ジバンシィ「ウルトラマリン」とは?
ジバンシィとは
イギリスの女優である「オードリー・ヘプバーン」と関係が深く、「ティファニーで朝食を」のシンプルなブラックドレスや「麗しのサブリナ」でのサブリナドレスなども手がけたブランドです。
そんなオードリーとの親交の深さは香水にも現れます。1957年にはジバンシィ初のフレグランスとなる「ランテルディ(フランス語で「禁止」の意)」が発売されました。
オードリーのために創られた香りですが、あまりにオードリーが香りを気に入ったため「私以外使ってはダメ(=禁止)」と言ったエピソードは有名ですね。
「ウルトラマリン」はどんな香水?
現在では定番の「マリンノート」は、1990年代の「自然回帰」の発想と「海」や「オゾン」など雄大な自然をイメージした透明感のある香りがマッチし、瞬く間に新たな人気香水ジャンルとなりました。
「ウルトラマリン」は男性用として発売されましたが、女性も違和感なく使える香りのため、性別の枠を超えた「ユニセックス」香水として多くの人に認識されています。
マリン系やアクア系の香りが好きな方は、気に入ること間違いなしの定番の香りです。30代以上の方にとっては懐かしの青春の香りであり、様々な思い出がよみがえる特別な香水になるでしょう。
「ウルトラマリン」の香りを徹底レビュー!
「ウルトラマリン」はどんな香り?
時間が経過するとラストノートのウッディが強くなり、トップノートとかなり印象が変わるのもポイント。スパイシーなウッディではありますが甘さもあり、いやみのない色っぽさを演出できます。
わかる人にはすぐに「ウルトラマリン」だとわかる個性を持っており、「似たような香りを嗅いだことあるな」という曖昧な香りではなく、自分を主張できるような筋の通ったフレグランスです。
トップノートは「ベルガモット×ウォーターメロン」の香りでフレッシュでみずみずしい印象
スイカと分かるほどスイカの香りを感じるわけではなく、夏の元気で開放的な雰囲気にぴったりの若々しい印象です。
ミドルノートは「ミュゲ(=スズラン)×カルダモン」の香りで少しスパイシーな柔軟剤のような印象
カルダモンやカーネーションなどのほどよいスパイシーな要素が、全体を引き締めています。絶妙なバランス加減がユニセックスで使える最大の秘訣かもしれませんね。
ラストノートは「ベチバー×オークモス」の香りでしっとりセクシーな印象
みずみずしさと清潔感の余韻を残しながら、まろやかなウッディとモスの香りがどこかセクシーな印象を与えるでしょう。
「ウルトラマリン」の口コミは?
「ウルトラマリン」を気に入った人の口コミ
「フレッシュで爽やか。白いシャツにジーンズのようなスタイルに合う」
「爽やかな中に色気があり、落ち着いた大人の香り」
「清潔感があり、女性でも使いやすい」
口コミをまとめると「マリン系の香りが好きな方」や「爽やかな香りでありながら甘さや色気も欲しい方」にはピッタリの香水ですね。
女性愛用者からの口コミも多く、ユニセックスで使えることが分かる口コミでした。
「ウルトラマリン」が合わなかった人の口コミ
「どうしても時代遅れ、昔の香りだと思ってしまう」
「車の芳香剤のような香り」
口コミをまとめると、「香水のキツイ香りが苦手な方」や「ウッディやモスのしっかりした香りが苦手な方」には合わない可能性がありそうです。ほのかな香りが好きな方や香水初心者の方は、他の香水を検討してみるのも良さそうですね。
ほかにも発売当時に爆発的な人気があったことで、車の芳香剤で「ウルトラマリン」の香りをモデルにした商品が多く発売されました。そのため「昔の香りで安っぽい香り」というイメージが先行した口コミも見受けられます。
しかし裏を返せば「ウルトラマリン」の香りが多くの人に支持されていることが分かりますね。
「ウルトラマリン」をおすすめしたいシチュエーション
1.夏のレジャー全般(プール、海、BBQ、キャンプなど)
家族や友人とワイワイ騒ぎながらアウトドアではしゃぐ情景が目に浮かぶ、元気で明るい雰囲気です。アウトドアで使えば「香りの強さ」もあまり気にせずラフな感じで使えそうですね。
2.つき合いの長い恋人とのドライブデート
しかし「ウルトラマリン」が合わなかった人の口コミにもあったように、香りが強く好き嫌いが分かれる香水のため、恋人の香りの好みが分からない段階では使わない方が無難かもしれません。
「相手の好みの香りを知っている」「遠慮せず何でも言い合える」といった関係の恋人であれば、ドライブなど距離の近いデートでも健康的なセクシーさをアピールできる香水です。
3.オフィスで(使用量控えめで)
ラストノートはウッディやモスの深みのある落ち着いた香りのため、大人の男性の品格を演出し頼もしさを感じられます。「自由な社風の会社に勤めている」「クリエイティブな仕事をしている」方にマッチしやすい香水です。
ただし香りが強すぎることもあるため、オフィス仕様の場合は足首に1プッシュする程度に留めておきましょう。
「ウルトラマリン」をおすすめしたい人
1.30代以上の男性
トップノートの爽やかさから一転し、ラストノートが重めのウッディでしっかりした香りの「ウルトラマリン」は色気のある大人の男性にぴったりの香りです。
街を歩けば必ず「ウルトラマリン」の香りとすれ違ったあの頃とは違い、一度流行のクールダウンを経た現在ならまた違った視点で香りを感じられそうですね。
シンプルかつカジュアルな装いに合わせると、遊び心や大人な男性の余裕が演出できるためおすすめです。
2.マリン系の香水が好きな方
人気のジャンルでありつつ、好き嫌いもはっきり分かれる香調が特徴のマリンノート。似たような特徴を持つ他のマリン系の香水も受け入れられるという方が多く、マリン系の香りが好きな方におすすめしたい香水です。
3.香水をまだ使い始めて間もない女性
そのため女性だけでなく、香水初心者の若年層の方にもおすすめ。「ウルトラマリン」はロングセラーではありますが、1990年代の爆発的な人気が落ち着いた今だからこそ使ってほしい香水です。
なかなか周りの友人たちが選ばなそうな香水を選んでみると、個性が出ておしゃれな印象を与えられそうですね。
「ウルトラマリン」と似ている香水
1.イッセイミヤケ「ロードゥ イッセイ」
「ウルトラマリン」はラストノートのウッディが印象的ですが、「ロードゥ イッセイ」は全体を通して水のように柔らかでエアリーな印象。みずみずしいロータス(蓮の花)やリリーなどのフローラルの香りがします。
トップノートのメロンの香りが印象的で、好き嫌いの分かれるターニングポイント。水のような柔らかな香りではありますが、量は少なめで使うのがおすすめです。
2.ジバンシィ「π(パイ)」
ただし香りの系統は全く違い、バニラやトンカビーンなどの甘くパウダリーな印象が強く、東洋を感じるセクシーな雰囲気。爽やかさが欲しいという方にはおすすめできません。
リキュールのようにまったりとした温かさやアニスの妖しげなスパイシーさなど、甘い香りが好きな方なら虜になってしまう個性派フレグランス。「ウルトラマリン」がデイタイム・夏向けであるなら、「π(パイ)」は完全に夜・秋冬向けとなります。
3.ジョルジオ アルマーニ「アクア ディ ジオ」
マリン系ではありますが、「ウルトラマリン」よりも全体的に淡いトーンのマリンノート。トップノートはマスカットやヒヤシンスの香りが広がるグリーンで爽やかな幕開け。ジャスミンやフリージアなどの優しいフローラルの印象が強く、爽やかな中に甘さと華やかさがあります。
レディース向けですが、こちらも男性のユーザーが多いのが特徴。ユニセックス使用OKの使い勝手の良い香りです。フローラル感が強くロマンチックな印象も残せるため、デートなどで使えるのも嬉しいですね。
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