お風呂から出て体を拭いているとき、洗ったばかりのバスタオルから嫌な臭いがしたことはありませんか?
きちんと洗濯したはずなのに「どうして?」と、お困りの方も多いかと思います。

そこで今回は、タオルの不快な臭いの原因と、臭いを落とす方法・防ぐ方法を調査し、まとめてみました。

不快な臭いから解放されるための、タオルの適切な管理方法です。ぜひ参考にしてみてください。

タオルの臭いの原因

タオルの不快な臭いのもとは雑菌です。雑菌は、以下の3つの条件が揃うと大繁殖します。

1. 気温
雑菌は、気温30~40℃の環境で活発になります。
気温の高い浴室で保管されるバスタオルは、雑菌が繁殖しやすいといえます。
また、浴室外で保管する場合でも、夏場は要注意です。

2.湿度
雑菌は、湿度80〜85%のときに繁殖しやすくなります。
お風呂上がりの体を拭いたバスタオルは水分を多く含んでおり、雑菌の繁殖を促します。
また、雨の日や、梅雨時期のような湿度の高いときは、タオルが乾きにくいので、特に注意が必要です。

3.雑菌のエサ
雑菌は繁殖するために、皮脂や汗、洗剤カスなどをエサとしています。
体を拭いたあとのバスタオルには、雑菌のエサとなる皮脂や汗が付着しており、雑菌にとって繁殖しやすい環境だということがいえます。


上記の3つをみても分かる通り、バスタオルは雑菌が繁殖するのに絶好の場といえますね。

臭いを落とす方法

嫌な臭いが付いてしまったバスタオルは、すでに雑菌が繁殖しており、普通に洗濯するだけで臭いが取れることはありません。
何回洗濯しても臭いが消えないとき、嫌な臭いに耐えられず、もうバスタオルを捨ててしまおうと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。
1度雑菌が繁殖してしまったバスタオルも、適切な処置を行えば、臭いを取ることができます。

臭いの取り方について1つずつ、みていきましょう。

60℃のお湯に浸ける

雑菌は高温に弱く、60℃以上のお湯に浸けておくことで、殺菌することができます。
途中で温度が下がらないように、熱いお湯を足しながら60℃以上を保ってください。
1時間以上浸けておくことが効果的です。
その後、普段通りの方法で洗濯し、屋外に干しておきましょう。

それでも、しぶとい臭いがなかなか取れない場合は、煮洗いするという手もあります。
洗剤とバスタオルを入れた鍋を火にかけ、煮ながら洗う方法です。
しかし、この方法にはデメリットがあり、タオルの繊維が傷んでしまいますので、これは最終手段かもしれません。

漂白剤を使う

お湯だけで落としきれなかった臭いには、酸素系漂白剤を使うのもおすすめです。
40~50℃のお湯にバスタオルと酸素系漂白剤を適量入れて、20分~1時間程度浸けておきます。
その後、しっかりとすすいでから干してください。
お湯の温度、漂白剤の使用量、浸け置き時間等は、使用する漂白剤によって異なりますので、使用方法をよく読んで調節しましょう。

白いタオルに漂白剤を使う場合は問題ありませんが、色物のタオルの場合は、使用する前に色落ちしないかの確認を忘れずに行ってください。
確認方法としては、綿棒などに使用する漂白剤をつけ、タオルの目立たない部分にこすりつけます。
綿棒にタオルの色がついていなければ大丈夫です。

また、塩素系漂白剤は、色落ちや繊維を傷めたりする可能性がありますので、酸素系漂白剤を使うようにしましょう。

コインランドリーで洗濯する

お湯に浸けたり、漂白剤に浸けたりするのは面倒という方におすすめなのが、バスタオルをコインランドリーで洗濯する方法です。
コインランドリーのタンブラー乾燥機は、家庭用の乾燥機に比べて高温で、約80~120℃で乾かしてくれます。
そのため、殺菌効果があり、確実に臭いを取ることができます。
湿度の高い梅雨時期などは、定期的にコインランドリーで洗濯すると良いかもしれません。

コインランドリーに掛かる費用が気になる場合は、ご家庭の洗濯機で脱水までしたバスタオルをコインランドリーに持ち込み、乾燥機のみ使用すれば節約になりますね。

アイロンをかける

1時間かけてお湯に浸けたり、コインランドリーへバスタオルを持ち込んだりする時間がないという忙しい方におすすめなのが、バスタオルに高温のアイロンをかける方法です。
雑菌は60℃以上で死滅するため、アイロンの熱で簡単に除菌することができます。

通常の洗濯で脱水まで終わったら、濡れたままのタオルにアイロンを当てます。
1箇所につき、2~3秒が目安です。
殺菌したいあまり、必要以上に長い時間アイロンを当ててしまうと、バスタオルを痛めてしまうので気を付けましょう。
バスタオル全体にまんべんなくアイロンを当てた後は、いつもの通りバスタオルを干して、完全に乾かしてください。

重曹を使う

バスタオルの種類によっては、繊維が傷ついたり、色落ちをしたりする心配があり、上記4つの方法が使えない場合もあります。
そんなときに使ってほしいのが重曹です。
重曹は弱アルカリ性で、雑菌のエサとなる皮脂汚れを中和して落としてくれます。
また、消臭効果もあり、バスタオルの嫌な臭いを取り除いてくれるのです。

まず、重曹を入れた40~60℃のお湯にバスタオルを浸けてください。
1時間ほど経ったら、通常通り洗濯機でバスタオルを洗います。その後は風通しの良い場所に干し、しっかりと乾かしてください。

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臭いを防ぐ方法

バスタオルの不快な臭いの取り方が分かったら、次は再び臭いを発生させないために、臭いを防ぐ方法についてもみていきましょう。
ここでは、バスタオルの汚れをしっかり落とし、すぐに乾燥させることがポイントとなっています。

濡れたまま放置しない

雑菌は湿気を好むので、バスタオルが濡れている状態で放置してしまうと、雑菌が繁殖し、臭いのもととなります。
バスタオルを使った後は、そのまま洗濯カゴや洗濯機に入れるのではなく、洗濯するまで干しておきましょう。
干す場所がない場合は、洗濯カゴの上にバスタオルを広げておくなどの工夫をして、なるべく湿気をため込まないことが大切です。

また、雑菌が繁殖する前に洗濯することが重要ですので、洗濯物はため込まず、こまめに洗濯するようにしましょう。

洗濯洗剤の入れすぎに注意

汚れをきれいに落とそうと思うあまり、必要以上の洗剤を入れて洗濯することは逆効果となります。
洗剤を大量に入れたからといって、洗濯物がよりきれいになるわけではありません。
洗剤残りは臭いのもととなります。
特に粉洗剤の場合は、入れすぎると溶けきれずに洗剤カスとして、バスタオルに付着し、雑菌のエサとなってしまいます。

バスタオルを洗濯する際は、たっぷりの水を使い、適量の液体洗剤を入れることを心掛けてください。
また、すすぎをしっかりすることも大切です。

洗濯物を詰め込みすぎない

洗濯槽の大きさに対し、それ以上の洗濯物を詰め込まないようにしましょう。
洗い残しやすすぎ残しがあると、雑菌のエサである皮脂や洗剤カスをバスタオルから取り切れません。
洗濯物がいつもより多い日には、2~3回に分けて洗濯するなど、洗濯物を1度に詰め込みすぎないようにしてください。

すぐに干す

洗濯後の洗濯槽の中は、湿度が高く雑菌が繁殖しやすい環境です。
洗濯物をなるべく早く洗濯槽から出して、風通しの良い場所に干しましょう。

菌の繁殖を防ぐには、できるだけ早くタオルを乾燥させることが重要ですが、天日干しはあまりおすすめできません。
もし、天日干しする場合は、タオルが乾燥しすぎる前に取り込んで、タオルの繊維を痛めないようにしましょう。

また、バスタオルを部屋の中に干したり、夜に干したりすると乾くのに時間が掛かり、雑菌が繁殖しやすくなります。
日中の時間帯に、屋外で陰干しするのが理想的です。
やむを得ず、部屋干しするときは、エアコンの除湿機能を使うなど、工夫してください。

洗濯槽を清潔に保つ

洗濯槽の内側には、カビや菌などの汚れが溜まっています。
放置しておくと、洗濯している間に、汚れがバスタオルに付着し、臭いの原因となることもあるのです。
カビだらけの洗濯槽は、衛生的にも良くないので2ヶ月に1回をめどに洗濯槽を洗浄しましょう。

しばらく洗濯槽を洗浄していない場合は、洗浄力が強力な塩素系クリーナーがおすすめです。
日頃から定期的に洗浄していて、汚れがひどくない場合は、刺激が少ない酸素系クリーナーや重曹を使用することもできます。

まとめ


いかがだったでしょうか?

今回は、バスタオルの不快な臭いの原因と、臭いを落とす方法・防ぐ方法をご紹介しました。

臭いの原因である雑菌をいかに殺菌し、繁殖させないかがポイントだということがお分かりいただけたと思います。

1度バスタオルに臭いが付いてしまった場合は、なるべく早く高温で殺菌します。
臭いを再発させないためには、雑菌の好む高温高湿な環境と、雑菌のエサとなる皮脂や汗の条件が揃わないようにすることが大切です。

バスタオルの臭いにお悩みの方は、本記事を参考に実践してみてくださいね。

お部屋の匂いが気になるときにおすすめの消臭剤や、良い香りの柔軟剤について紹介した記事もあるので、気になる方は合わせてチェックしてみてくださいね♪

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