ディプティック「タムダオ」の香りを徹底レビュー!
「タムダオ」とは、ベトナム北部の高原地帯にある町の名前。サンダルウッドをはじめとする木々が生い茂る、東南アジアの風景からインスピレーションを受けています。
「タムダオ」のフレグランスは、オードトワレとオードパルファンの2種類があります。香りを比べると、オードトワレのほうがややさっぱりと感じられ、持続時間も短くなります。
濃厚な香りを長く楽しみたい人は、オードパルファンを選ぶとよいでしょう。
「タムダオ」はどんな香り?
ディプティックの香水はどれも男女問わず使えますが、「タムダオ」はとくに落ち着いた大人に似合う、メンズライクな香り。甘い香りが苦手な人にも使いやすいでしょう。
トップノートは「ローズウッド × サイプレス」の香りでいきいきとした生命力のある印象
ローズウッドはバラのようなやさしい甘さが特徴のウッディノート。サイプレスはヒノキ科の針葉樹で、ヒノキの香りにフレッシュさを加えたような、すっきりとした香りです。
タムダオの森に足を踏み入れたような、いきいきとした生命力を感じられる香りです。
ミドルノートは「サンダルウッド × シダー」の香りでオリエンタルな印象
サンダルウッドは、インドの寺院でお香として焚かれるなど、宗教儀式にも使われてきた香料。日本では「白檀(びゃくだん)」と呼ばれ、線香の香りとしてもおなじみです。
スパイシーさのあるシダーがアクセント。穏やかなだけでは終わらない、癖になるオリエンタルなウッディノートを作り出しています。
ラストノートは「ホワイトムスク」の香りで温かみのある印象
ムスクといっても官能的でセクシャルな香りではなく、植物性の甘みと温かみを感じられる、パウダリーな香り。
熱帯雨林の湿った空気を彷彿とさせるラストノートです。
ディプティックとは?
画家のデスモンド・ノックス・リット、舞台芸術家のイヴ・クエロン、建築家のクリスチャンヌ・ゴトロという、3人のクリエイターによって発足されました。
創業者の1人であるイヴ・クロエンは、幼少期をベトナム北部の町で過ごしました。そのころ避暑のために訪れたのが、高原地帯にあるタムダオの街です。
ディプティックには「タムダオ」の他にも、創業者たちの記憶からインスピレーションを得た香りが数多く存在します。香りの好みだけでなく、ストーリーから香水を選んでみるのも楽しいですね。
ディプティック「タムダオ」の口コミは?
「タムダオ」を気に入った人の口コミ
「木そのものの香りで感動した」
「じめじめした暑い季節に似合いそうな香り」
口コミをまとめると「リアルなサンダルウッドの香りが好き」という人にぴったりの香水といえます。
「暑い季節にも使いやすい」という声が多いのも特徴的。
夏は柑橘系などのさっぱりした香りに頼りがちですが、あえて暑い東南アジアをイメージした香りを選んで、梅雨や夏の季節を楽しむのもいいですね。
「タムダオ」が合わなかった人の口コミ
「単調な香りに感じてしまった」
「好き嫌いが分かれる香りだと思う」
口コミをまとめると「ナチュラルな木の香りが好き」「香りの変化が大きい香水が欲しい」という人には向いていない可能性があります。
シーンを問わず使いやすい香りですが、寺院を連想させるサンダルウッドは、好き嫌いの別れる香りかもしれません。
さまざまな人が集まる場では、つける量や場所を調節しましょう。
ディプティック「タムダオ」と似ている香水は?
1.トム フォード「サンタル ブラッシュ オード パルファム スプレィ」
サンダルウッドのまろやかな香りに、アクセントとなる東洋のスパイスをブレンド。花々の香りも加わった。エキゾチックでミステリアスな印象の香水です。
「木そのものの香り」という口コミも多く、白檀の香りが好きな人にはたまらない香りでしょう。
2.セルジュ ルタンス「サンタルマジュスキュル」
肌にのせると、サンダルウッドそのもののウッディな香りが広がります。すぐにカカオとダマスクローズが顔を出し、甘さとほろ苦さを感じる印象に。
セクシーさも持ち合わせた、男女ともに使える香りです。カカオが入っているので、バレンタインの贈り物にもいいかもしれませんね。
3.キママラボ「サンダルウッド」
レモンとユーカリのさっぱりとしたトップから、ジャスミンの華やかなフローラルノートへ。ラストノートは主役のウッディと、清潔感のあるムスクが香ります。
重たいウッディが苦手な人にもおすすめしたい、パウダリーで落ち着きのある印象の香りです。
【まとめ】ディプティック「タムダオ」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?
「タムダオ」をおすすめしたいシチュエーション
2.ひとりで仕事をがんばりたいとき
3.東南アジアへの旅行
ディプティック「タムダオ」は、寺院を参拝しているときに感じるお香のような、神聖な雰囲気の香りです。
瞑想したいときや歴史的な建造物を見るときなど、厳か(おごそか)な気分に浸りたいシチュエーションにぴったり。
ひとりで仕事に集中したいときやリモートワークの日など、気を引き締めてがんばりたいときにもおすすめです。
東南アジアへ旅行するときにつければ、楽しい旅の気分がよりいっそう盛り上がるでしょう。
「タムダオ」をおすすめしたい人
2.梅雨から夏にかけて似合う香りを探している人
3.ジェンダーレスな香りを使いたい人
ディプティック「タムダオ」は、リアルなサンダルウッドの香りを堪能できる香水です。
一般的にラストノートに使われることの多いウッディの香りを、つけた瞬間から感じることができます。木やお香の香りが好きな人には、好感度の高い香りでしょう。
季節を問わず使えますが、東南アジアの熱帯雨林をイメージした香りなので、とくに梅雨から夏にかけての季節によく似合います。
大好きな香りをまとえば、憂鬱な雨の日も待ち遠しくなりそうですね。
男女どちらかのイメージに寄りすぎることがない中世的な香りなので、ジェンダーレスな威力をまといたい人にもぴったりです。
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