香水が出ない原因とは?

香水をプッシュしている様子
香水が出なくなるのは主にノズルが原因です。ノズルが詰まっていたり壊れていたりすると、中に香水が入っていたとしても出てこなくなってしまいます。

「久しぶりに香水を使ったら全然出てこない」「いつも使っている香水が突然出なくなった」

このように色々な場面で香水が出てこなくなることはよくあります。実は香水が出なくなったときの解決方法は、原因によって異なるのです。

香水が出なくなる主な原因をまとめたので、自分の香水が出なくなった原因は何なのか参考にしてみてください。

香水のノズルが詰まっている

香水のノズル
香水が出なくなる原因として最もよくあるのが、香水のノズル詰まりです。香水のノズルが詰まっているとノズルをプッシュしても固すぎて押しきれなかったり、スカスカと空気だけが抜けて香水が出てきません。

香水のノズルが詰まる原因は、主に以下の2つです。

・香水のフタを開けっぱなしにした状態で保管している
・長い間香水を使っていない

香水のフタを開けっぱなしにした状態で保管すると、香水の中にホコリや空気などの不純物が入ってしまう可能性があります。そうやって入った不純物がノズルに詰まり、香水が出なくなるのです。

長い間香水を使わないと、香水の中身自体が固まってしまうことがあります。香水の液体は様々な香料が含まれているため、全く香水を使わずに時間が経つと成分が分離したり、沈殿したりするのです。

香水のノズルが破損している

香水をつけている女性
香水が出ない原因として、香水のノズルが破損していることも考えられます。ノズルが破損していると上手にノズルを押せなかったり、ノズルの見た目が曲がっていたりすることが多いです。

香水を落としてしまったり、誤った角度でノズルをプッシュしてしまうと香水のノズルが破損する可能性があります。

香水のノズルはほかのスプレー容器と比べても細い管になっている場合が多いので、強く力を与えると折れやすいのです。

時間経過により金属部分が劣化している

金属製の香水瓶
長い時間香水を使っていないために金属部分が劣化していることも、香水が出ない原因として考えられます。

香水のノズルが金属製の場合、劣化しているとノズルをプッシュしても固くて押せません。

保存方法にもよりますが香水容器の金属部分が錆びるほど時間が経過している場合は、香水の中身も劣化しているかもしれません。

一般に香水の期限は未使用で3年、使用済みで1年ほどとされています。一般的な使用期限よりも長い時間が経っているときには、使用を控えましょう。

ノズルがスプレーヘッドに食い込んでいる

香水を強く押している様子
香水が出ないときには、ノズルがスプレーヘッドに食い込んでいることも考えられます。ノズルがスプレーヘッドに食い込んでいると、ノズルが下がったまま上に戻ってきません。

香水を強く押しすぎてしまうと、ノズルがスプレーヘッドに食い込みやすいです。

ノズルがスプレーヘッドに食い込んでいる場合には、押したときの衝撃で破損してしまっている可能性もあります。食い込んだ状態が直った後も香水が出てこないときは、ノズルやスプレーヘッドが破損していないか確認してみてください。

香水が出ないときの解決方法には2種類ある

白黒の背景にある黒い香水
香水が出ないときの解決方法は、主に2つに分かれます。それは香水を詰め替えずに直す方法と、香水をアトマイザーに詰め替える方法です。

香水を詰め替えずに直す方法ではお気に入りの香水瓶を使い続けることができます。そのため香水の容器に強いこだわりがある場合は、香水を詰め替えずに直す方法がおすすめです。

香水をアトマイザーに詰め替える方法では、5mlほどの小柄な容器に移し替えるので持ち運びがしやすくなります。香水の利便性を重視するなら、アトマイザーに詰め替える方法がおすすめです。

香水が出ない原因別に解決方法をまとめたので、参考にしてみてください。
香水が出ない原因 解決方法
香水のノズルが詰まっている 香水のノズルを洗う・アトマイザーに詰め替える
香水のノズルが破損している アトマイザーに詰め替える
時間経過により金属部分が劣化している アトマイザーに詰め替える
ノズルがスプレーヘッドに食い込んでいる ペンチでノズルを調整する・アトマイザーに詰め替える

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香水を詰め替えずに直す方法

香水が出なくなったとき、香水を詰め替えずに直す方法を紹介します。香水を詰め替えずに直す方法は、以下の2つです。

・香水のノズルを洗う方法
・ペンチでノズルを調節する方法

香水を詰め替えずに直す方法だと、作業中に香水と空気が反応して香りが変わりやすいので注意してください。香りが変わってしまうのが嫌な方は、アトマイザーへ詰め替えるのをおすすめします

香水のノズルを洗う

ボウルに入ったお湯
香水を詰め替えずに直すやり方として、香水のノズルを洗う方法があります。

ノズルを洗うことで不純物が取り除かれて、詰まりが解消されることが期待できます。

ノズルの洗い方の手順は以下の通りです。
1.ノズルを取り出す。香水の瓶はラップなどをして空気に触れさせないようにする。

2.ボウルにためたお湯の中にノズルを入れる。

3.詰まっている感覚が無くなるまでノズルをプッシュする。

4.ノズルを取り出し、よく水分を拭き取ってから香水瓶に付け直す。
最初にノズルを香水瓶から取り外します。香水は空気に触れると揮発して容量が少なくなってしまったり、香り成分と反応して香りが変わってしまったりする可能性があるので、香水瓶はすぐに密閉しましょう

ノズルを取り出したらボウルにお湯を溜めて、詰まりがなくなるまでプッシュしましょう。詰まりが取れたら綿棒やタオルで丁寧に水分を拭き取ります。

水分を拭き取るときにティッシュを使うのはおすすめしません。ティッシュの繊維がノズルについてしまい、再び香水が詰まる原因になります。

ペンチでノズルを調整する

黒と赤のペンチ
香水が出ないときには、ペンチで香水のノズルを調整するのも1つの方法です。

ノズルが食い込んでしまったときにはペンチでノズルを調節すると直る可能性があります。以下がペンチでノズルを調整する手順になります。
1.ノズルを布類で包む

2.ペンチでノズルを挟む

3.引き抜くようにして優しく力を加える
ペンチを使って調整する場合は、ノズルが傷つかないように布類で包みましょう。

あらかじめペンチでノズルを挟む場所があるかどうか確認してみるのもポイントです。ノズルを挟める場所が狭すぎるとペンチで力を加えたときにうまく引き抜けません。

ペンチでノズルを引き抜くときは力を加えすぎないようにしてください。力を加えすぎるとペンチの圧力でノズルが破損してしまいます。

アトマイザーに詰め替える方法

ピンク色のアトマイザー
香水が出ないときには、アトマイザーに詰め替える方法があります。以下の場合はアトマイザーに詰め替える方法がおすすめです。

・香水のノズルが破損した
・金属部分が劣化している
・元の香水瓶がよく詰まってしまう


アトマイザーは数多くの商品が販売されており、デザインも豊富です。そのため好きなデザインのアトマイザーを簡単に探すことができますよ。

以下では容器の種類ごとのアトマイザーへの詰め替え方と、具体的なアトマイザーへの詰め替え方法を紹介します。

アトマイザーへの詰め替えで使う道具はどれも100均で売っているような商品です。気軽に試すことができるので、香水が出なくなったときはぜひアトマイザーに詰め替えてみてください。

容器の種類によって詰め替え方は異なる

4つの香水容器
アトマイザーに香水を詰め替える方法は、出なくなった香水瓶の種類によって変わります

香水の容器の主な分類は、スクリュー型カシメ型の2種類です。スクリュー型とカシメ型は構造が異なるので、香水の開け方も違います。

スクリュー型の香水はスプレーヘッドを回してノズルを取り出せるタイプです。スクリュー型かどうかの見分け方は、ペットボトルを開けるように無理に力を与えずにスプレーヘッドを回せるかどうかでわかります。

スクリュー型香水は誰でも簡単に開けることができ、特に道具を必要としません。

カシメ型は香水の瓶の部分とノズルの部分とを専用の機械で圧着したタイプです。カシメ型は空気と触れにくい構造なので、多くの香水が採用しています。スプレーヘッドを回してみても動かない場合はカシメ型の可能性が高いです。

カシメ型香水を開けるためにはマイナスドライバーとニッパーを用います。以下が分解の手順です。
1.香水容器の接合部分にマイナスドライバーを入れて持ち上げる

2.持ち上げた所にニッパーを入れてノズルを切っていく
ニッパーで切られたノズルの金属部分は鋭くなっているので、手を切らないように注意して作業してください。

ろうと(じょうご)を使って詰め替える

アトマイザーにろうとで香水を入れる様子
香水が出なくなったときにおすすめなのは、ろうとを使って詰め替える方法です。詰め替えは以下の手順で行います。
1.香水のノズルを外す

2.アトマイザーにろうとをさす

3.アトマイザーとろうとがずれないように手で固定する

4.ろうとに香水を流す
香水が出ないときには、香水のノズルを通してアトマイザーへ移し替えることができません。そのためノズル部分を外して移し替えましょう。

香水の口から直接ろうとに入れるので、口が広い香水は一気に中身の液体が出てくるかもしれません。慎重に香水を流して、少しずつ中身を入れていきましょう

ろうとを使ってアトマイザーへ詰め替えるときに注意する点は、アトマイザーとろうとをしっかりと固定することです。アトマイザーは足場が不安定な製品が多いので、ろうとに香水を流すタイミングで倒れてしまう可能性があります。

スポイトを使って詰め替える

スポイトで香水を吸っている様子
香水が出ないときには、スポイトを使って詰め替える方法もおすすめです。

ノズルを外した香水にスポイトを入れて中身の液体を吸い、アトマイザーに出すことで移し替えができます。

スポイトを使うことでアトマイザーへ詰め替える量の調節がしやすいです。そのためアトマイザーに移し替えるときに香水が溢れにくく、簡単に詰め替えができます。

香水の量が残っていない場合スポイトが届かずに吸えない可能性があるので、スポイトを使う前に香水の残量を確認してみてください。

詰め替えノズルを使って詰め替える

詰め替えノズルをつけた香水
アトマイザーに詰め替えるときに便利なのが詰め替えノズルです。詰め替えノズルはアトマイザーへ香水を詰め替える専用のノズルで、ノズル口が長く簡単にアトマイザーへ移すことができます

詰め替えノズルを使うために、まず香水のスプレーヘッドを外してノズルが見える状態にしてください。香水のノズルの部分に詰め替えノズルをしっかりとはめて、詰め替えノズルをプッシュすることで簡単にアトマイザーの容器へ移し替えることができます。

ただし、香水が出ないときには専用ノズルは使うことができません。香水が出ないのはノズルの詰まりや破損が原因です。そのため香水のノズルに詰め替えノズルをさしてプッシュしても、香水の中身が出てきません。

詰め替えノズルを使うのにおすすめなのは、香水瓶がよく詰まってしまい使いづらく感じるときです。詰まっていないタイミングで詰め替えノズルを使えば、簡単にアトマイザーへ移し替えることができます。

クイックアトマイザーを使って詰め替える

クイックアトマイザーを使えば香水から直接アトマイザーに入れることができます。クイックアトマイザーとは香水からアトマイザーへ直接移し替えられる道具です。香水が空気に触れて香りの変化が起きてしまう可能性が低いというメリットがあります。

クイックアトマイザーの使い方は、香水のノズルにクイックアトマイザーをさしてそのままプッシュするだけです。そのため手軽にアトマイザーへ移し替えることができます。

クイックアトマイザーも詰め替えノズルと同様に香水のノズルを通して移し替えるので、香水が出ないときには使うことができません。

そのためクイックアトマイザーも、元の香水瓶が詰まりやすくて不便に感じるときに使ってみましょう。

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香水を詰まりにくくするには?

香水が出ない主な原因の1つに、香水ノズルの詰まりがあります。香水が詰まったときにはノズルを外して洗うなどの治し方がありますが、できれば最初から香水が詰まらない方がいいですよね。

香水は容器の種類濃度保管状態によって詰まりやすさに違いが生まれます。それぞれについて詰まりにくい条件を紹介するので、参考にしてみてください。

ロールオンタイプの容器を使う

3本のロールオン香水
ロールオンタイプの容器を使うと、香水が詰まりにくいです。

香水の容器にはスプレータイプとロールオンタイプがありますスプレータイプは一般的に用いられる形で、スプレーヘッドをプッシュすることで香水が噴射される仕組みです。

一方でロールオンタイプは先端がボール状になっており、肌の上で先端のボールが転がって少しずつ香水が塗布されるような仕組みになっています。

ロールオンタイプにはノズルがついていないので、ノズルの破損や詰まりによって香水が出なくなることがありません。

ロールオンタイプの容器を採用している市販の香水は少ないため、市販の香水を購入したらすぐにロールオンタイプのアトマイザーに入れる方法がおすすめです。

濃度の低い香水にする

エッセンシャルオイルと花
香水の濃度が高いと中身が固まってしまいやすくなります。

頻繁に香水を使うなら問題ないですが、使う頻度が少ない場合は濃度の低い香水を使ってみてください。そうすれば香水の詰まりが減るかもしれません。

おすすめの種類はオードトワレとオーデコロンです。香水の中でも2つの種類は濃度が低いので、詰まり対策におすすめです。

エッセンシャルオイルを希釈して自作の香水を使っている場合は、希釈する液体を多く入れて濃度を低くしてみましょう。濃度を低くすることで、液体がサラサラになりスムーズに出てきます。

エッセンシャルオイルを希釈した香水は、希釈した液体とエッセンシャルオイルとが分離して目詰まりを起こしやすくなるので、使う度によく振って混ぜるようにしましょう。

香水の保管状態に気をつける

白を基調としたクローゼット
香水の保管方法が悪いと、香水の容器や中身が劣化して詰まりの原因になることがあります。

香水を保管するときには以下の点に気をつけましょう

・温度変化が少ない
・空気と触れない
・直射日光やライトの光が当たらない


温度変化が頻繁に起きてしまうと、香水の成分が変化して劣化の原因になります。一定の温度に保てる場所に保管しましょう。

空気と触れても成分変化による劣化が起きやすいです。香水をつけた後はしっかりとキャップをして、できるだけ空気と触れさせないようにしましょう。

クローゼットは温度変化が少なく光も当たりにくいのでおすすめの保管場所です。香水の劣化による詰まりをできるだけなくしたい方は、クローゼットで保管してみてください。

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監修: カラリア編集部

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