無垢な魂を尊び、それを守りたいと願う心は 冒涜への耐えがたい渇望に引き裂かれる。 雪のようなジャスミンの純白と、厳格な信仰心の漆黒よ。 善なるものの束縛から我らを解き放て。
第一印象は意外と甘い、でした。 レビューで官能的、色気、ひとりでつけたいというものを多く見ていたので、意外と甘くてキュンとしました。 暗めの店内の雑貨屋さん、という感じです。落ち着いた可愛らしさのなかに色気がずっとある、そんな感じです。 大好きな香りです。
その香りは浮遊するベール。 父は木で、母は炎。 星屑のように優美で純粋。 けれどもやがて塵にまみれ、霞んでいく人生の軌跡。 それは記憶。 儚く繊細だが、しかし完全なもの。
甘さがあるのに、静かで冷たい香り。 薪が燃え尽きた後の夜、闇の中に灰が雪のように舞う景色を想像しました。
少年の魂は、いつも教室の天窓を通り抜け、夢の国を漂う。 やがて先生の厳しい声が、彼をこの世界へと引き戻す―「ルタンス!」 ノートに流麗な飾り文字で綴られた、空、花、狼、お姫様…。 白檀の香りは甘くほろ苦く、遠い日の情景のように。
初めてのSerge Lutensはすごく好みの香りでした。 スプレーする前からサンダルウッドのいい香りで期待大。最初はサンダルウッドとカカオのほのかな甘さ。 暫くするとローズの華やかさもいい感じに加わって、気分がシャンとする気がします。ボトルを買おうか検討中。
ベルリンの少女。いにしえのベルリン。幻想の都市。 ディナージャケットを着てたたずむ少女の姿。 彼女は棘を持つ花。干渉しない方がいい。 雪の上、銀色の薔薇が放つ慰めと情熱の香り。
元々好きで使っていました。 全体のイメージとしては葉っぱはないけど棘はありそうな、氷漬けにされた赤い薔薇というか…生花系ではないです。青さや生気は感じず、華やかだけど仄暗く冷たい薔薇。 冬がダントツで似合うので、暖かくなるまでは出番多いです。
セロファンの夜。夜がひろがる。 星のまたたきと地面の間は、 甘く透明なかぐわしさで満ちている。 美しい夜行性の虫たちがリクエストする。 「もしもしお嬢さん。 このあたりの空気をぜんぶ包んでいただけますか?」 「贈り物ですか?」 「ええ、あなたへの」
お花の香りですが、きつさや派手さはなく、棘のない柔らかい香りでとても好きです。 キンモクセイすぎないキンモクセイの香り。 自分からこの香りがすると嬉しくなるので、肌にもあっているのかも。