもしっかりと防ぎます。
色がついていないので、白浮きすることなくナチュラルな肌に仕上がるでしょう。
口コミでは「トーンアップなどの色が無くて使いやすい」「ノーメイクで過ごす日にも使いたい」「敏感肌でも使いやすい」などの声が多く見られました。
「ナチュラルな仕上がりにしたい人」や「日焼け止めで肌荒れしやすい人」には合っていると言えそうです。
一方で、「夏場にはしっとりし過ぎた」という声も。
べたつきが気になる人には合わない可能性もありますが、春先などまだ空気が乾燥している季節には、積極的に使いたいアイテムといえるでしょう。
3.ビオレ「アクアリッチ 水肌記憶UV」
種類別名称 | 化粧品 |
---|---|
SPF/PA | SPF50/PA+++ |
紫外線散乱剤をアクアカプセルに閉じ込めて、厚みのある膜を形成。
紫外線をカットしながら夕方まで肌の水分を逃さずうるおい肌が続くので、乾燥しがちな春の肌に最適なアイテムといえるでしょう。
紫外線吸収剤フリー、パラベンフリー、着色料フリーと、肌にやさしい処方。
肌にすっとなじむテクスチャーなので、つけ心地もよい日焼け止めです。
「本当に夕方までしっとり」「刺激が少なく、荒れやすい肌でも使いやすい」などの口コミが多く見られました。
「しっとりタイプの日焼け止めが好みの人」や「肌が弱い人」にぴったりです。
一方で、「香りは好みが分かれそう」「白浮きすることもある」「べたつきを感じる」などの口コミもありました。
「無香料を求める人」や「ナチュラルな使用感が好きな人」には、もしかしたら合わない可能性も。
つける量を調整すると、そこまで気にならないかもしれません。
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