ジョーマローン「ダークアンバー&ジンジャーリリー」の香りを徹底レビュー!
日本に古くから伝わる「香道」を現代的に解釈した「コードーウッド コレクション(Kohdo Wood Collection)」の香水としてデビュー。
発売当初、ロンドンでは先行販売中に売り切れるほど話題になりました。
日本でも、日本人の心をくすぐる親しみやすい香りで高評価を獲得。ジョーマローンの高級ライン「コロン インテンスシリーズ」の1つとして、レギュラー販売されています。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」はどんな香り?
スパイシーなブラックカルダモンが、徐々にエキゾチックなブラックオーキッド(蘭)の香りに。最後に伽羅の濃厚な香りが残ります。
夕方から夜にかけての使用をイメージして作られた香水で、ダークな雰囲気が特徴。
思い浮かぶのは山奥にたたずむお寺や、しんとした空間でお香をくゆらせているような情景です。日本人にはなじみ深い香りで、どこか懐かしい感覚が味わえるでしょう。
甘さと辛さのバランスが取れており、男女を問わず使いやすい香りです。
香水の種類としてはオーデコロンですが、香りが重く持続性にも優れています。
トップノートは「ブラック カルダモン」の香りで魅惑的な印象
あわせて香るのが爽やかなジンジャー。甘さとスパイシーさが相まって、コーラやジンジャーエールのような雰囲気も感じられます。
ミドルノートは「ブラックオーキッド」の香りでエキゾチックな印象
ブラックオーキッドはオーキッド(蘭)の1種。フローラルならではの甘さはありますが、エキゾチックな風味が強めです。
「一般的なフローラル系の香水では甘すぎる」と感じる人でも使いやすいでしょう。
ラストノートは「キャラ インセンス」の香りでオリエンタルな印象
なかでもメインとなるのが伽羅。伽羅は大変希少で、香木の中では最高級だと言われています。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」はそんな伽羅の香りを存分に感じられる香水。上品で独特な香りで、ミステリアスな風味も感じられます。
ジョーマローンとは?
ブランドを始める以前、ジョー・マローンはフェイシャリストとして活動していました。
彼女が顧客への贈り物として手がけた「ナツメグ&ジンジャー バスオイル」は、異なる素材を組み合わせた斬新な香りで大人気に。これがフレグランスブランドを立ち上げるきっかけとなりました。
現在、ジョーマローンは英国スタイルを象徴するブランドとして、世界82か国で展開されています。
ブランドの特徴の1つが「フレグランスコンバイニング」。2つの異なる香りを組み合わせて自分だけのオリジナルな香りを作るという、ジョーマローンらしい遊び心にあふれたコンセプトです。
ジョーマローンのフレグランス部門責任者であるセリーヌ・ルーは「香りをたった1つに絞る必要はない」と語っています。その日の気分や予定に合わせてフレグランスをレイヤードすることで、香りが何倍も楽しめるはず。
ジョーマローンのアイテムを使用して、ぜひ自分好みの香りを見つけてみてください。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」の口コミは?
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」を気に入った人の口コミ
「高級な和風旅館のような香り」
「独特な香りに大人の色っぽさを感じる」
「自分と向き合う時間に使いたい」
「くどすぎない甘い香りで寝る前にも使いやすい」
口コミをまとめると、和風の香りが好きな人や大人っぽい香りをまといたい人、落ち着いた香りを探している人にピッタリな香水と言えます。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」はオリエンタルな香りが特徴的。クールな服装と合わせることで洗練された大人っぽさを演出できるでしょう。
「男性がつけていたらかっこいい」という口コミもあり、パートナーとおそろいで使うのもおすすめです。
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「ダークアンバー&ジンジャーリリー」が合わなかった人の口コミ
「外食などのシーンでは使いづらい」
「若い女性には似合わないと感じた」
「この香りに合う服を持っていない」
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」が合わなかった人の意見としては、上記のような口コミが見られました。
スパイシーで深みのあるお香のような香りなので、お香系の香りが苦手な人や、甘く女性らしいフローラル系の香りが好きな人には合わないかもしれません。
しかしジョーマローンの香水はコンバイニングも可能です。とくに「ダークアンバー&ジンジャーリリー」はコンバイニングのベースとしても人気の高い香水。
たとえば「ライム バジル & マンダリン」や「グレープフルーツ」と重ねることで、フレッシュな印象に寄せることができます。ぜひ好みの香りを作ってみてくださいね。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」と似ている香水は?
1.パルファンサトリ「サトリ -Satori-」
“お寺系”と表現される香りが「ダークアンバー&ジンジャーリリー」と似ています。
はじめに香るのはウード系の甘い香り。その後、シナモンのピリッとした香りに移り変わります。お香を焚いているかのような癖のある香りに、お寺っぽさを感じる人も多いはず。
最後はほんのりと甘いウッディーな香りで締めくくられます。
和の趣があり、非常に穏やかな香り立ち。お香のような香りをシーンを選ばずにまといたいという人におすすめです。
2.トム・フォード「ブラック オーキッド」
濃厚な甘さと温かみを感じる、アニマリックな要素が特徴的。香りのスタートはベルベットのカーテンを思わせる、カシスやブラックトリュフなどの渋いニュアンスです。
次に感じるのがオーキッドの香り。人々を惹きつけるオリエンタルなフローラルが香り、最後にはチョコレートやパチョリの甘くスパイシーな香りが漂います。
「相手の肌に噛みつきたくなるような香りを作ってほしい」というトム・フォードの依頼から生まれたとされる香水。
セクシーという言葉では表現しきれないほど魅惑的な香りは、まとった人の刺激的な魅力を存分に引き立ててくれるでしょう。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」以上にセクシーな香りを求めている人におすすめです。
3.ジョーマローン「ライム バジル&マンダリン コロン」
カリブ海を吹き渡る風をイメージさせるような、爽やかな香りが特徴です。
さっぱりとしたライムの香りから、エッジの効いたバジルの香りに。最後に残るのは、壮大な大地を思わせるアンバーウッドのウッディーな香りです。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」と合わせれば、濃厚な香りがフレッシュな印象に変化します。香りの魅力がさらに広がるコンバイニングも、ぜひ試してみてください。
【まとめ】「ダークアンバー&ジンジャーリリー」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」をおすすめしたいシチュエーション
2.夜のイベントやデート
3.長時間のお出かけ
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」は、とくに夕方から夜にかけての使用がおすすめです。ナイトタイムにふんわりと香らせれば、非日常を感じながら香りに身をまかせられそう。自分だけのリラックスタイムを存分に味わってみてください。
妖艶で魅惑的な印象を与える香りなので、特別なイベントやデートのときにもおすすめです。上品な大人っぽさを演出でき、相手との距離もグッと近づくかもしれません。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」は香りが長持ちする点でも評価されています。長時間のお出かけの際も、心地良い香りが帰るころまで続いてくれるでしょう。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」をおすすめしたい人
2.他の人とは被らない香りをまといたい人
3.パートナーとおそろいの香りを楽しみたい人
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」の最大の特徴は、お香のようなオリエンタルな香り。お香系の香水が好きな人や、アジアンテイストが好きな人にぴったりです。
「ダークアンバー&ジンジャーリリー」は伽羅ならではの味わい深く上品な香り。つけるタイミングやファッションに工夫が必要と言われることもあり、香水上級者向けかもしれません。しかしその分、他の人とはかぶりにくい香りです。
ほんのりと甘さも感じられる香りですが、決してしつこくはありません。こってりとした甘い香りが苦手な人はもちろん、男性でも違和感がなくつけられるはずです。ぜひパートナーとおそろいの香りを楽しんでみてください。
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