追い焚き機能の仕組みと入浴剤が風呂釜に与える影響
つまり追い焚きをすると、浴槽内の入浴剤や皮脂汚れを含むお湯を、風呂釜の配管内部まで送り込むことになります。
そのため入浴剤によっては配管内壁に成分が付着したり、金属部品を腐食させたり、雑菌が繁殖する原因になりえるのです。
追い焚き配管の材質には銅が使われていることが多く、塩分や硫黄を含む成分は銅をサビさせ、劣化させる恐れも。
とくにミルク成分やオイル(とろみ剤)が入った入浴剤は、配管内壁に膜状の残留物を残しやすく、雑菌の餌となってしまう可能性もあります。
そのため、入浴剤を使用するときには成分を要チェックする必要があるのです。
追い焚きNG! 使用を避けたい入浴剤の成分
①塩分・硫黄
塩化ナトリウム(食塩)や硫黄成分は、金属の配管を錆びさせ腐食する作用があり、使用し続けると配管内部に穴が空いたり水漏れを引き起こす可能性も。
発汗促進やデトックス目的でバスソルトを使う方も多いですが、使い方にはくれぐれも注意しましょう。
②酸化チタン・炭酸カルシウム
酸化チタンや炭酸カルシウムなどの成分は、配管内で粒子が研磨剤のように働いてしまい、配管の内側を傷つけたり劣化を早める恐れがあります。
また、粒子が配管内に蓄積すると循環ポンプのフィルター詰まりを起こしてしまい、追い焚き機能の不調の原因にもなりかねません。
「お湯が濁る=成分が配管に残留しやすい」と覚えておくと判別の目安になるでしょう。
③ミルク成分・とろみ成分
ミルクプとテインや、はちみつ・植物オイルなどの成分は溶け残り自体は少ないものの、配管内壁に膜状の被膜を作りやすい性質があります。
この被膜は落としにくく、配管内で雑菌のぬめり汚れとなってしまう可能性があります。
バスミルクを使うときには追い焚きの使用を控えるか、使用後すぐに配管洗浄を行うようにしましょう。
追い焚きOK! 安心して使える入浴剤の条件
①中性で透明なお湯になる入浴剤を選ぶ
中性の金属を腐食する心配が少なく、透明なお湯であれば配管に沈殿物が残りにくいです。
炭酸ガス系の錠剤や液体アロマ入浴剤などの多くが中性・無色ですが、パッケージ裏の成分表示や注意書きを確認するようにしましょう。
②「追い焚きOK」表示があるものを選ぶ
これらの表示がある入浴剤は、追い焚き配管への影響をテストして比較的安全だと判断された製品なので、安心して使用することができるでしょう。
追い焚き機能付き風呂で入浴剤を使う際の注意点
自動追い焚き機能はOFFに設定する
入浴剤を入れている場合、自動機能が働いてしまうと、意図せず配管へ入浴剤成分が流れ込みかねません。
そのため入浴剤を使うときは、追い焚きの自動運転を事前にOFFにしておくようにしましょう。
入浴剤は適量を守り複数を混ぜない
特に粉末タイプの入浴剤は大量に入れると飽和して底に沈殿し、それがそのまま配管に入り込む恐れがあります。
「多ければ効果倍増!」などと思わず、必ず用法用量を守りましょう。
また、異なる種類の入浴剤を併用しないことも重要です。
成分同士が結合して配管に悪影響を与える物質に変質する可能性があります。入浴剤は1種類だけを使うのが鉄則です!
入浴後は早めにお湯を抜き、配管を清潔に
入浴が終わったらできるだけ早めにお湯を抜き、浴槽や循環口を洗い流すのが理想的です。
「配管クリーン」機能や風呂釜洗浄剤を活用して、定期的に内部を洗浄することも忘れずに。
また浴槽自体も、入浴剤成分が付着したままだと傷みの原因になるため、軽くスポンジで洗っておくと安心です。
風呂釜と浴槽を長持ちさせるために「使ったらすぐ洗う・流す」を習慣にしましょう。
追い焚きをしなくてもお湯を冷まさない工夫
高い保温効果のある入浴剤を選ぶ
代表的なのが無機塩類系(硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウムなど)や炭酸ガス系の入浴剤です。
保温効果の高い入浴剤を使えば、追い焚きしなくてもポカポカ感が持続しやすくなります。
追い焚き機能とは相性が悪い成分も、「湯を温かく保つ」という目的で見ると意外に頼もしい存在です。
入浴剤選びのときには、「保温」「温浴効果」といったキーワードにも注目してみましょう。
冷めたら熱いお湯を少し足す
ポイントは、あらかじめ浴槽のお湯を満杯よりやや少なめにしておくこと。
追い焚き機能を使わなくても、配管を経由せず直接熱湯を入れる形なので、風呂釜に負担をかけません。
一度に大量の熱湯を入れると、急激に温度が上がってしまい危険なので、2~3分おきに2~3リットルずつ足していくなど様子を見ながら行いましょう。
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